札幌市議会 会議録検索システム(平成3年第2回定例会 1991-06-27 第7号)
1991-06-27/発言 61 件 / 原本(札幌市議会)
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見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。 出席議員数は,68人であります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 本日の会議録署名議員として武市憲一君,森 健次君を指名します。
見延順章君
○議長(見延順章君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。
鍛冶沢徹君
◎事務局長(鍛冶沢徹君) 報告いたします。 岡本修造議員は所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。 昨日,市長及び教育委員会委員長から,平成3年第1回定例会において採択されました請願・陳情の処理の経過及び結果の報告が提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしました。 本日の議事日程,請願・陳情受理付託一覧表及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。以上でございます。 〔一覧表は巻末資料に掲載〕
見延順章君
○議長(見延順章君) これより議事に入ります。 日程第1,議案第1号から第16号まで,及び議案第20号から第22号まで,並びに請願第32号及び陳情第15号の21件を一括議題といたします。 委員長報告を求めます。 まず,第一部議案審査特別委員長 常本省三君。 (常本省三君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎常本省三君 第一部議案審査特別委員会に付託された議案14件について,その審査結果を報告いたします。 この場合,各局ごとに,主なる質疑を中心に順次報告いたします。 最初に,財政局について。 地域総合整備事業債や地域づくり推進事業などを利用して,21世紀に向けてのまちづくり事業を積極的に進めるべきと考えるがどうか。消費税の公共料金への転嫁について,国や他市の動向を見きわめたいとのことだが,札幌市として主体的に判断し,行わないとの立場を表明すべきと考えるがどうか。財政調整基金などの基金を積極的に市民福祉やソフトの面の事業に充てるべきと思うがどうか。公共用地の取得に当たって,財政局は各局の施設計画を把握するとともに,企画調整局や事業担当局と連携をとって,積極的かつ早期に取得していくべきではないか等の質疑がありました。 次に,議会事務局について。 予・決算特別委員会及び議案審査特別委員会の記録について,今後,本会議と同様にOA機器を活用した検索システムを設け,時間的に短時間に資料として提出できるようにすべきではないのか等の質疑がありました。 次に,総務局について。 訴訟や裁判に当たっては,市民の立場や職員の立場を考慮しつつ,瑕疵があると認められる場合には,早期に和解等を行うなど,市としての基本的な考え方を持って臨むべきと思うがどうか。7月に予定されている人事異動では,若手や女性の登用,本庁と区役所間の人事交流等についてどのような方針で取り組む考えなのか。女性職員は出産等で配属先もある程度限られているが,今後十分に配慮した職場づくりを進め,積極的な登用を図るべきではないのか等の質疑がありました。 次に,企画調整局について。 新5年計画の策定に当たり,これまで以上に市民の声を反映させるとともに,機構改革により新設される都市研究室等の機能を生かし,企画調整局がリーダーシップをとりながら,全庁型の調整システムをつくるべきではないのか。現5年計画の総括を行うとすれば,そのポイントは何か。また,新5年計画の策定に当たり,その教訓をどのように生かそうとするのか。鉄東地区更新基本計画の策定については,再開発事業と区画整理事業との合併施行も考えるとともに,賃借人などにも十分配慮した計画とし,早期の事業化を図るべきと考えるがどうか等の質疑がありました。 次に,市民局について。 芸術・文化ホール建設構想の策定に当たり設けられる懇談会では,学識経験者だけではなく,一般市民などからも意見を聞くべきではないのか。地域における芸術・文化の振興を図るため,地区文化ホールを建設すべきと考えるがどうか。歴史的建造物の保存には,補修費の一部補助など,所有者に対する具体的な援助が必要ではないのか。区役所分庁舎の建設に関連して,事務スペースの基準は策定後20年を経過しており,OA機器等の著しい増加等を考えれば,早急な見直しが必要ではないのか。また,1人当たりのスペースが5平方メートル台の区役所は,次期5年計画で増築等を行うべきではないのか。連絡所について,人口規模に応じて分割統合を図るべきと思うがどうか。地域に密着する町内会館の建設に対する補助金については,補助率,限度額等の引上げを行うべきではないか。原子力発電所についての安全性の確保や防災対策について,文書で北電に申し入れるなど,市として独自の判断で積極的に対応すべきと思うがどうか等の質疑がありました。 次に,教育委員会について。 特殊学級の児童生徒は長距離通学を強いられている現状にあるが,特に手稲区においては1校しかないことから,早急に中学校特殊学級設置校をふやすべきと考えるがどうか。つぼみ養護学校は小学部は新築となるが,小・中・高の一貫教育を進めるためには,中学部,高等部も将来的に新築すべきではないか。耐用年数を経過した教職員住宅については,周辺住宅との均衡を失する前に改築,取り壊しを行い,取り壊した後の跡地については,子供と老人の触れ合いの場として活用してはどうか。本年4月に親子給食校の子学校となった小学校において,手づくりの献立ができない等の問題点が発生していることから,単独校に戻すとともに,残り4校の子学校化の計画も撤回すべきと思うがどうか。本市が学校給食に使用しているステンレス製食器は,熱い料理を入れるには適していないことから,他の材質の食器に切りかえるべきと考えるがどうか。学校用地は,長期展望に立って積極的に先行取得すべきと考えるが,厚別東地区の小学校及び厚別西地区の中学校の用地取得状況はどうなっているのか。児童会館は,毎年度の建設ペースを早め,早期に全校区に設置すべきではないのか。特に,手稲西中学校区は適地も少なくなっており,早急に着手すべきではないのか。中央図書館の広域ネットワーク化を進めるべきと思うがどうか。特に,道立図書館とは早期に実施できるよう,道に対して電算化の促進を強く要請すべきではないのか。新設する白石区のプールには,障害者のための専用更衣室を設け,既存プールについても対策を講ずべきと考えるがどうか。また,通年の温水プールがない手稲区及び東区は,次期5年計画の早い段階で設置すべきではないのか等の質疑がありました。 次に,消防局について。 救急救命士の養成システム及び配置方針並びに高規格救急車の導入方針は,どのようになっているのか。また,救命率を高めるためには,日赤や教育委員会等とも連携をとり,応急手当ての普及啓発に努めるべきではないのか。近年増加している林野に連檐する住宅地について,火災発生の危険地域を把握し,当該地に対する防災対策を検討すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。 次に,環境局について。 市民の声を取り入れながら,ごみ収集車のボディーカラーを早期に刷新し,イメージアップを図るべきではないか。ごみステーションの違反排出対策については,条例での罰則規定など,何らかのペナルティーを科すべきであり,ステーション方式そのものも見直す時期に来ているのではないか。また,機動力のあるごみステーションGメンを導入してはどうか。事業系ごみ処理の有効な対策である資源化をより進めるため,再生固形燃料,チップの需要先を拡大するとともに,市の施設においてみずからが使用するべきと考えるがどうか。建設廃材のリサイクルについては,分別解体工法の確立を図るべきであり,解体工事事業者に対しては,有資格者制度の適用も必要ではないか。小売業を対象とした瓶や缶のリサイクルについては,一部の大手スーパーだけではなく,対象を広げるとともに,リサイクル条例などにより,自販機横に回収箱設置を義務づけるべきではないか。また,家庭から排出される瓶,缶についてはモデル地区を設定して回収してはどうか。市の公共事業から発生する建設廃材は,率先して分別を行うべきと考えるがどうか。公園のトイレ設置は,面積だけではなく,利用状況なども考慮して決定するとともに,簡易トイレも利用して積極的に設置を推進すべきではないか。沼や中小河川等の自然をリゾート開発から守べきであり,自然保護はまちづくりの基礎であるとの認識に立って,市の機構上もそれに見合った位置づけとすべきではないのか。北海道神宮例大祭の期間中,暴力団に直接関係のない道外露天商も除かれる結果になっているが,出店できるような工夫はできないのか等の質疑がありました。 次に,下水道局について。 雪対策への下水道管渠の利用について,現場実験や大学との共同研究の内容はどのようになっているのか。また,実用化はいつごろをめどに考えているのか。家庭用融雪装置の普及には,処理場の流入水温を低下させるという問題点があるが,同様の問題を持つロードヒーティングを市の施策として進めている現状を考えれば,流入水を加熱してでも対応すべき時期に来ているのではないのか。本年度から実施する市街化調整区域内の下水道整備は,10年計画で汚水だけを対象として実施する方針であるが,水害対策の必要な地域では,雨水も対象にすべきではないのか。また,整備期間についても,もっと短縮すべきではないのか。 これらに対し理事者から,下水道における雪対策については,下水道管渠の利用や低水温に対する処理技術の研究を行い,積極的な市民サービスの展開を目指していきたい。また,市街化調整区域の下水道整備については,極力整備期間の短縮に努めたい,旨の答弁がありました。 以上が本委員会における質疑及び答弁の概要であります。 続いて,本委員会所属の共産党委員全員から提出された保育料改定部分の修正に伴う地方交付税の増額修正を内容とする議案第1号中関係分に対する修正案の提案説明を受けた後,付託された全案件及び修正案を一括して討論を行いましたところ,自民党・宮本委員,社会党・西村委員,公明党・長内委員,自民クラブ・八田委員,共産党・飯坂委員,市民ネットワーク・佐々木委員から,会派を代表して,それぞれの立場から意見の表明がありました。 討論終結後,採決を行いましたところ,議案第1号中関係分に対する修正案については賛成少数で否決し,議案第1号中関係分については賛成多数で可決すべきものとし,議案第3号から議案第5号まで,議案第9号中関係分から議案第16号まで,議案第20号及び議案第21号の以上13件については,全会一致で可決または承認すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,第二部議案審査特別委員長 猪熊輝夫君。 (猪熊輝夫君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎猪熊輝夫君 第二部議案審査特別委員会に付託されました議案7件及び請願・陳情2件について,その審査結果を報告いたします。 この場合,各局ごとに,主なる質疑を中心に順次報告いたします。 最初に,民生局について。 精神薄弱者福祉工場の設置時期,場所,雇用される障害者数,賃金体系,扱う業種,運営主体などはどのような内容になっているのか。また,重度障害者のために小規模授産施設の併設及び身体障害者向けの福祉工場は検討していないのか。有償ボランティアの報酬について,事業によって差が生じているが,一定の基準を設定し,均衡を失しないようにすべきと思うがどうか。社会福祉法人北翔会について,同法人が運営する札幌あゆみの園に対して市が行なった定期監査の結果,同園の施設会計において,社会通念を超える不適切な支出があると指摘されているが,これは具体的にどのような内容なのか。