札幌市議会 会議録検索システム(平成3年第4回定例会 1991-12-05 第4号)
1991-12-05/発言 24 件 / 原本(札幌市議会)
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見延順章君
○議長(見延順章君) これより,本日の会議を開きます。 出席議員数は,64人であります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 本日の会議録署名議員として加藤 斉君,飯坂宗子君を指名します。
見延順章君
○議長(見延順章君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。
鍛冶沢徹君
◎事務局長(鍛冶沢徹君) 報告いたします。 田畔 満議員及び福士 勝議員は,所用のため遅参する旨,それぞれ届け出がございました。 本日の議事日程,陳情受理付託一覧表及び質問順序表は,お手元に配付いたしております。以上でございます。 〔一覧表は巻末資料に掲載〕
見延順章君
○議長(見延順章君) これより議事に入ります。 日程第1,議案第1号から第5号まで,議案第9号から第15号まで及び議案第17号から第22号までの18件を一括議題といたします。 昨日に引き続きまして,代表質問を行います。 通告がありますので,順次発言を許します。長内順一君。 (長内順一君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆長内順一君 私は,ただいまから,公明党議員団を代表いたしまして,市政にかかわる諸問題について順次質問をいたします。 そこで,今回の質問の組立ての基本的な考え方でありますが,一つは,これまで寄せられました市民の素朴な疑問や要望につきまして,この声を代弁する立場から,素直に,率直に伺いたいと考えるものであります。 それから,今会議の重要課題として市営交通問題があるわけでありますが,昨日もこの場におきまして,自民・社会両会派から,それぞれ細部にわたって,かなり突っ込んだ質疑があったところでありまして,私どもといたしましては,重複を避け,この問題については,需要喚起策に焦点を合わせて議論を重ね,この議論の行き着く先を,新たな札幌のまちづくりとしてとらえたのであります。そして,スクラップ・アンド・ビルド方式で思考し,これからの札幌のまちづくりを地下鉄を中心とした都市計画を重点にすべきと考えたのであります。 具体的には,地下鉄沿線に新たな施設を配置することはもちろんのことでありますが,既設の施設においても,移設の可能性があるものについては移設し,その跡地を周辺環境に合ったものとして再活用することなども含めて,大胆に推進すべきなのであります。 戦後の札幌のまちづくりの歴史には,幾度かの節目がありました。昭和33年には北海道大博覧会があったそうであります。このときに,札幌の街は大きく発展したわけであります。 二つ目は,昭和47年に冬季オリンピックが開催されまして,このときに,札幌の街は飛躍的に発展したそうであります。 このたびは,このような華々しいイベントではありませんけれども,災い転じて福となすという言葉がありますが,マイナス要素である市営交通の問題を契機にして,必ずや健全な札幌のまちづくりが力強くスタートすることを確信して質問に入りたいと思います。 まず最初に,財政問題についてであります。 最近,法人税制・土地税制等,税金に関する問題が数多く報道されるようになり,税金に対する市民の関心が非常に高まってきているのであります。 そこで私は,かねてより自治体間で不公平感があると言われている商品切手発行税について質問をいたします。 この商品切手発行税は,デパートの商品券やギフト券,またビール券などを購入した際に課税される税金で,自治大臣の許可により,各自治体が条例に基づき課税でき,法定外普通税と呼ばれております。現在,この税金の課税は,東京都を初め,札幌市,横浜市など全国でも18の自治体でしか実施されておりません。この商品切手発行税を一番早く導入いたしましたのは東京都で,昭和5年のことであり,札幌市においては,都市化の進展によって財政需要が年々増大してきている中で,昭和48年に創設されたのであります。もちろん札幌市は,自治体として自主権利を施行できますので,制度上何ら問題はないのでありますが,道内においては札幌市だけが4%の税率で課税しているために,実際に税金を払う市民の感情として,地域間における不公平の気持ちが生じているのであります。 