課題と会議録の結びつけ方
各課題に、どの発言を結びつけるかを判定しているロジックの説明です。← 一覧へ
3つの型
対象語を含む発言を、文単位で読み、次の3つのどれかに分けます。強さは色の濃さに使うだけで、載せる・載せないの足切りには使いません。対象語を含む発言は、原則としてすべてどれかの型になります(表の中にしか語が無かった場合を除き、35,634発言で除外は一度も発動していません)。
- 議題(取り上げているか)
- その発言が、その話題をはっきり取り上げていると、下記の条件で判定できたもの
- 論じている(議論)
- 議題の条件までは満たさないが、文の中に評価・検討を示す語がある発言(「課題」「必要」「求め」「検討」「見直し」「推進」など)
- 触れている(言及)
- 対象語を含む文の中で、上の2つに当たらなかったもの。議題の中で名前が出ただけの場合などが多く含まれます
議題と判定する条件
2段階です。まず「語のうしろに主題の言い方が来ているか」という門を通り、次に下の5条件のうち少なくとも1つが立つ必要があります。門を通っただけでは議題にしません。
1段目: 門(主題の言い方)
2種類あります。離れてよいもの(語との間に読点なしで30字まで許す)と、すぐ後ろでなければならないものです。
| について | もっとも普通の議題の切り出し。2026-08-30に12件読み、11件が議題(92%) |
|---|---|
| につきまし | 「について」の丁寧形。答弁側はほぼこの形で主題を出す。2026-08-31に16件読み、16件全て議題 |
| に関し | 「について」と同じはたらき |
| をめぐ | 争点として持ち出す形 |
| に係る(すぐ後ろのみ) | 連体修飾。議案の提案説明がこの形を採る(「学校の改築に係る主体工事」)。2026-08-31にすぐ後ろに限った20件を読み、誤りは1件(95%)。間を許すと37件になり、係り先が動く例が混じった |
読点をまたいで語に係けません。たとえば
将来の推計人口は現実と乖離していると言わざるを得ませんが、水需要計画についてはどのようにお考えか、伺います。では、議題は「水需要計画」であって「推計人口」ではありません。読点がその分かれ目です。
採らなかった手がかり
「読んで採らなかった」ことを記録として残します。「に対する」「に対しまし」は候補にしましたが、対象を示す格助詞であり語が係り先でないことが多いと実測で分かり、採用しませんでした(「に対する」は23件中19件を読み11件が係り先の誤り=約5割。すぐ後ろに限っても7件中3件誤り。「に対しまし」は5件全てを読み4件が誤り)。
2段目: 門を通ったあと、議題と認める条件(どれか1つ)
| 主題 | 門のすぐ後ろが「は」「も」=主題の提示。2026-08-30に12件読み11件が議題。ただし数字の対比の「は」が混じることがある |
|---|---|
| 問い答え | 文に「伺い」「お答え」「質問」「お聞き」「申し上げ」「ご質問」「答弁」のいずれかがある |
| 転換 | 文頭が「次に」「最初に」「まず」「続いて」「第◯点目」「◯項目め」「以上」など |
| 言い切り | 文末が「であります」「でございます」「についてです」 |
| 疑問形 | 文末が「〜のか」「どうか」「ますか」「でしょうか」「いかがか」「ではないか」。2026-08-31に161対を読み、誤りは1件 |
誤って当たるのを防ぐしくみ
打消の接頭辞。「無」「非」「未」「脱」「反」が対象語の直前に付いていたら、当たったことにしません。たとえば対象語「認可保育所」が「無認可保育所」に当たれば意味が逆になります(実測16組を直しました)。ただし、別の概念への部分一致(「将来推計」が「将来推計交通量」に当たる、など)は、この規則の外にあり直していません。ここは規則の限界として記録しています。また、対象語の見出しでは判定しません — 見出しは運営者が書いた文字列であり、そこで一致を取れば運営者の書き方が判定を決めてしまうためです。
0件の意味
ある課題・ある年に発言が1件も無くても、「議論されていない」ことを意味しません。運営者が宣言した対象語が、議会の言い方と合っていないだけの場合があります。判定の根拠になった文はすべて、一覧から個別の発言ページで確認できます。