また,同法人が運営する札幌すぎな園の施設会計及び法人本部会計についてはどうだったのか。同法人の体質改善のためには,行政の強力な指導監査が望まれるが,再発防止策についてはどのように考えているのか。保育料を支払うことにより,生活保護基準以下の生活を強いられる世帯が生じる現行の料金体系の中で,さらに3.26%値上げすることは,生活実態を無視したものであると考えるが,どう認識しているのか。また,婦人の働く権利を保障する見地からも,今回の値上げを見直す考えはないのか。低所得世帯などに対する減免制度を国保並みに拡充・強化すべきと考えるがどうか。保育料の軽減率について,階層区分による著しい不均衡の解消が求められている中,料金体系の見直しを含め,積極的な取り組みが必要と考えるがどうか。また,出生率の低下が社会問題となっているが,第3子以降の軽減拡充など,多子世帯に対する負担軽減策を年度内に実施する考えはないのか。 これに対して理事者から,保育料金のあり方について,抜本的な見直しを検討し,第3子以降の負担軽減についても,国の制度改正を踏まえ,年度内の改善に向けて努力いたしたい,旨の答弁がありました。 また,社会福祉法人札幌育成園について,法人が運営する保育園などの施設において,多額の繰越金が生じ法人会計に一本化されているのは,措置費及び補助金により運営される施設の性質上問題であるので,個別の会計処理を行うよう指導するなど,道と連携をとりながら厳正に対処すべきではないのか。また,当該法人は,病院の土地・建物を売却することにより多額の譲渡収入を得ているが,社会福祉法人として定款違反とはならないのか。私立保育園に対する市有地の無償貸し付けについて,法人への売却など見直しをしてはどうか。老人福祉センターについて,今年度厚別区に設置されることにより1区1館体制となるが,各区2館目の整備はどのように考えているのか。また,計画策定に当たっては,冬季間の利用が可能なゲートボール場の併設,時間外の一般市民への開放など,地域住民の要望を広く取り入れるべきと思うがどうか。老人ホームにおける不在者投票について,選挙公報の配布数をふやすなど,候補者に関する情報提供をより充実すべきではないのか。また,公正を期するため,立会人を施設外から選んではどうか。平成3年度における国保料収納率向上策はどう考えているのか。また,目標収納率87%を下回った場合,国庫補助金への影響はどの程度か,などの質疑がありました。 次に,衛生局について。 中央区に新設される健康づくりセンターについて,機能上の力点,利用見込み,民間スポーツクラブや公的関連施設との連携はどのようになるのか。また,ストレス解消などのため,心の健康づくりにも積極的に取り組むべきと思うが,どのような考えを持っているのか。精神保健対策について,最近の障害回復者の動向から見て,現行の相談業務体制は十分なものなのか。また,障害回復者の社会復帰対策は今後どのように進める考えなのか。MMRワクチンについて,副作用の発生率が高いにもかかわらず,依然として接種率が下がっていないが,どのような事態になれば接種を中止するのか,などの質疑がありました。 次に,建設局について。 通学路については,今年度から完全排雪を行うとのことだが,老人福祉センターなど,公共施設への道路も同様に行う考えはないのか。また,生活道路の排雪について,ワンシーズンに最低1回実施した場合の経費はどの程度か。除排雪の障害となる電柱の移設についてはどのように取り組んでいるのか。除雪パートナーシップ制度の実施町内会が少なかった原因については,PR不足や費用負担などが考えられるが,どのように認識し,今後どう対処していくのか。市民助成トラックも含め,今後はより市民が利用しやすい制度を確立していくべきと思うがどうか。発寒融雪槽など,融雪施設の整備計画はどうなっているのか。雪捨て場の確保に当たっては,夏でも利用できる多目的スペースを検討すべきと思うがどうか。坂道ヒーティングについては増設される計画とのことだが,設置基準対象外の幹線の坂道及び生活道路へも対象を拡大する考えはないのか。凍結遅延剤入り舗装の効果,及び導入についてどう考えているのか。降雪情報システムの構築は,除雪計画などにどのように活用されるのか。スパイクタイヤ使用禁止地域の全道一円指定に向けて,市はどのような手だてを講ずるのか。家庭用小型融雪機の普及に向けての取り組みを早急に行うべきと思うがどうか。除排雪体制の今後のあり方として,除雪予算の上限や第三セクター方式への移行などは考えていないのか。十三号幹道線の拡幅整備について,通学路として利用されていることや,川下公園完成後に交通量の増加が予想されることから,早急に整備が必要と思うが,どのような計画になっているのか。新川通の整備事業について,現在までの進捗状況及び今後の計画はどうなっているのか。JR学園都市線の高架化について,今後の計画及び高架完成後の影響をどう考えているのか。ポプラ通屯田防風保安林の整備について,デザイン委員会での論議及び道営林局からの買収の検討など,どのような考え方で進んでいるのか,などの質疑がありました。 次に,建築局について。 市営住宅についてでありますが,入居者の負担感が強まっている家賃の抑制策はどうなっているのか。また,減免制度が十分に周知されていないと思われるが,今後どう対応していくのか。高齢者の自立生活援助について,若い人との交流の場が確保できるよう,市住ニュースなどを通じて進めてはどうか。もみじ台団地の集中暖房料金が灯油料金に比べて非常に高く,空き家増加の一因となっているが,熱供給事業者に対して料金値下げの要請をすべきではないのか。ひばりが丘団地について,東ブロックにおける集会所と公園の建設時期及び整備内容はどうなっているのか。特に,集会所については住民活動への影響を考慮し,早期着工を行うべきではないのか。労働力確保及び地元企業育成の観点から,できる限り通年施工の形で工事発注をすべきと考えるがどうか。太平地区の区画整理事業について,大型店出店に伴い,配送車の駐車などによる交通障害が生じているのは,計画段階における本市の対応が不適切だったためではないのか。区画整理事業による市住用地の確保について,積極的に取り組む必要があると考えるがどうか,などの質疑がありました。 最後に,経済局について。 札幌里づくり事業についてでありますが,市民参加の場を確保すべきと考えるが,どのような特色を持った事業となるのか。また,用地取得を含めた今後の事業の見通し及び立地場所はどうなっているのか。有機農業について,どのような認識を持ち,具体的にどう普及指導を行なっていくのか。農用地区域について,2年後に見直しを行うとのことだが,農業を取り巻く環境が悪化している中,どのような姿勢で取り組むのか。また,見直しに当たっては,現状の農用地を維持する方向で行うべきではないか。茨戸地区の農地に大型店が進出する計画があると聞くが,農地保全の立場から,どのように対応していくのか。また,出店によって都市計画までが変更されることのないよう,毅然とした態度で臨むべきと思うがどうか。大型店進出への対応として,出店に伴い派生する環境・交通問題及び地元業者の危機感などをどのようにとらえ,対処していく考えなのか。 商店街の振興策について,イベント事業へのアドバイザー派遣などの支援,共同施設設置に対する助成金の拡充,公共事業との連携などの方策を講じてはどうか。地下鉄東西線西方面延長部分の需要喚起策として,発寒木工団地周辺地域の土地利用を検討することは考えていないのか。工業団地の造成について,現在,住宅地の中に混在する自動車解体業,古紙回収業などを分譲対象業種に含めてはどうか。また,周辺の住宅地における騒音,振動などの問題に対してはどのような防止策をとる考えか。シベリア見本市について,参加国数,本市からの出展企業数,事業のねらいはどのようなものか。シベリア・ファッションショーについて,一過性のものにとどまらず,服飾部門の経済交流に結びつける考えはないのか。ホワイトイルミネーションの西10丁目までの会場拡大について,経費,観光客などはどの程度の増加が見込まれるのか。本市の今後の観光政策として,省エネ型・市民参加型のイベントを展開していくべきと思うがどうか,などの質疑がありました。 以上が,本委員会における質疑及び答弁の概要であります。 続いて,本委員会所属の共産党委員全員から提出された保育料改定部分を減額修正することを内容とする議案第1号中関係分に対する修正案の提案説明を受けた後,付託された全案件及び修正案を一括して討論を行いましたところ,自民党・道見委員,社会党・澤木委員,公明党・春原委員,自民クラブ・千葉委員,共産党・高橋委員,市民ネットワーク・山口委員から,会派を代表して,それぞれの立場から意見の表明がありました。 討論終結後,採決を行いましたところ,請願第32号及び陳情第15号の2件については,賛成少数で不採択とすべきものとし,議案第1号中関係分に対する修正案については賛成少数で否決し,議案第1号中関係分については賛成多数で可決すべきものとし,議案第2号,議案第6号から議案第8号まで,議案第9号中関係分及び議案第22号の以上6件については,全会一致,可決または承認すべきものと決定いたしました。 以上で,報告を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) なければ,質疑を終結します。 ここで,議案第1号 平成3年度札幌市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案が提出されておりますので,あわせて議題といたします。 本件は,共産党所属議員全員の提出によるものであります。 提案説明を求めます。生駒正尚君。 (生駒正尚君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎生駒正尚君 私は,ただいまから,日本共産党を代表いたしまして,提案されております議案第1号,すなわち平成3年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中,保育料改定に関する部分について,修正案を提案いたします。 今回の16年連続の値上げに当たって,札幌保育連絡会などから短期間のうちに寄せられた7万5,000人を超える賛同署名を添えた値上げ反対の請願・陳情が提出され,審議されてきました。 わが党は,保育所を利用する家庭の生活実態を見るならば,これ以上の負担増は無理であることから,代表質問や委員会質疑において,値上げ案の撤回を採算にわたって強く求めてまいりました。 現在の保育料体系は,保育関係者も含めて,市民が合意できる適正なものとするために抜本的に見直すべきであり,今回の値上げは,当然見送るべきであります。ところが,市長並びに理事者は,保育料体系の抜本的な見直しを約束しながら,なお値上げだけは撤回しないとの姿勢をとっていることから,今回,わが党は議案提出権を行使して,保育料値上げの撤回を内容とする修正案を提案するものであります。 今回の平均改定率3.26%という保育料の値上げは,最近では,消費税導入,社会保険料の引き上げなどにより,伸び率が2%台となっている勤労市民の実質可処分所得をも上回るものであります。これは,長期的に見ても,実収入に対する税や社会保険料などの非消費支出の割合が年々増加し,その反面,家庭で消費できる収入,すなわち市民の実質的な生活実態を示す可処分所得の実収入に対する割合は,15年前の1975年,91.3%から1989年,84.9%へと大幅に低下していることにも如実にあらわれております。 総務庁の家庭調査年報によっても,昨年の国民の実収入の伸び率は,前年に比して平均で0.7%であり,保育料の改定率3.26%はこれをはるかに超えており,市民の生活実態を無視したものと言わざるを得ないのであります。こうした状況のもとで,保護者の負担を抑えるための公費負担による軽減率を引き下げ,保育料の値上げを恒例化させ保護者負担を増大させてきたことは,とうてい容認できないところであります。すでに皆さんもご承知のとおり,東京都は,3年前から値上げをストップしておりますし,今年度から仙台,名古屋,京都,神戸の各都市でも値上げを見送っているところであります。 提案いたしました修正案は,こうした保育所利用者の生活実態に配慮し,今回の保育料値上げを抑えるために,議案第1号,すなわち平成3年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中歳入,分担金及び負担金より保育料改定による増収分4,634万9,000円を減額修正。そのための財源措置として,歳入の地方交付税に所要の額,4,634万9,000円を増額修正したものであります。財源に充てる地方交付税については,去る6月6日,本市議会ですでに可決された議案第26号 平成3年度札幌市一般会計補正予算(第1号)において,仮称藤野南地区小学校の建築費を全額カットして振興公社による立てかえ施行としたことに伴って,当初,予算に計上していた地方交付税10億円が減額され,留保財源となっておりますので,その一部所要額を本修正による減額分を補てんする財源として充てるものであります。 以上申し述べましたが,保育料の値上げを見送る内容となる一般会計補正予算(第2号)の修正案に議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして,説明を終わりたいと思います。ご清聴どうもありがとうございました。