具体的に申し上げますと,たとえば札幌市のデパートで1,000円の商品券を購入した場合,税金4%分の40円と合わせて1,040円になるのに対し,小樽市や他都市のデパートでは課税されていないわけでありますから,額面どおりの1,000円で購入できるのであります。したがって,課税地域に住んでいる札幌市民は,この場合40円多く支払っていることになるのであります。 そこで,本市の市税条例の規定を見ますと,商品切手とは,商品券,その他の名義を問わず,発行者が発行した切手の持参人に対し,これと引きかえに商品の給付を約した有価証券となっておりますので,商品券やビール券,あるいはジュース券やお寿司の券などのギフト券が課税対象となっているわけでありますが,この中のビール券への課税がまた複雑なのであります。 ご承知のとおり,ビール券は大瓶2本が全国共通で1枚710円でありますが,商品切手税の課税を考えますと,この価格は地域によって不公平が出てくるのであります。つまり,ビール1本が320円,2本で640円となり,差引き70円のうち,その内訳は,札幌の場合は,商品切手発行税が4%で25円60銭となり,残りが諸経費となるのであります。ところが,小樽市や他都市でビール券を買った場合でも値段は同じ710円を支払うことになります。しかし,この場合は,逆に他都市の皆さんが,本来必要ないはずの商品切手発行税分の25円60銭を余計に支払っていることになるのであります。また,商品切手発行税の税率は,各自治体が条例によって定めているため,2%,3%,4%とそれぞれ異なっておりますから,710円の内容も当然それぞれ違っているのであります。 さらに大きな問題としては,カード類への課税の問題があります。 現在,課税対象とされておりますのは,あくまで商品と引きかえができる有価証券となっておりますから,たとえばテレホンカードやオレンジカード及び宿泊券など,サービスの提供を受けることができるプリペイドカードには課税されておりません。札幌市がこの商品切手発行税を導入して以来,約20年間を経過し,この間の社会経済情勢の変化の中で,最近は多種多様のカードが流通しており,この中には商品とサービスの両方の提供が可能なカードなども出現しているのであります。これらカードに対する課税の是非なども,新たな問題となってきているのであります。 本市の平成2年度決算における商品切手発行税の税収は4億7,800万円であり,しかも,これが自主財源でありますことから,本市の財政事情を考えたときに,俗っぽい言い方をすれば,のどから手が出るほど貴重な財源なのであります。しかし,一方,市民の立場になって考えてみたとき,時代の変遷にそぐわないさまざまな問題を含んだ税制であり,特に,あってはならないとされる矛盾点や不公平感を強く印象づけられ,これでいいのかという素朴な疑問が生じてくることもまた事実なのであります。 市民の期待を一身に担ってスタートした桂市政であります。私は,目先の税収も確かに大切と考えますが,これに固執し,このことで公平,清新,闊達な市長のイメージが損われることがあってはならないと考えるものであります。 そこで,この商品切手発行税について,どう認識をされ,今後どのような対応をされるのか,市長のご所見を伺いたいのであります。 次に,都心部のまちづくりについてお尋ねいたします。 私は,平成元年2定において,魅力ある都心のまちづくりという観点から,駅前通と道庁前の北3条通の道路整備について質問をしたところであります。今回は,さらに一歩進め,長期的な札幌市のまちづくりについて,私の考え方を述べさせていただき,市長のお考えを伺いたいのであります。 わが街札幌は,北海道開拓使設置によって,計画的かつ雄大な構想に基づき建設されましたことは,あらためて申し上げるまでもありません。21世紀を目前にしている現在,先人たちがフロンティア精神に燃えて今日に残してくれたこの札幌の街をいま一度振り返ってみますと,格子状に区画された街並み,幅の広い道路,そして大通公園など,どれをとっても,現在も十分通用する立派な財産であります。 最近,国におきましては,今世紀の最後の10年間を社会資本の充実・整備の期間として,430兆円に及ぶ公共投資基本計画を定めておりますが,その内容は,社会資本の充足率もさることながら,ゆとりと潤いのある快適環境といった質的な整備に比重が移ってきております。私は,本市においても,来たる21世紀に向けて,次代に残し得る快適で質的整備が行き届いたまちづくりを大胆に創造していくことが,いまこそ必要と考えるわけであります。 