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの提案説明に対し,質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) 質疑がなければ,一括して討論に入ります。 通告がありますので,順次発言を許します。まず,自民党 宮本吉人君。 (宮本吉人君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆宮本吉人君 私は,ただいまから,自由民主党議員会を代表して,市長提案の議案については全面的に賛成の立場から,また保育料値上げに反対する請願と陳情各1件は,不採択の立場から,そして共産党から提案されました議案第1号,補正予算案の修正案につきましては,とうてい認めがたいとの立場から,以下簡潔に討論を行います。 ご承知のとおり,本議会に提案されました補正予算案は,桂市政初の予算編成によるものであり,新政策を組み入れた本格的な肉づけ予算であります。 市長選挙で公約された政策,また,わが自民党が政策協定で申し入れた事業などを考慮され,積極的な予算編成であることを,まず評価しておきたいと思います。 さきの提案説明で述べられた躍動都市さっぽろの実現という市長の理念をベースに,いま新たな視点で気迫を持った予算案であります。 自民党としては,責任ある与党として,桂市政の支援を惜しまないことをつけ加えておきます。 初の予算編成は,公約の6本の柱に沿って組み立てられており,以下,主な事業に焦点を当ててみたいと思います。 第1点目の生活都市すこやかサッポロの実現に向けて,福祉充実を第1の政策に挙げたことが桂市政の特色であり,すべての市民が安心と潤いを毎日の暮らしの中で感じられる市民福祉の街を実現させるということであります。特に,これからの高齢化社会への取り組みを一層強化しようという点は,先を見越したものであり,そのマスタープランとなる札幌市高齢化対策指針に寄せる期待は大きいものがあります。 今回,予算計上された具体的事業では,新しいタイプの経費老人ホームであるケアハウスの建設や,西区におけるシルバー人材センター支部の設置を初め,1区1館構想の最後であります厚別区の老人福祉センターの建設に着手することは,地域のお年寄りにとってこの上もないプレゼントとなります。今後の方向としては,1区2館といった複館構想,あるいは専用時間外の一般開放などを考慮してほしいと思います。 また,建設予定の児童福祉総合センターには,精神薄弱児の通園施設や肢体不自由児母子訓練センターが併設されることになり,わが会派の要望が実現されたことを高く評価したいと思います。 また,快適な住環境の確保を目指し,新たな住宅団地の造成に着手することとしておりますが,昨今の地価高騰や宅地取得難を考えますとき,久々の大型の住宅団地開発であり,まことに時宜を得たものであると考えるものであります。 さらに,市民の生命に直接かかわる救急業務の向上のために高規格救急自動車の導入,あるいは応急処置用器械の増強などは,昨今の交通事故などの増加対策として,その救命率の向上に大いに威力を発揮してくれるものと思うのであります。 第2点目は,躍動都市いきいきサッポロの実現であります。 ここでも,産業活性化の指針となるビジョンの策定と,これに基づく活性化プロジェクトの展開は本市の新たな経済活性化プランであり,中小企業と地場産業の育成に新しいインパクトを与えることになると思います。 また,大店法改正に伴い,中小企業者が大型店との共存のための助成や融資制度などについても,できる限りの対応をお願いしたいと思います。 第3点目の創造都市おおらかサッポロについてであります。 学校教育環境の整備については,まず重度肢体不自由児を対象として障害児教育を行なってきた山の手養護学校のつぼみ小学校分校が移転・新築し,拡充されることになったのは,障害児教育の機会がより一層拡大されるものであります。また,小中学校各1校の増築のほか,藤野南小学校の新設が関係者の理解と努力により,その実現を見ることになったことは,まことに喜ばしい限りであり,最後まであきらめることなく解決に向けて努力された関係者の方々に深く感謝を申し上げます。 次に,芸術専門ホールを昨年度に引き続き構想,策定されることは,間もなく始まる第2回PMFを初めとする各種の芸術イベントが,今後本市に定着し,芸術文化都市へと大きく飛躍する足がかりとなり,早期着工に期待がかかっております。 さらに,白石区に室内温水プールの建設,あるいは六つの児童会館,山の手図書館の改築に着手されることは,スポーツ・社会教育施設が一層充実されるものであります。 第4点目は,快適都市うるおいサッポロについてであります。 今日,地球的な規模で関心を呼び,大きな課題となっている環境問題の解決に向けて重要なことは,身近なところからの取り組みであります。その意味で,年7.4%もふえ続けるごみの問題は,まさに行政のみならず,市民,企業が一体となって取り組まなければならない課題であります。 札幌市ごみ問題懇談会の提言を受け,リサイクル社会を目指し,今年度から瓶,缶の回収モデル事業の実施,集団資源回収への奨励金制度の創設,あるいは産業廃棄物リサイクル団地の計画は,その取り組みの強化のあらわれと理解するものであります。今後,産業廃棄物の市域外における監視・指導の強化のために,道への一層の働きかけと関係市町村との連携を要望するものであります。 次に,除排雪の強化策であります。 雪さっぽろ21に基づいて融雪槽や流雪溝など新しい排雪システムを整備する一方,通学道路や幹線道路の運搬排雪が一段と強化された点は評価したいと思いますし,桂市政の最大の課題でもある雪対策については,わが会派としても協力を惜しまないつもりであります。特に,ここで加えておきたいのは,今回,除排雪のエースとして実施したパートナーシップ制度の市民理解をもっともっと講ずる必要がありますし,さらに融雪槽や融雪機に対する補助制度などを考慮して,市民と市が分担して排雪強化を図っていく必要があると思います。 また,交通の円滑化の切札とも言える鉄道高架事業で,JR学園都市線において,約2キロにわたっての高架事業が年度内に着手されることは,新川通など4ヵ所の踏切が一挙に解決されるものであり,長い間の住民の希望がかなえられることになります。 第5点目は,交流都市ふれあいサッポロについてであります。 姉妹都市交流をもとにして,国際交流推進の中心的役割を果たしてきた国際交流プラザが法人化されることは,コンベンション都市として一層発展することへの大きな期待がかかっております。特に,今定例会で国際都市問題調査特別委員会が設置されたので,わが党としても,いいままで以上に大いに関心を持ち,国際化への対応に努力してまいる所存であります。また,国際化にとって,街の景観や調和といった面にも力を入れていく必要があります。そのための手法として,再開発事業,特に札幌の顔とも言える札幌駅の南口の整備について注目をしているところであります。 第6点目は,連帯都市みんなのサッポロについてであります。 まず,地域コミュニティー活動の支援策の核となる地区センターが,市内で7番目として西区西野に完成する予算が盛り込まれ,区の個性あるまちづくり事業も一層の進展を見ることになり,地域コミュニティーの充実が図られるものと評価されます。一方,人口増加の著しい地域における大きな連合町内会については,分割に向け連絡所の新設に積極的に対応されるよう要望いたします。 以上,市長提案の諸議案についての評価を述べてまいりましたが,桂市長の初めての政策予算は,短期間のうちにまとめられ,内容についてもわが党の考え方と合致しており,積極的な予算であると,あらためて大いに評価をし,賛成の意をあらわすものであります。 また,保育料の改定でありますが,指定都市の中でも財政力指数が0.65という厳しい状況下にある本市が,保育料の軽減率が約4割と,指定都市の中でも上位にあり,道内他都市と比較しても大幅に軽減していることから,その保護者負担の適正化を図りたいという意向は十分に理解できるものであります。また,保護者負担についても,きめ細かな配慮をしていることは高く評価するところであります。しかし,何といっても保育料は,本来受益者である保護者が負担するのが原則であるということは言うまでもありません。今回,急遽提出された議案第1号の修正案は,これからの市民要望にこたえるための重要な財源である地方交付税を安易に保育料の値上げ撤回分に充てるというものであり,一定の負担の公平の原則からして,断じて容認することはできません。したがいまして,保育料改定にかかわる請願第32号及び陳情第15号及び共産党議員提出の議案第1号の修正案は,市民負担のバランスを著しく欠くものであり,とうてい受け入れることはできません。値上げ撤回を主張するような修正案こそ撤回すべきであります。 最後になりますが,本定例会中,わが会派議員から指摘・要望のあった事項につきましては,理事者におかれまして,その実現に向けてのご努力をお願いいたしまして,私の討論を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,社会党 西村茂樹君。 (西村茂樹君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆西村茂樹君 私は,ただいまから,社会党議員会を代表いたしまして,今議会に提案をされております全議案19件に対して賛成の立場で,請願第32号,陳情第15号については不採択,また議案第1号に対する修正案については反対の立場で討論を行います。 まず,企画調整局関係についてでありますが,21世紀を展望したまちづくりの基本をなす新5年計画策定は,桂市政になって初めてのものであり,高齢化・国際化・情報化社会にふさわしい,そして市民の声が十分に生かされた200万都市札幌市としてのまちづくりが強く求められているわけであります。したがって,全庁的なつながりをより重視をし,公共施設の建設などは,その地域の将来の発展動向,あるいは交通アクセスの検討,本市の大きな課題である地下鉄の需要増など,総合的な視点に立っての都市研究室の役割と,そして企画調整局が各局に対しての強いリーダーシップがとれるような権能とそして機能強化を望むものであります。 都市開発費についてでありますが,鉄東地区更新基本計画の策定に当たっては,この地区が都心から1キロメートル圏内にあることや,一部民間の開発が先行している実情にかんがみ,早急に推進すべきであります。 なお,この場合,狭小な土地所有者や賃貸状態にある自営業者の立場が十分尊重された内容とされるよう求めるものであります。 次に,民生局・衛生局関係についてであります。 最初に保育料については,確かに16年連続しての引き上げという実態から,父母負担の厳しさは察して余りあるものと思います。しかし,審議の中で明らかになったように,今日まで努力を重ねた結果,軽減率が指定都市及び道内主要都市において上位に位置していること。