そこで,私なりに提案を含め,数点質問をしたいと思うのであります。 その1点目は,人のための道路づくりについてであります。 新天地へ大きな夢をはせ,先人が築いた緑豊かで幅の広い街路という札幌のイメージは,現時点でも果たして同じなのでありましょうか。かつて車社会になる前の道路は,地域と地域を結ぶだけではなく,人にとって毎日の重要な生活空間でもありました。道で立ち話をし,遊び,集まることができたのであります。 最近の全国の各都市における街路の整備状況を見ましても,道路の幅をより広くしたり,もしくは車両を締め出し,歩行者の快適性を重視した整備が一般化してきております。そこには,市民にとって潤いのある空間の形成と地域の活性化という人間中心の考え方が復活してきているわけであります。特に都心部については,交通渋滞・排ガスによる大気汚染などを考慮しますと,将来に向けて,自動車を抑制し,都心部の環境を守ることが必要となってきているのであります。 そこで,本市においても,市民が憩い・働き・生活する都市のより人間的な空間の創造を目指して都心部の道路の見直しを行い,歩行者の快適性の向上,さらには自動車の抑制を図る意味からも,歩行者空間の拡幅を検討すべきと考えるのであります。すでに本市の二番街において,車道を狭め,歩道を拡張した実例からも,実現の可能性は十分あると思うのでありますが,いかがでありましょうか。 2点目は,都心部の緑化についてであります。 これまで札幌は,緑豊かな詩情にあふれた街と言われ,多くの詩や歌謡曲に歌われてきました。しかし,いまやこの看板が消えうせているのであります。本市が,長期的事業として,市街地周辺を緑の輪で囲もうとする環状夢のグリーンベルト構想や芸術の森は,その配置に当たって,都市環境と自然環境との融合を図ったものであり,豊かな自然にあふれたものと言えるのであります。 しかし,都心部を振り返ってみますと,確かに視覚的には周辺の山々の緑が多く残され,また大通・植物園・駅前通の中央分離帯のハルニレ並木などにより救われてはいるものの,総体としては,街路樹の数も含め,決して緑豊かとは言えないのであります。 そこで,私は,都心部の現状の中から,街路樹,大通公園,札幌駅前広場の3点に絞ってそれぞれ質問をしたいと考えるのであります。 まず,都心部の緑化の質問の一つは,街路樹についてであります。 私の好きな北3条通の道庁前の樹齢80年のイチョウ並木は,わずか1町ではありますが,都心部の街路の中でも,コンクリートジャングルとも言えるビル街に札幌らしさを感ずる場所の一つであります。私は,こうした街路樹の育成に努め,いま一度札幌の都心部を緑あふれる街にすべきと考えるのであります。 ところが,この街路樹は,駅前通や道庁前の北3条通など一部を除き,植栽間隔が開き過ぎているところが多く,余りにも貧弱であります。都心部に緑が少ないと感じられる最も大きな要素は,この街路樹に起因していると思われるのですが,都心部の街路樹の植栽間隔を狭め,街路樹をふやし,緑あふれる札幌の街にしてはいかがでありましょうか。 都心部の緑化の二つ目は,大通公園についてであります。 大通公園は,いまさら申し上げるまでもなく札幌のシンボルであり,また,都心の開放的空間として,市民に精神的な安らぎと季節感を感じさせる貴重な場所であります。その大通公園は,21世紀へつなぐ公園として,いままさに再整備事業を進めているところでありますが,すでに整備された箇所を見ますと,子供たちがはだしになって水遊びができる遊水路や噴水の新設,公園を利用する市民のために,デザインを一新したトイレ・水飲み場など,どれをとりましてもグレードの高いものばかりであります。しかし,市民の多くは,こうして人工的につくられた形状もさることながら,四季折々に変化する大通の自然との触れ合いを求めていると思うのであります。 ところが,激しく行き交う車両が公園内から見え,散策をして次の丁目に行くにしても,一々信号を渡らなければならないといった形態は,市民の自然との触れ合いを台なしにしていると考えるのであります。 そこで,条件が許すところから1町間隔にある現在の道路の見直しを行い,公園の一部連続化を実施することにより,大型スペースで自然にあふれる整備が可能になると考えるのであります。日常,各丁目線も車両がそれほど多くない道路が見られますことや,雪まつりなどのイベント時にも通行どめを行なっていることなどから,その実行は可能であると考えるのであります。 さらに,これまで整備済みの丁目区画を含め,今後の整備箇所に樹木を一層ふやし,札幌のシンボルの公園にふさわしい緑豊かな詩情あふれる空間に整備をすべきと考えるのでありますが,いかがでありましょうか。 