また,階層間軽減率のランク別是正の調整を図ることとし,特に,第3子以降については年度内是正を明確にし,第2子についても,今後さらに減額を検討することを明らかにしたことから,今日までの一定の努力と同時に,今後の保育行政の充実に向けた多子世帯への減額を考えたとき,今議会に提案されている料金改定はやむを得ないものと考えるものであります。 次に,本市が補助金等を出資している社会福祉法人北翔会についてであります。 この北翔会に対して,道並びに本市の監査が行われた結果,施設会計から,個人負担すべきと思われる経費の支出,施設会計で負担することは適当でないと思われる経費の支出,そして,社会通念上の範囲を超えていると思われる経費の支出など,適正を欠く支出が明らかになりました。社会福祉法人の公共性を考え,その経費は措置費・補助金等の公的資金で賄われていることから,その運営は厳正に行わなければならず,本市は,今後とも法人の監査権を持つ道と常に連携を保ちながら指導を強めるよう求めるものであります。 次に,札幌育成園についてでありますが,この法人に関連する三つの園と1施設については,次の点が指摘されます。 第1に,毎年の繰越金が多過ぎること。これは,人件費が札幌市私立保育所連絡会の基準を下回っていること。第2に,措置費・補助金を施設会計で処理せず,法人会計で行なっていること。したがって,民間施設給与等改善費の停止条件を免れていること。第3に,精薄施設に対して行われる補助金の申し出がなく,その理由が明確でないこと。第4に,法人会計の繰越金が多く,明らかに法人の定款違反の行為を行なっていたことなど,まさに制度全体を否定するがごとき行為は,社会福祉法人に対する制度全体に影響を及ぼすこととなり,これまた,道と本市が一体となって指導監査を強く要求するとともに,改善を図ることを訴えるものであります。 次に,老人ホームの施設における各種選挙の実施についてであります。老人ホームの施設は,不在者投票施設となっておりますが,選挙前の通常の政治活動は,施設長の管理責任が強く,自由な施設での政治活動はできない状態にあり,かつ選挙公報は各園に対し5部しか与えられたおらず,道議に至っては,公報すらありません。同時に,投票記載に当たっては,立候補者の氏名一覧は投票者に示されておらず,入園者の投票に対する判断材料がほとんどない状態の中で,施設の関係者だけで投票行為が行われており,施設ぐるみ選挙になりかねない状況にあります。したがって,これらのことを踏まえて,施設外の立会人等,設定すべきであることを訴えるものであります。 次に,国民健康保険会計予算の補正についてでありますが,収納率が当初予算に比べて約12%も低い81.4%の決算見込みとなっているが,国民健康保険について,保険料を軽減するために市費の繰り入れを毎年増額してしのいでいるが,まじめに納める人,事情はあるにせよ未納になっている被保険者の不公平感が,さらに収納率を低下させる原因となっているわけであります。全庁的に収納率向上の努力を求めるものであります。 次に,衛生局関係についてであります。 精神障害回復者への援助体制は少しづつ改善されているが,いまだに家族会が中心となっており,小規模共同作業など,適切な指導員確保とそれに見合う人件費補助金については,早期に実施するよう望むものであります。 次に,建設局関係についてであります。 社会党は,パートナーシップ制度の試行に当たり,トラック貸し出し制度などを含め,市民負担の軽減と制度の簡素化を求めてまいりました。今年度の除雪時期までには十分検討の上,実現に向け努力されることを望むと同時に,ロードヒーティングについても,幹線道路のみに偏らず,段階的ではあっても,先々は生活道路まで踏み込んで除雪対策をすべきものであり,前向きに検討する旨の助役答弁もあることから,大いに期待をするところであります。 経済局関係では,将来的には大きな市場として期待をされているシベリア極東地域ですが,姉妹都市のノボシビルスク市で開催されるシベリア見本市への出展は,積極的な取り組みとして評価をされますが,ソビエトのマーケット動向の調査,出展内容を十分に検討し,その成果をより大きなものにしていただきたいと思うのであります。また,7月に開催されるシベリア・ファッションショーも,これが一過性のイベントに終わらせることなく,ファッション分野の経済交流の発展にしっかりと結びつくよう要望するものであります。 次に,大型店の規制緩和に対応するため,中小企業等振興助成金の増額を計上されましたが,その交付手続の簡素化と積極的活用のための工夫と努力を望むものであります。また,本市の産業構成は,商業,サービス業を主体とした第3次産業は極端に傾斜をしており,このことは,11政令市中,財政力指数は10位に位置しており,第2次産業,つまり都市型軽工業及びテクノパーク等積極的に振興策を進めていくべきであります。 教育委員会関係についてであります。 特殊学級整備については,その基本方針の第2項で,教室にゆとりが生じた時点で,必要に応じ設置をするとなっておりますが,障害を持った児童・生徒や父母の身近な学校に特殊学級をという切実な希望を実現させるため,ゆとりが生じた時点でなどという発想を改め,基本方針の再検討を強く求めるものであります。また,手稲区の中学校における特殊学級は,23人3学級ありながら手稲中学校1校のみという実情にあり,生徒の通学距離,分布状況等を考慮し,早急に特殊学級を増設すべきであります。 学校整備費についてでありますが,学校用地先行取得に当たっては,年々用地確保が困難な状況になっていることから,住区計画の時点で,あるいは10年先のスパンで先行取得するなど,用地確保をしておくべきであります。 社会教育費についてでありますが,新中央図書館は,3月にオープン以来,利用状況も好調ですが,AVコーナー,国際資料コーナーの資料体制のより充実が望まれるものであります。また,本市図書館と他の公共図書館,大学図書館との広域ネットワーク化の早急な実現を図るべきであります。特に,道立図書館とのネットワークについては,積極的に道に対して働きかけを行うべきであります。さらに山の手図書館の改築実施計画に当たっては,計画段階から住民の意向が反映されるように努力すべきであります。 環境局関係,清掃費についてでありますが,建設廃材のリサイクルについては,近郊市町村への産業廃棄物流出問題が指摘をされております。市内における最終処分地の確保と延命化が今後の大きな課題でもありますが,現在の産業廃棄物の中でも,特に建設廃材については,そのほとんどが再利用,再資源につながるものであります。したがって,リサイクルを確立させる方法としての解体工法の確立,解体業者の有資格者制度の検討,再生資源による公共工事への積極的な使用などの確立をすべきであります。また,市民の資源回収活動を強力にバックアップするためにも,奨励金交付制度のほかに,地域ぐるみで取り組んでいる地域には,リサイクル活動モデル地区と指定するなど,地域ぐるみの運動へとより拡大,発展する施策を講ずるべきであります。 下水道局関係についてでありますが,雪処理対策の一環として,大口径の下水管の活用については,除雪手段の分散化や既存施設の有効活用の立場から,積極的にこれを推進すべきであります。 このほか,第一部・第二部議案審査特別委員会でわが党の委員から出されております指摘事項や意見については,行政執行上,十分生かされるように強く求めるものであります。 最後に,請願第32号及び陳情第15号並びに議案第1号にかかわる修正案については,すでに民生局関係で述べましたように,保育料の父母負担の厳しさは理解できるにしても,保育料の階層間の格差是正を初め,多子保育などの保育内容のより充実,向上等の考慮をすれば,今回の改定はやむを得ないものであります。したがって,請願第32号及び陳情第15号については不採択とし,議案第1号にかかわる修正案については,反対の意思を明らかにして討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,公明党 長内順一君。 (長内順一君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆長内順一君 私は,ただいまから,公明党議員団を代表いたしまして,本定例会に付託されました市長提案の議案19件に対しては,これにすべて賛成する立場から,保育料改定にかかわる請願第32号と陳情第15号及び議案第1号の修正案については反対の立場から,以下,要望等も含めて討論を行います。 このたびの補正予算案は,桂市長により提案されました初めての政策予算でありますが,私は,その特徴として,市民,生活者にとっての強い関心事である雪対策の強化,ごみの減量化及びリサイクルの積極的な推進,そしてつぼみ小学部,福祉工場の新設などの教育,福祉問題において,いままでにない大胆な取り組みが随所に見受けられ,市長の意欲が如実に反映された予算であると強く受けとめさせていただきました。特に,わが会派としては,今後の本市の行財政運営の指針となる次期5年計画の策定がいち早く計上されたことに対し,大いに注目をしております。そして,第3次長期総合計画の早期実現,来たるべき21世紀への準備,高齢化社会や国際化への対応,あるいは快適都市の追求など,次期5年計画に対する課題は多く,市の総力を挙げて市民の期待にこたえられるよう要望をするものであります。 次に,議案第10号 職員定数条例及び議案第12号 事務分掌条例についてでありますが,何といっても組織を動かし市民の負託にこたえるのは,それに携わる人,すなわち職員の皆さんの意識と活性化が重要であります。今回機構改革もあり,さきの局長職の内示では,女性や若手の登用もあり,組織の活性化に向けて思い切った人事交流もなされましたが,今後も年配の職員へ配慮しつつ,なお一層の組織活性化に取り組んでいただきたいと思います。また,今回の大量の人事異動の結果,市民サービス,行政機能の低下にならぬよう万全の配慮を願いたいと思います。 次に,議案第15号 下水道条例関係についてであります。 本市の下水道普及率は95.4%で,市街化区域内の未整備地区は,諸問題の解決とともに整備が順次されるわけですが,その一方で,市街化調整区域の既存集落等に何とか下水道を設置してほしいとの住民の声が日増しに高まっていたところであります。今回,英断をもって一定の方向づけがなされたことは,評価するものであります。また,その整備に当たって,工事分担金を徴収する今回の条例改正は,既存の制度とのバランスを考えた場合,適切な措置と考えるものであります。 次に,今定例会を通してわが会派議員が取り上げました諸問題について,簡単に触れさせていただきたいと思います。 まず,芸術文化施設調査関係ですが,今年度,構想を策定するために,7月にも懇談会を設けて各種団体からの意見を聞くとともに,目的,運営方針,建物の内容等について検討することが明らかになりました。具体的には,次期5年計画の中で一層明確になってくると想定しておりますが,よくご検討の上,将来にわたって悔いの残らないものにするよう要望をいたします。 次に,コミュニティー施設の充実についてであります。 町内会館の増改築が最近ふえ,建築費が高くなっており,地元の皆さんの負担にも限度があるわけであります。当局においても,基準単価や限度額の見直しを表明しておりますが,補助率についてもできるだけ早い時期に見直しを図るべきと考えるものであります。 次に福祉問題,特に高齢化福祉についてであります。 今回予算計上されました厚別老人福祉センターの建設,あるいは,新しいタイプの経費老人ホーム,ケアハウスの建設補助といったハード面での整備はもちろんですが,ノーマライゼーションを目指す地域福祉事業であるふれあいのまちづくり事業,あるいは地域福祉基金造成などソフト面の取り組みに,福祉重点という桂市長のカラーが盛り込まれたことを大いに評価しておきたいと思います。特に,わが会派が代表質問で取り上げましたが,施設福祉の充実を図る一方で,ホームヘルパー・デイ・サービス,ショートステイといった住宅福祉施策の拡充に一層の努力をされるよう要望しておきます。 また,障害者の就労問題もわが会派の主要課題でありますが,今回,精神薄弱者の福祉工場が建設されることになり,社会自立の道が開かれたことは大きな期待を抱いております。この運営については,生活面,賃金などの待遇面で市の指導が不可欠であり,積極的な取り組みを要望いたします。 次に,健康づくり事業についてであります。 東区に続いて,中央区にも健康づくりセンターが建設されることになり,市民の健康増進の拠点施設として完成が待たれるところであります。一方,保健所が地域の健康づくりの核であるというのがわが会派の持論でありますが,この保健所が,住民組織や地域の医療機関等との連携を保ちながら,早い時期に区役所へ移管されるよう強く要望しておきます。 次に,これまでも何度となく取り上げてきましたが,新三種混合ワクチン(MMR)の予防接種につきましては,本市が副作用の発現率がきわめて高いことから,その慎重な対応が特に求められますし,保護者の理解を得るための方策をぜひ強化してほしいと思います。 次に,清掃費の関係でありますが,これまで,経済活動や市民生活の中から発生するごみの処分は,そのほとんどが生活者である市民と行政の責任とされていたわけであります。しかし,本格的なリサイクル社会構築のためには,市民,企業,行政の一体となった取り組みが必要とされ,経済活動の流れを逆にさかのぼってくる逆ルートの確立が,本市の施策の一つとしてこのたび明らかにされたわけであります。この場合,私は,最大のポイントは市民の協力体制にありまして,自動販売機への回収箱の設置,また,回収協力店への(仮称)エコマークステッカーの張りつけなどを含めた市民への受け皿の整備が不可欠であると考えるものであります。ごみ問題は,今後ますます細部にわたる議論が展開されるものと予想されるわけでありますけれども,その際大切なことは,大きな目的と理念を見失ってはならないということであり,その推進を強く要望するところであります。 次に,経済振興策,特に中小企業における人材の確保と人材の育成策についてであります。 言い古されてはおりますが,「企業は人」であります。優秀な人材を確保し定着させるためには,最近では快適な生活環境づくりが大切であると言われております。住宅面ではもちろん,文化・教育面,さらには,自然環境といったゆとりを持って働ける環境づくりが,人材確保に欠かせないものになってきつつあります。Uターン希望者の対応策,あるいは人材育成事業に対する行政の積極的な介入も必要と考えます。 また,新規の里づくり事業に大いに注目しているところでありますが,都市農業再生のための起爆剤になることを強く願っております。このための方策として,生産性を考慮することはもちろんですが,北国の大都市の特色を生かした観光農業エリアといったことも考慮すべきと考えるものであります。また,大店法の規制緩和による商店街の振興策としても,特色あるソフト事業の展開が望まれますが,ここでも人材育成が急務であり,市の援助が必要なのであります。 次に,障害児教育についてでありますが,今回のつぼみ小学部の分校校舎新築は,いままで関係父母の皆さんの強い願いであっただけに,高く評価するところであります。さらに,中等部,高等部についても早期の対策を要望するものであります。 次に,消防関係についてでありますが,質疑の中で,本市に,山林と住宅地が接近しており,山林火災の危険地区が21ヵ所もあることが明らかになったわけであります。その対策として,避難誘導最優先に,近隣住宅への延焼防止,消火体制,また水利の悪い地域への大型水槽車の早期出動体制,ヘリコプターによる空中消火体制など,市民の安全を確保するための積極的な取り組みを期待するものであります。 次に,保育料の改定問題についてであります。 平成3年度の保育所の運営費総額は,約112億円が見込まれております。このうち,保護者の負担は約19億円で約17%,残る93億円は国と市が負担しているわけであります。さらに,国の基準に対する本市の軽減割合が約39%,指定都市の31.3%を上回っているのが現状であります。さらにことしは,多子家庭での軽減で,国の基準を上回る配慮がなされていること,さらに階層間のアンバランスを是正するなど,本市の取り組みは評価できるものと考えるものであります。市民負担の公平,限りある財源の有効活用を考えますと,受益者の経費の一部負担もやむを得ないと判断するものであります。そこで,保育料にかかわる請願及び陳情については不採択,議案第1号の修正案については賛成しかねるのであります。 最後になりますが,わが会派議員が本定例会を通して申し上げてまいりました提言,指摘事項につきましても,今後もご検討いただけますよう要望いたしまして私の討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,自民クラブ 千葉英守君。 (千葉英守君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆千葉英守君 私は,ただいまから,自民クラブ議員会を代表いたしまして,本定例会に提出されました市長提出の諸議案につきまして賛成の立場から,また,保育料改定に反対する請願及び陳情については不採択の立場で,さらに,共産党議員団提出の議案第1号の修正案については反対の立場から,以下簡潔に討論を行います。 今回の議案中,補正予算案は,桂市長にとって初の編成によるものであり,市民への約束を盛り込んだ初めての政策予算でもあります。ご承知のとおり,本市の平成3年度の予算は,骨格となった当初1兆1,106億円,今回の肉づけ補正を含めると1兆1,912億円と,対前年度比7.1%の増となっております。その内訳は,一般会計で698億円の補正を計上し,総額で6,538億円と前年度比6%の増,また特別会計では7%,企業会計で10%とそれぞれ増加しております。 市税が4%程度と大幅な伸びが期待できない中で,地域総合整備債などの有利な財源確保に努め,市税の伸びを大幅に上回る予算となったことは,桂市長が公約実現に向けて積極的に肉づけされた政策予算であると高く評価するものであります。そのことは,提案説明の中で,市長の気持ちが込められた所信表明で力説され,これまで市民に訴えてこられた基本理念「躍動都市さっぽろ」を軸に,5本の基本姿勢,そして6本の柱に分けての具体的施策,これらの実現に向けて大きく一歩を踏み出したものと言えます。もちろん,すべての公約を盛り込むことは不可能であったと存じますが,今年度中に策定が予定されております次期5年計画の中に,桂市政の特色がふんだんに盛り込まれることと期待するものであります。 さて,本定例会に付議されました補正予算案の中から,主な事業内容について述べさせていただきたいと思います。 まず,総務局関係では,広報システムの開発を計上し,広報関係情報を市民に迅速かつ的確に提供するためのデータベース化,オンライン化を進めることは,情報化の時代にかなったものと評価するものであります。また,街づくりサッポロ会議を設置し,7月にも公募しようとする取り組み姿勢は,広く市民の声を聞くという市長公約の実現への並み並みならぬ意欲のあらわれと思うのであります。 次に,企画調整局関係では,今後の行政運営の指針となる新5年計画の策定が注目されております。質疑の中でもさまざまな意見が出されておりますが,それは,桂市長にとって,初めての中期計画となることからの期待のあらわれであると思うのであります。ぜひ,英断をもって,本市の将来に誤りのないよう,立派な計画策定にご努力を願いたいと存じます。都市再開発では,西区琴似2条2丁目の工場跡地整備の基本計画などに着手されることは,会派としても大いに評価するものであります。地域の方々の意見,要望も十分把握の上,策定されるよう要望いたします。 次に,市民局関係では,わが会派が以前から提言しております歴史的建造物に関する調査に400万円を計上され,その実態調査と,専門家からなる懇談会を設置し,今後の方策を検討されることは,個性と風格ある札幌づくりを進める上で,高く評価できるものであります。また,故レナード・バーンスタイン氏が提唱され,昨年開催されましたパシフィック・ミュージック・フェスティバル,通称PMFは,市民に深い感動を与えました。その第2回目が間もなく開催されますが,成功裏に終わり,この音楽祭が末永く定着することを望むものであります。 次に,民生局関係であります。 桂市政の重点項目の一つに,「平和と安らぎに満ちた市民福祉の街づくりを進める」があります。21世紀に向けて高齢化が進む中,施設福祉の充実は不可欠でありますが,これからはソフト面,つまり心のサービス事業といった面の充実が望まれてきます。こうした流れの中で,いち早くボランティア活動あるいは在宅福祉の振興など,地域福祉の充実に力点を置いた取り組みは当を得たものであります。 次に,衛生局関係であります。 何といっても,中央区の健康づくりセンターの建設を高く評価したいと思います。市民の自主的な健康づくりの支援を目的とした施設であり,平成5年のオープンが待たれます。せっかくの施設ですから,民間のスポーツクラブなどにはない栄養指導,生活指導といった機能を持たせたり,特に,心の健康づくりについての新しい展開を要望しておきたいと思います。 次に,環境局についてであります。 ごみ減量化事業として,建設系廃棄物,浮遊選別実験施設の建設は,全国にも例のない事業であり,その成果が注目されております。また,グリーンベルト計画推進の一環として,茨戸川緑地などの整備構想の策定や市内2ヵ所の市民の森の整備は,人と自然のふれあいまちづくりを進める上で,わが会派の要望が取り入れられたものと高く評価するものであります。 次に,経済局関係であります。 今回計上されました里づくり事業は,農業者にとって新しい活路を見出す切り札になってほしいと願うものであります。同時に,本市農業の実情を十分見きわめて,農用地の見直しに積極的に取り組むことを再度要望しておきたいと存じます。 また,新しい工業団地の造成が3地区で具体化され,一日も早い分譲が待たれるのであります。しかし,自動車解体業や古紙・廃品回収業は,こうした工業団地の対象外の業種であります。住宅街でのトラブルを解消するためにも,こうした業種についても何らかの手だてを考えるべきと思います。難しい問題もあろうかと存じますが,全庁的な取り組みで打開策を練っていただくよう要望いたします。 次に,建設局関係であります。 やはり,雪対策であります。通学路の運搬排雪の大幅延長,さらには幹線道路の運搬排雪の強化,また,坂道ロードヒーティングが年度内72ヵ所の整備費が計上されたことは,公約実現の早い取り組みであり,敬意を表するものであります。今後は,住民みずから排雪ができる流雪溝の整備を可能な限り進め,また融雪槽や融雪機などへの補助なども検討されるべきと考えます。また,この冬初めて試みられましたパートナーシップ制度は,PR不足もあって市民理解が欠けていたように思われますので,この制度が早く軌道に乗るよう,市の一層の努力を求めるものであります。 さらに,わが会派が長年にわたって取り上げてまいりましたJR学園都市線の高架化事業がいよいよ具体化し,年度内実施設計という運びになりましたことは,大いに評価するものであります。 このほか,北区の屯田防風林をそのまま生かした全く新しい街路づくりを実施されますが,こうした手法が全市的に採用されることを期待したいと思います。 次に,教育委員会関係では,国際ジュニアアートキャンプ,世界ジュニアリュージュ選手権大会,ジャパンオープン,国際卓球大会,国際ハーフマラソン大会,第5回ツール・ド・北海道などのスポーツ大会や社会教育関係行事への補助が予定されております。スポーツイベントのみならず,各種イベントを継続し,あるいは新規開拓することが,これからの都市のイメージアップとなり,やがては夏季オリンピック開催へとつながっていくものと思います。 次に,消防局関係では,傷病者の救命率を高めるための救急高度化推進事業を今後とも積極的に推進されるよう要望いたします。 次に,下水道局関係では,市街化調整区域住民のための下水道布設に道が開かれたことは,市長の英断であります。負担の公平の原則に配慮しつつ,待ち望んでいる住民の期待に早急にこたえてほしいものと思います。 以上,それぞれの事業についての評価を述べてまいりましたが,総体的に厳しい財政状況の中で,近年にない大型補正予算であり,その内容も高く評価できます。あらためて市長提出の諸議案に賛成の意を表する次第であります。 最後に,保育料の改定であります。 保育料は,受益者である保護者負担と国と市の公費で補われております。