都心部の緑化の三つ目は,札幌駅前広場であります。 どこの都市においても,駅前広場はその街の顔であります。ところが,現在の札幌駅が札幌の玄関口と言うには余りにもひどいと言わざるを得ない状況にあることは,私ならずとも市民の多くが思い,幾度となく新聞の投書に見られたところでもあります。JRの再建のためとはいえ,景観に何の配慮もない広告物のはんらんは,目を覆うばかりであります。 この駅前広場につきましては,鉄道高架事業との兼ね合いから,札幌駅周辺地区整備構想を,本市が中心になり現在策定中と聞いておりますが,その整備に当たっては,現在の劣悪な景観を排除し,他都市の駅前広場にまさるとも劣らない札幌独自の個性的なものにすべきと考えるものであります。 特に札幌駅南口については,構想策定委員会の中で,緑を主体とした広場にすることで方向づけがされていることも伺っておりますが,実施に当たって,果たしてどの程度のものを考えているのでしょうか。私は,札幌駅をおり立った人たちに緑の札幌を強く印象づけることができるよう,数多くの樹木を配置し,広場全体が森をイメージするようなものにしてはどうかと考えるのであります。緑豊かな街のイメージを,札幌の玄関口である駅前広場からほうふつさせることが,札幌の個性化に向けて重要と考えるのであります。 また,札幌駅北口につきましては,その構想の基本として,バスやタクシーなどのターミナル機能を集約させようと考えられているようでありますが,今後の北口方面の街の発展を考慮いたしますと,北口においても,人間不在の殺風景な形ではなく,極力緑の配置による整備を当初から計画し,実施していただきたいと思うのであります。 鉄道の高架化で,本市の南北格差が解消されようとしております。札幌の玄関口である札幌駅の南北広場の環境整備に十分な配慮をすべきと考えるものでありますが,いかがでありましょうか。 3点目は,創成川の再生についてであります。 開拓時代に住民の生活物資を運ぶ運河としてつくられ,道路交通の発達とともに,その実質的役割を閉じた創成川は,いまでは両サイドが車両交通の道路に阻まれ,市民が近づくこともできない川になっております。しかし,札幌の歴史を語るとき,札幌に生まれた市民はもとより,札幌に育ち,暮らした人たちの紛れもなくふるさとの川として心の中に生き続けており,市民の身近なせせらぎとして復活させたいという思いは,私のみならず多くの市民の願いでもあります。 創成川の再整備につきましては,わが党でもいろいろな機会をとらえて提言をしており,また,本市におきましても,長期総合計画の中で創成川の水辺環境の整備として位置づけられておりますことは十分承知をし,その成り行きには強い期待と注目をしておりますことは,以前にも申し上げたところであります。 ところが,最近,この創成川を大通公園と肩を並べる水と緑の空間とし,次代へ残そうという発想を持った市民グループがシンポジウムなどを開催しております。私は,こうした長期展望に立った発想が,21世紀を迎える札幌のまちづくりにとって,いままさに必要であると考えるのであります。 しかも,創建の当初から官主導でつくられてきたこの札幌に,市民の手による雄大なまちづくりの発想が自然発生的に芽生えたことに賞賛を惜しまないのであります。こうした市民の声を,本市の整備計画に意欲的に取り込むことこそ本来の住民参加のまちづくりであり,積極的な対応を望むものであります。また,こうした計画策定には,技術的な問題はもとより,数多くの解決しなければならない問題が内在していることが予想されることから,その解決のためにも,できるだけ早い時期からの取組みを期待するものであります。 その意味から,明年から始まる次期5年計画から本格的に取り組むべきと考えますが,いかがでありましょうか。 質問の二つ目は,創成川と大通公園が交差する地域の整備についてであります。 私がここで想定する地域は,創成川と大通公園が出会う両サイド,すなわち大通西1丁目と東1丁目であります。 ご存じのとおり,西1丁目は大通公園の一部として,現在テレビ塔があり,その存続にはいろいろ議論を呼んでいるわけでありますが,さらに東1丁目は,現在民間の所有地となっているのであります。以前から,大通公園の東への拡張を期待する声があることは承知をしているところでありますが,私はこの創成川の整備に合わせ,まず,西1丁目と東1丁目を,東西南北のそれぞれの基軸である創成川と大通公園の緑の交差地域として連続性を持たせ,市民に開放された潤いのある空間として整備すべきであると考えるのでありますが,市長のご所見を伺いたいのであります。 次に4点目は,都心部の景観形成についてであります。 本市では,都市景観要綱を昭和63年に制定し,北の都札幌にふさわしい景観の創造を目指して指導及び助言を行うとともに,大通を景観形成地区に指定をし,札幌のシンボルであります大通公園を損わない形で,建築物や屋外広告物などへの指導を強化していることは承知をしているところであります。さらに,大通と十字に交差するもう一つの本市の都市軸であります札幌駅前通につきましても,景観形成の地区指定へ向けて,現在準備を進めていることもお聞きをしているところであります。 申し上げるまでもなく,都市の空間は,公共的空間と私的空間で構成されておりますが,この二つの空間が調和を図りつつ,それぞれが景観的にすぐれたものとする努力が求められているわけであります。個性豊かで潤いとゆとりのある快適な市民生活をつくり出すことが,ひいては街の活性化,経済的な活性化にも結びつくことを考え合わせますと,都市における景観の果たす役割は非常に大きく,このためには,当然のこととは言いながら,私的な空間が準公的な性格を持つことを市民・企業等は十分認識することが必要でありますし,また,そこには規制が加えられることも十分に理解をしなければならないのであります。 そこで,これまでの大通・駅前通といった通りに沿った,いわゆる線的な範囲での景観形成地区指定を,都心部全体とした平面的な地区指定に拡大すべきと考えるのであります。すぐれた都市景観の形成のためには,実に長い時間と多くの市民の理解と協力が不可欠なのであります。したがって,できるだけ早い時期からの取組みが重要と考えるのでありますが,市長のご所見を伺いたいのであります。 次に5点目は,ロマネット計画及び地域中心核の道路整備についてであります。 都心部を,それぞれの特性が持つ歴史的背景や地域特性に配慮してエリア設定を行い,それぞれのエリアごとに個性を持たせたこの道路整備計画・ロマネット計画は,都心部の顔づくり事業として,本市の道路の表情を豊かにするとともに,市民生活にゆとりと潤いをもたらすものであります。すでに整備が進められております大通シンボルロード,北3条通,そして駅前シンボルロードなどを見ましても,その舗装パターンや,照明灯・案内板・植栽升など,どれをとりましてもグレードの高いものであり,本市の個性的で魅力ある都市空間の創造という観点から,事業の推進に期待をしているものであります。 そこで,この都心部ロマネット計画の完成は平成12年ごろと聞いておりますが,平成12年と言えば,まさにもう21世紀なのでありまして,本市が国際都市として,また北海道の中心都市としての役割を担っているところから,ぜひともこの計画の早期完成を目指すべきと考えるのでありますが,いかがでありましょうか。 次に私は,このロマネット計画の発展型として,都心部の整備から,各区や地域のそこに住んでいる人たちの生活のにおいが感じられるような,区や地域の顔づくり事業として,各区もしくは地域のロマネット計画の策定を考えるものであります。 たとえば各区の区役所なりを基点にして,公園・商店街から図書館・区民センターなどの公共施設,そして開拓当時からの歴史的建造物などを,歩行者道路のネットワーク化により,地域の住民がわが街・わが区を再認識するような展開を期待するものであります。 現代は,車社会の中にあって,日ごろのんびりと自分の地域を見て歩くことはなかなかないのが現実なのであります。このような中で,市民が家族と一緒になって休日や祭日などに歩いてみたいという衝動に駆られるような,快適で魅力があり,安全でわかりやすく,歩いて楽しくなるようなロマンチックな道によって地域がしっかりとネットワークされるべきと考えるのであります。 また最近では,地下鉄や幹線道路の整備によって活性化された沿線がある一方では,その開発の波によって,逆に地盤沈下を起こしている地域や商店街があるのも事実なのであります。私は,このような地域や商店街の活性化を図るためにも,各地域の中心核において,個性を生かした魅力ある道路整備が必要と考えるのであります。都心部では,札幌の国際都市としての顔がつくられてきております。次は地域のロマネット計画により,札幌の表情をつくってみてはいかがでありましょうか。 そこで,質問でありますが,本市の長期総合計画の多核心都市への誘導と日常生活の中心機能の拡大・強化を実現する上から,こうした地域からの声を機会として,地域中心核の発展のために,ロマネット計画の区あるいは地域版を策定すべきと考えるのでありますが,市長のご所見を伺いたいのであります。 