本市の保育料は国の基準額の約4割を軽減しており,指定都市の中でも上位の軽減率であり,道内では最高の軽減率となっているのであります。今年度は,多子家庭などの軽減に配慮していること,あるいは後年次負担を避けるためにも,毎年度の改定はやむを得ないものであり,今回の改定は適正であると考えます。 こうした意味で,共産党議員団から提出されました修正案は,市民負担の公平さを著しく欠くものと言わざるを得ないのであり,請願第32号と陳情第15号及び議案第1号の修正案については反対の立場を明確にしておきたいと思います。 以上,種々述べてまいりましたが,桂市長の初めての政策予算がより適切に,より効果的に執行されることを期待をするとともに,さらに,わが会派が質疑を通して指摘をし,あるいは要望した点につきましても,的確な取り組みを期待をいたします。 以上で,私の討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,共産党 高橋重人君。 (高橋重人君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆高橋重人君 私は,日本共産党を代表し,今定例会に市長から提案されました議案第1号 平成3年度札幌市一般会計補正予算に反対し,これに関連し保育料値上げをストップさせる立場でわが党が提出いたしました議案第1号に対する修正案は可決,残余の議案18件に賛成し,並びに請願第32号,陳情第15号は採択すべき立場から討論を行います。 わが日本共産党札幌市議団は,今定例会に先立ちまして,5月8日に桂市長に対し,91年度補正予算の編成に関する要望を提出いたしましたが,その内容は,一つ,保育料の値上げを行わないこと,第2に国民健康保険料の引下げを図ること,第3に老人福祉,障害福祉を強化すること,第4に給食改悪案を撤回し,教育環境の充実を図ること,第5に消費税の公共料金への転嫁を引き続き行わないこと,第6にため込んだ基金を市民福祉の事業に活用すること,第7,非核平和都市宣言を行うことの7項目であります。 ところが,5期20年続いた板垣市政の後を引き継いだ桂市政は,基本的には板垣市政と何ら変わらない政治姿勢で今回の補正予算を提案しております。 まず,議案第1号 一般会計補正予算にかかわる保育料値上げについてであります。 わが党は,16年連続値上げがいかに大きな負担を共働き家庭に与えているのか,その実態を明らかにしながら値上げの撤回を求めたのでありますが,市長は,わが党の指摘や7万5,000余の署名に込められた市民の願いに全く耳をかさず,かたくなに値上げを実行しようとするその政治姿勢は,まことに遺憾であります。高い保育料に苦しめられている市民の生活実態,特に婦人の働く権利が実質的に奪われてしまっている実態について,認識しているのかという代表質問に対して,桂市長は詳細は知らないと答弁され,市民は唖然とさせられたのであります。 また,本市の保育料が高いという認識を持っていないかとの質問に対し,理事者は,高いとは考えていないと答弁され,市民生活の実態を考えた保育料のあり方を検討するのではなく,ただひたすら値上げ路線に固執している態度は,とうてい容認し得ないものであります。 質疑の中でも明らかになりましたように,保育料体系の抜本的見直しを理事者も表明されているのであります。高い保育料の見直しが緊急の課題になっている現状において,いま行政としてやるべきことは,値上げを見送り,市民合意の料金体系をどう策定するかであります。 市長は,毎年度改定することが負担の公平という観点から,適切な措置であると答弁されましたが,この考えこそ改めなければなりません。受益者負担を当然の前提にして,本来国,自治体が果たすべき責任を回避する態度であるからであります。国,自治体が市民生活の実態を十分に配慮し,市民生活や婦人の働く権利を守る立場で対処すべきことは,保育行政の基本であります。この基本から逸脱し,父母負担の強化を当然視し,生活苦を訴えている父母の声を聞こうともしない態度は容認し得ず,保育料値上げに反対するものであります。 東京都は3年前から値上げをストップし,また今年度は仙台,名古屋,京都,神戸の各市が値上げを見送っているのであります。このような状況を踏まえ,わが党が提案した修正案の可決を強く主張するとともに,保育料値上げ反対に関する請願・陳情の2件は採択すべきであります。 次に,今定例会での議案審査を通じ,わが党が質疑の中で明らかにしてきた問題に触れてまいりますが,まず消費税についてであります。 桂市長はわが党の代表質問に対し,市の公共料金への消費税転嫁について,国の動きや他都市の動向を見きわめながら検討したいと答弁されましたが,市民の多くが廃止を求め,本市議会も転嫁条例を否決している事実を踏まえ,市長は引き続き上乗せは見合わせるとの態度を明らかにすべきであり,検討したいなどという答弁は市民にとっては受け入れがたいものであることを厳しく指摘しておきます。 次に,基金の活用についてであります。 今回の地方選挙では,全国的に地方自治体の基金のため込み問題が取り上げられましたが,本市の基金総額は1,443億円にも達しております。道路橋りょう費など,ハード面の事業に投入するのみでなく,市民福祉の事業,いわゆるソフトの事業にも振り向けるべきであることをあらためて指摘しておきます。 次に,自衛隊基地の撤去についてでありますが,わが党の代表質問に対して桂市長は,自衛隊の基地だから不要なものだと考えていない。自衛隊の施設について云々するのであれば,同じように市内の大規模公有地について考えなければならないというような答弁をされましたが,そうであれば,将来の都市計画のあるべき姿としても,自衛隊基地について移転を迫っていくべきであります。 次に,公共施設用地の先行取得についてであります。 藤野南小学校用地の一部で買収がおくれ,学校建築が市の振興公社による立てかえ施行となって,5億円もの市の負担増となることや,新設が急がれる未整備中学校区の児童会館26ヵ所のうち,用地確保は3ヵ所分にすぎないなど,本市の事業を計画的に進めていくために必要な用地の確保で立ちおくれが目立っており,企画担当部局,用地取得部局,そして事業担当部局のチームプレイの強化を強く求めるものであります。 次に,区役所スペースの問題でありますが,区役所庁舎が近年,OA機器の導入などによって手狭になってきている中で,基準の見直しを図り,現在1人当たりの執務面積が5平方メートル台の区役所を優先的に増改築するよう求めておきます。 次に,能楽堂や音楽ホール,演劇ホールの建設とあわせて,各区に地域文化ホールをつくり,市民の文化要求にこたえていくべきことを強調しておきます。 次に,泊原発事故問題については,3月議会でも助役が,札幌市として何らかの行動を起こすと答弁しながら,その後何らの行動も起こさず,しかも,タービン亀裂事故発生後にようやく北電と道に対してお願いと要請を口頭で申し入れたという市長の態度は,泊原発からわずか60キロしか離れていない札幌市民の不安を軽視するものであることを厳しく指摘しておきます。 次に,リサイクル問題であります。 リサイクル条例を制定し,資源回収業者について,経済活動という枠だけで見ないで,環境をどう守っていくのかという立場から助成を強化すること,並びに市が市営住宅を初め,分別解体の模範を示し,市民の不安を取り除くために計画を持って努力すべきであります。 次は,大型店にかかわる問題であります。 日米構造協議を背景に,大店法の改正によって大型店の大量進出が地元小売業者の営業と生活に深刻な影響を与えているばかりでなく,環境にも大きな影響を与え,重大な都市問題になっておるのであります。地域商業活性化対策として1,200万円計上し,環境影響調査を計画されておりますが,市の各セクションが協力して大型店の企業責任と企業負担を明確に求め,交通障害などの市民生活への悪影響を未然に防止する措置がとられなければなりません。 同時に,商業への影響を調査し,地元中小企業を擁護する姿勢を明確にするべきであります。特に,北区茨戸地域に進出が報道されましたヤオハンについては,市長を初め市関係者の全く知らない中での出店表明であり,本市の夢のグリーンベルト構想計画からも,長期総合計画の土地利用計画からも,また,この地域に一大水郷森林公園を待望している市民の願いから見ても,また,ここで営農している農家と農用地を保護する上からも容認し得ないものであり,理事者が答弁された,一私企業のために都市計画を変更することはないという立場を堅持し,毅然とした態度を強く求めるものであります。 次は,除雪にかかわる問題であります。 本冬は,特に豪雪ということもあり,わが党も2月に市長に対して,補正予算を組んででも市民の要求にこたえるよう強く申し入れてまいりました。また,桂市長も,選挙政策の中で完全除排雪を約束していたのであります。今回の補正予算で小・中・高の通学路の排雪,ロードヒーティングの促進などが計画され,一歩前進は見られるものの,生活道路の排雪の拡大強化,パートナーシップ制の抜本的改善による住民負担の軽減化,隘路になってきた雪捨て場の確保のための公共的空地の確保,ロードヒーティング化の一層の促進,老人・身障世帯の排雪の援助体制の確立,除雪の障害になっている狭隘な道路の電柱の共架化など,一層の努力を強く求めるものであります。 次は,市営住宅についてであります。 老人・身障者向け市住の不足は深刻であります。希望者は直ちに入居できる住宅計画を立てて実行すべきであります。高家賃の市営住宅をつくり出していますが,所得の実態に見合った市営住宅用地代が高騰し,政策家賃制度の導入が必要であります。独身勤労青年の住宅問題は,公団に入ればよいという態度では解決されません。公住法の改正を国に要求するなど,制度改正を含む取り組みが重要であり,これを強く指摘をしておきます。 次の問題は,緑の基本計画で策定された公園緑化面積,市民1人当たりの目標42.1平方メートル以上の目標に比べて,現在の到達点は12.3平方メートルと非常にかけ離れており,一層の努力が求められるのであります。また,緑と自然保護の観点から,市街化区域の拡大,開発計画の進展,ゴルフ場など,いわゆるリゾート開発や都市開発の美名のもとで,緑,中小河川,池,沼,丘陵など,次々とその姿を消してきている現状はきわめて重大であります。緑化推進行政の中で,自然保護行政の位置づけと役割を再評価しつつ,公園緑化と自然保護行政の一層の強化を強く要望するものであります。 以上で,私の討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,市民ネットワーク北海道 山口たか君。 (山口たか君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆山口たか君 私は,市民ネットワーク北海道を代表しまして,第一部・第二部議案審査特別委員会に付託されました諸議案,陳情・請願につきまして簡潔に討論を行います。 多くの市民の方に支えられ,初めて札幌市議会に3議席をいただいて2ヵ月余り,この間,市長の提案説明を伺い,補正予算を中心とした議案審査にも参画してまいりました。その中で,やはり札幌市は他の政令指定都市との横並びを目指しているという印象を強く持ちました。代表質問でも申し上げましたように,他都市をリードする一歩先行く市政をうたわれておられる市長には,特に福祉,環境問題において,他の政令都市より1歩も2歩も先行く札幌を実現し,そのことによって,すべての地方自治体の中で名誉ある地位を占めることを切望いたします。 初めに,第一部議案審査特別委員会に関して申し上げます。 私たち市民ネットワークは,市役所における女性の登用を積極的に進め,あわせて,女性が働きやすい職場環境づくりについて申し上げました。今後,ぜひ積極的な女性登用を進めることを要望いたします。 また,一時的なブームではないリサイクル都市づくりについても申しました。特に,ごみに対するイメージアップについては,5ヵ年計画の早い時期に実施とのことですが,これはぜひ一日も早く実現されることを再度要望いたします。 第二部議案審査特別委員会では,ホワイトイルミネーションについて,西10丁目以上の拡大は不必要ではないかとの立場を明らかにいたしました。省エネルギー,市民参加の観光政策への転換を再度要望するものです。 次に,保育料値上げについて申し上げます。 本市の保育料は軽減率が39%,他の政令指定都市と比べ上位にあるので高くないと市は認識されていますが,その一方で,政令市の中間ぐらいまで軽減率を引き下げていくような考えも見られ,納得できるものではありません。一方,安い保育料で助かっているという意見,高くなってもいいから保育内容を改善してほしいという意見もあり,市民ネットとしても,必ずしも値上げに絶対反対という立場ではありません。しかし,特にD階層の勤労共働き世帯の多くが重い負担感を持っている,これは現実です。仕事を続けるか,育児に専念するか。仕事を続けることを選択しても,乳幼児を抱えての共働きは,本当に身も心もくたくたになって,仕事をやめざるを得ない状況もあるのです。 今回,子供の多い家庭への保育料の軽減が配慮されることは評価できますが,子育てや教育にお金がかかり過ぎ,女性にばかり負担がかかるいまの社会では,多くの子供を望んでいてもあきらめざるを得ない実情があります。労働時間を短縮し,育児休暇や育児時間を確保し,男性と女性がともに仕事も子育ても伸び伸びとできるような環境づくりが急務です。本市は,そのような時代の要請を読み取り,保育園を初め充実した子育て環境づくりのためにお金を使うことを惜しまないという姿勢を示すべきと考えます。 市民ネットワークは,市が軽減率において他の政令指定都市より上位を維持し続けること,保育料制度の見直しを行い,適正な保育料体系をつくること,将来を展望した保育,子育て政策づくりに着手することが不可欠と考え,保育料値上げに反対いたします。 したがいまして,私たち市民ネットワークは,議案第1号中関係分に反対,議案第1号に対する修正案に賛成,残余の議案18件に賛成,請願第32号,陳情第15号に賛成との立場を明らかにいたしまして討論を終わります。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) ほかに発言がなければ,討論を終結し,採決に入ります。 この場合,分割して採決を行います。 まず,議案第1号に対する修正案並びに請願第32号及び陳情第15号の3件を一括問題といたします。 修正案を可決することに,請願1件及び陳情1件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立少数であります。よって,修正案は否決することに,請願第32号及び陳情第15号は不採択とすることに決定されました。 次に,議案第1号を問題といたします。 本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立多数であります。よって,議案第1号は可決されました。 次に,議案第2号から第16号まで,及び議案第20号から第22号までの18件を一括問題といたします。 議案第2号から第5号まで,議案第10号から第16号まで,及び議案第20号から第22号までの14件を可決することに,議案第6号から第9号までの4件を承認することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,議案第2号から第5号まで,議案第10号から第16号まで,及び議案第20号から第22号までの14件は可決することに,議案第6号から第9号までの4件は承認することに決定されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,日程第2,議案第28号及び議案第29号並びに請願第28号及び陳情第1号並びに意見書案第1号 季節労働者の通年雇用促進と生活安定のための諸施策拡充に関する意見書の5件を一括議題といたします。 委員長報告及び提案説明を求めます。 まず,総務委員長 大越誠幸君。 (大越誠幸君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎大越誠幸君 総務委員会に付託されました季節労働者の雇用等に関する請願第28号及び陳情第1号について,その審査結果をご報告いたしますとともに,総務委員会所属議員全員の提出による意見書案第1号の提案趣旨を説明いたします。 最初に,請願第28号及び陳情第1号についてでありますが,主なる質疑として,公共事業の発注に当たり,地元企業優先を徹底するとともに,季節労働者雇用対策の位置づけを強化すべきと考えるが,市はどのように対処しているか。市は,季節労働者の雇用拡大を図るため,積極的に公共事業の発注を実施すべきと考えるがどうか。市職員が冬期技能講習の講師をする場合の報酬について,改善する余地はないのか。また,市の施設の講習会への提供及び使用料の減免を拡大するとともに,民間施設を使用した場合は借上料の補助を行うべきと思うがどうか。人手不足の現状にあるが,国は季節労働者の通年雇用化について,どのような考えを持っているのか。冬期技能講習は,どのような団体によって実施されているのか等の質疑がありました。 討論はなく,採決を行いましたところ,請願第28号は賛成少数で不採択とすべきものと,陳情第1号は全会一致,採択すべきものと決定いたしました。 なお,陳情趣旨の実効を期すため,本委員会所属議員全員により,意見書第1号 季節労働者の通年雇用促進と生活安定のための諸施策拡大に関する意見書を提案した次第であります。 以上で,報告及び説明を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,文教委員長 関口英一君。 (関口英一君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎関口英一君 文教委員会に付託されました議案第28号 札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案について,その審査結果をご報告いたします。 本件は,藤野南小学校を新設することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。 質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。 以上で,報告を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,建設委員長 高橋忠明君。 (高橋忠明君登壇)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎高橋忠明君 建設委員会に付託されました議案第29号 藤野南小学校新築工事請負契約締結の件について,その審査結果をご報告いたします。 主なる質疑として,当初予算における当該小学校の校舎及び屋内運動場の建築費約17億4,200万円,最終設計による建築費との差が約1億円生じているが,当初予算の立て方に慎重さが欠けているのではないか。また,当該学校用地の取得のおくれにより,新たに約2,500万円の冬季間工事費が追加されるとのことだが,11月末で躯体工事が終了するとのことであれば,経費を追加する必要はないのではないか。立てかえ施行により設定した債務負担行為の限度額23億円は,現時点において約22億3,000万円に減額される見込みとのことだが,具体的な内訳及び執行の見通しはどうなっているのか。発注のおくれにより,来年4月の開校に向けて突貫工事となるが,人手不足の中,大工などの技術者確保について,工事業者に対しどのような対応を行なっているか。今後の学校用地取得に当たっては,早い段階に担当部局が連携して対応すべきではないか。また,公共用地取得に関する税法上の優遇措置の拡大等について,国に要請すべきと思うがどうか,等の質疑がありました。 討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの各委員会報告及び提案説明に対し,質疑はありません。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) 質疑がなければ,討論に入ります。 通告がありますので,発言を許します。荒川尚次君。 (荒川尚次君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆荒川尚次君 私は,日本共産党を代表して,総務委員長の報告にかかわる請願第28号国の季節労働者冬期援護制度の延長・改善要請及び建設(季節)労働者の雇用・生活対策拡充に関する請願の不採択に反対し,採択を主張する立場から簡潔に討論を行います。 1974年,昭和49年12月の雇用保険法の成立により,季節労働者の失業給付が90日分から50日分に削減されたことから,今日,全道23万人,全市4万人に及ぶ建設季節労働者の冬期の生活が重大な危機にさらされ,地元中小企業の労働者確保と地域経済に深刻な影響を与える事態となったことから,地元での仕事と90日分の支給復活を求める運動が起こり,3年後の1977年,昭和52年度から積雪寒冷地冬期雇用促進給付金制度が実現し,3年ごとの時限措置としながらも,過去4回に及び延長・改善されて実施されてまいりました。 本年度が,また3年の時限措置の切れ目の年となることから,国の予算編成に合わせてこの制度を改善し,再延長させるべく,運動の高まりを背景に,本市議会に対しても2本の請願・陳情が寄せられました。全日自労建設一般労働組合札幌建設支部から提出された請願第28号及び石狩地区季節労働組合から提出された陳情第1号は,いずれも国に対して制度の改善と延長を求めるものであります。ただ,請願28号は,それに加えて,本市に対して冬期就労対策事業と技能講習への援助拡充を求めたものでございます。 全道的にも22市98町村で季節労働者就労対策事業がすでに実施されてきている中で,本市においても,冬期間の除雪作業など,独自の雇用対策を本格的に進めるべきであり,講習会場の提供や講師の派遣など,現在も行なっている技能講習への援助をさらに拡大すべきは,理事者の「検討したい」旨の答弁にも見られるように全く当然であり,願意は妥当なものであります。にもかかわらず,過日の総務委員会において,請願第28号が不採択とされたことはきわめて遺憾であり,関係者の願いに背を向けるものであります。陳情第1号とあわせて請願28号を採択し,あわせて国に向けての意見書案第1号 季節労働者の通年雇用促進と生活安定のための諸施策拡充に関する意見書を可決すべきことを重ねて申し上げ,討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) ほかに発言がなければ,討論を終結し,採決に入ります。 この場合,分割して採決を行います。 まず,請願第28号を問題といたします。 本件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立少数であります。よって,請願第28号は不採択と決定されました。 次に,議案第28号及び議案第29号並びに陳情第1号並びに意見書案第1号の4件を一括問題といたします。 議案2件及び意見書案1件を可決することに,陳情1件を採択することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,議案第28号及び議案第29号並びに意見書案第1号は可決することに,陳情第1号は採択することに決定されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) ここで日程に追加いたしまして,議案第30号 札幌市議会委員会条例の一部を改正する条例案並びに意見書案第2号 農畜産物の市場開放阻止に関する意見書,決議案第4号 ゆとり宣言に関する決議及び決議案第5号 雲仙・普賢岳の噴火,火砕流災害の救援に関する決議の4件を一括議題といたします。 いずれも全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。 議案1件,意見書案1件及び決議案2件を可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,議案第30号並びに意見書案第2号,決議案第4号及び決議案第5号は可決されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) さらに日程に追加いたしまして,意見書案第3号 小選挙区制・政党法導入に反対する意見書を議題といたします。 本件は,社会党,公明党及び共産党所属議員全員の提出によるものであります。 提案説明を求めます。大西利夫君。 (大西利夫君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◎大西利夫君 私は,公明党,共産党,社会党の3党を代表して,意見書案第3号 小選挙区制・政党法導入に反対する意見書案の提案説明を行います。 去る5月31日自民党は,小選挙区制と政党法を導入した政治改革関連法案の骨子を党議決定いたしました。これを受けて,政府は7月末にも臨時国会を召集し,同法案を上程しようとしています。しかし,このことは,昭和60年の衆議院定数是正に関する国会決議に際しての,小選挙区制はとらないとする議長裁定に反するばかりでなく,憲法の主権在民・議会制民主主義の理念をも踏みにじる暴挙であり,断じて認められないのであります。よって,政府においては,小選挙区制を導入することなく,国民の求める真の政治浄化と政治倫理確立及び1票の格差是正で政治改革を行うよう強く要望することの提案であります。 議員各位におかれましては,趣旨を十分にご理解の上,ご賛同いただきますようお願いを申し上げ,提案説明にかえさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの提案説明に対し,質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので,採決に入ります。 本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立多数であります。よって,意見書案第3号は可決されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に,日程第3,議案第31号及び諮問第1号の2件を一括議題といたします。 いずれも市長の提出によるものであります。 提案説明を求めます。桂市長。 (市長桂 信雄君登壇)
桂信雄君
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案1件及び諮問1件につきましてご説明申し上げます。 まず,議案第31号は,株式会社札幌振興公社監査役選任に係る議決権行使の件であります。 同社の監査役であります西村 洋,森 孝平の両氏は,同社定款の定めにより,次の定時株主総会の終結時に任期満了となりますので,本市は,西村 洋氏の後任者といたしまして引き続き同氏を,また,森 孝平氏の後任者といたしまして山崎 駿氏をそれぞれ選任することにつき,同社株主総会において賛成の議決権を行使することを適当と認め,本案を提出したものであります。 西村 洋氏は,昭和39年4月に弁護士の登録をされた後,札幌弁護士会副会長等を歴任され,現在は,札幌家庭裁判所家事調停委員,人権擁護委員,北海道収用委員会委員等をされており,昭和56年12月から株式会社札幌振興公社監査役に就任されている方であります。 山崎 駿氏は,昭和50年9月に公認会計士の登録をされ,昭和61年6月から日本公認会計士協会北海道会副会長に就任されている方であります。 次に,諮問第1号は,人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。 本市を職務区域とする人権擁護委員であります相神百合子,相原敬用,香川トキ,川嵜義之,西村 洋,能登 要,村井俊朗,渡邊由三の8氏は,いずれも来たる8月31日をもって任期満了となりますので,相原敬用氏の後任者といたしましては古川隆之氏を,香川トキ氏の後任者としたしまして佐藤トモ氏を,川嵜義之氏の後任者としたしまして黒田幸雄氏を,村井俊朗氏の後任者といたしまして齋藤陽子氏をそれぞれ推薦することを適当と認め,また,そのほかの4氏につきましては引き続き推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。 相神百合子氏は,札幌市豊平区更生保護婦人会会長等を歴任され,現在は,保護司,札幌市婦人団体連絡協議会副会長等をされ,昭和63年9月から人権擁護委員に就任されている方であります。 黒田幸雄氏は長年,札幌営林局及び北海道営林局に勤務され,この間,帯広営林支局大樹営林署長等を歴任し,昭和59年9月に退職され,現在は北海道同盟友愛会議北海道高齢者同盟副会長をされている方であります。 齋藤陽子氏は,昭和55年4月に弁護士の登録をされ,現在,札幌弁護士会に所属されている方であります。 佐藤トモ氏は,札幌家庭裁判所調査官補をされた後,現在は,札幌家庭裁判所家事調停委員,北海道公害審査会委員等をされている方であります。 能登 要氏は昭和40年4月に弁護士の登録をされた後,札幌弁護士会副会長,北海道弁護士会連合会常務理事等を歴任され,昭和57年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。 古川隆之氏は長年,深川市役所に勤務され,この間自治労北海道本部中央執行委員等を歴任し,昭和58年5月に退職され,現在は全道労協センター事務局長,北海道住宅審議委員等をされている方であります。 渡邊由三氏は,長年,検察庁に勤務され,この間,札幌地方検察庁首席捜査事務官,札幌区検察庁副検事等を歴任し,昭和60年2月に退職され,現在は,保護司,極光システムエンジニアリング株式会社常務取締役等をされており,昭和63年9月から人権擁護委員に就任されている方であります。 なお,西村 洋氏の略歴につきましては,先ほど,株式会社札幌振興公社の監査役選任にかかわる議案のところでご説明申し上げましたので,省略をさせていただきます。 以上で,ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの市長の説明に対し,質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので,採決に入ります。 この場合,分割して採決を行います。 まず,諮問第1号のうち,渡邊由三君の推薦を問題といたします。 渡邊由三君を推薦することを適当と認めることに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立多数であります。よって,渡邊由三君を推薦することを適当と認めることに決定されました。 次に,諮問第1号のうち,相神百合子君,黒田幸雄君,齋藤陽子君,佐藤トモ君,西村洋君,能登 要君,及び古川隆之君,以上7人の推薦並びに議案第31号を一括問題といたします。 諮問第1号のうち7人については推薦することを適当と認めることに,議案第31号については可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,諮問第1号のうち7人については推薦することを適当と認めることに,議案第31号については可決することに決定されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) 次に日程第4,議案第32号を議題といたします。 本件は,市長の提出によるものであります。 提案説明を求めます。桂市長。 (市長桂 信雄君登壇)
桂信雄君
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案第32号 札幌市栄誉市民推薦に関する件につきましてご説明申し上げます。 本案は,前札幌市長 板垣武四氏を本市栄誉市民にご推薦申し上げ,議会のご決定を得るため,提出いたしたものであります。 氏は,大正5年,上川管内和寒町でお生まれになり,東京帝国大学法学部に学ばれた後,三菱電気神戸製作所を経て,昭和21年,戦後の荒廃のさなか,札幌の復興のために本市に奉職されました。 昭和31年から昭和45年まで助役としてその重責を果たされ,さらに昭和46年からは,第7代の札幌市長として,5期20年にわたり市民福祉の向上と本市の発展に尽くされました。 氏がなされたお仕事は,枚挙にいとまがないと申し上げて決して過言ではないのでありますが,その二,三をいま申し述べさせていただきますならば,まず,本市の均衡ある発展のため,都市基盤の整備に力を注がれたことが挙げられましょう。 市長に就任された当時,本市は,冬季オリンピックと政令指定都市への移行を間近に控えていたこともあり,大都市にふさわしい都市機能の整備が急がれていたわけでありますが,氏は,就任後間もなく,地下鉄南北線の開通,市役所新庁舎,札幌地下街の落成など,大型プロジェクトを次々と完成にこぎつけられたのを初め,生活基盤にかかわる地域格差の是正のため,市長ご在任中に,市街地における道路舗装率のほぼ100%の達成,地下鉄網の計画的な整備,あるいはまた上・下水道の飛躍的な普及促進を図られるなど,その卓越した行政手腕で,他の大都市に比肩し得る今日の札幌の発展を築かれたのであります。 また,氏は,緑にあふれる街・香り高い文化のまちづくりのため,大規模公園の造成や各区における図書館,体育館等の施設整備,各種文化・スポーツ行事の開催に力を注がれ,その一方で,人口急増の中にあって,この札幌が人情砂漠にならないようにと,コミュニティー活動の振興,青少年の健全育成,婦人の交流活動の活性化等にも努められました。本市が,一度は住んでみたい,あるいは,行ってみたい街という高い評価を得ておりますのも,街の機能や利便性だけではなく,そこに住む市民一人一人の心のぬくもりが通い合うまちづくりに取り組まれた氏のご業績によるものと確信をいたしている次第であります。 さらに,氏のご業績の中で特筆さるべきものは,何と申しましても国際都市さっぽろの確立であります。 ホスト市長として,アジアで初の冬季オリンピックを大成功に導かれたのを初め,姉妹都市の提携や交流,数々の国際イベントの誘致・開催により,本市の国際的地位を確固たるものへと高められました。 また,北方圏の諸都市が知恵と経験を分ち合い,快適な北方都市の創造を目指す場として氏が提唱された北方都市会議は,昭和57年の第1回会議以降,継続開催となり,回を重ねるごとに参加都市もふえ,その評価は高まる一方であります。この会議での成果を施策に反映させることにより,いまや,北方圏諸都市の知恵と経験が市民すべてのものとして還元されるようになってまいりました。 そして,本年3月に世界の若人を集めて開催されましたユニバーシアード冬季大会が氏の締めくくりの事業となったのも,本市の国際化に精魂を傾けられた氏のご功績を象徴しているかのようであります。 私は,45年もの長きにわたり,市民福祉の向上と本市の発展にその身を捧げられたすぐれた先達に栄誉市民の称号をお贈り申し上げるべく,168万市民を代表してご提案申し上げることに大きな喜びを感じております。 何とぞ本案についてのご決定をいただきますようお願いを申し上げます。
見延順章君
○議長(見延順章君) ただいまの市長の提案説明に対し,質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので,採決に入ります。 議案第32号を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立)
見延順章君
○議長(見延順章君) 起立多数であります。よって,議案第32号は可決されました。
見延順章君
○議長(見延順章君) 最後にお諮りをします。 各位のお手元に配付の閉会中続継審査申出一覧表記載の請願・陳情につきましては,各委員長から閉会中継続審査といたしたい旨の申し出がありますので,その申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
見延順章君
○議長(見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。 〔一覧表は巻末資料に掲載〕
見延順章君
○議長(見延順章君) 以上で,本定例会に付議の案件はすべて議了いたしました。 これをもって,平成3年第2回札幌市議会定例会を閉会いたします。