次に,元気な高齢者の生きがいづくりということで,保養センター駒岡の整備について伺います。 私は,平成元年2定の代表質問の際にも申し上げましたが,従来のわが国の高齢者福祉対策は,ややもすれば1割余の介護が必要な高齢者の方を対象としたものが中心であって,残りの9割の自立をしている元気なお年寄りについては,いまひとつ積極的な対応がなされていなかったように感じております。 しかし,このような中で本市は,老人福祉バスの運行,敬老優待乗車証の交付を初めとして,老人福祉センターやおとしより憩の家の設置,休養ホームライラック荘,あるいは保養センター駒岡を開設するなど,まことに積極的な対応をされているものと考えるものであります。 特に,休養ホームライラック荘と保養センター駒岡の二つの施設の利用状況は,最近の温泉ブームを反映してか,お年寄りには非常に好評であり,ライラック荘は,昭和62年の宿泊利用者1万8,700人,日帰り利用者1万2,429人であったものが,平成2年度では宿泊2万1,084人,日帰り1万6,225人となっており,宿泊で13%,日帰りで31%の増となっております。また,保養センター駒岡は,昭和62年の宿泊で1万8,729人,日帰りで2万9,597人であったものが,平成2年度では,宿泊2万1,475人,日帰りが3万8,766人と,宿泊で15%,日帰りで31%の増となっており,平成3年度はさらに増加すると見込まれているのであります。 しかし,私はあえて苦言を申し上げますと,温泉地にあるライラック荘は別として,駒岡のセンターについては,何となく周囲が殺風景で物足りなさを感じてならないのであります。それは,保養センター駒岡は近代的な施設としての明るさとテラピアという養殖魚を食事に提供するというユニークなふれ込みで好評を博しているわけですが,センターの周辺を見ますと,緑の樹木もきわめて少なく,荒れたような土地が広がっているだけなのであります。しかも,裏側は建築資材の置き場になっているなど,ゆっくりと散策するような場所もない状況にあり,保養する場としては,いささか寂しい雰囲気であります。 今年7月に発表された本市の高齢化対策指針の中でも,高齢期に生きがいを持って過ごしていくためのいろいろな施策について触れられておりますが,今後の高齢化の進展に伴い,私たちのライフスタイルは,所得水準の向上や余暇時間の増加などにより大きく変化し,多様化すると考えられるのであります。そして,この期間をいかに豊かで充実したものにするかということが,直接,これまで生きてきたご本人の人生全体の幸不幸感につながることを考えるとき,まことに重要な課題であると言えるのであります。 このことは,平成元年に実施された札幌市の市政世論調査で,生涯学習に対する関心度が,年齢にかかわらず,すべての階層で70%前後になっていることから,今後もさまざまな形で生涯学習の場の確保が望まれることは間違いありません。私は,このような中にあって,駒岡の保養センターがいつまでも単なる保養の場であってはならないと考えるのであります。 そこで,質問でありますが,駒岡の保養センターをより魅力あるものにするために,開設5年を契機に,植樹を積極的に進め,緑の中でお年寄りがゆったりとくつろぎ,散策できるよう,周辺環境の整備をするとともに,保養するだけではなく,教養の修得,趣味やスポーツなどを中心に,身も心もリフレッシュできるような,まさしくお年寄りの生きがいランドとして整備し,さらに若者も一緒に憩い,学び,世代間交流のモデルとなるような新たな事業展開を考えるものでありますがいかがでありましょうか,市長のご所見を伺いたいのであります。 次は,アミューズメント施設と中島公園の再整備についてであります。 アミューズメントという耳なれない言葉でありますが,英和辞典では,「喜び,楽しみ,遊び,慰め,娯楽,おもしろがらせる,興味を引く」などとなっておりますが,私流に無理に日本語に直して申し上げますと,質の高い大規模なレジャー施設とでもいうのでしょうか,ディズニーランドや最近各地で展開されているテーマパークなども含んでいるようであります。 そこで私は,170万都市にふさわしいアミューズメント施設の整備と公有地の効果的な活用という観点から,具体的には中島公園の子供の国の移転再整備を行い,その跡地を有効活用して中島公園の魅力を向上させる方策について質問をいたします。 最近,道内においても,芦別のカナディアンワールド,帯広のグリュック王国,登別マリンパーク,苫小牧のファンタジードームなどが次々と整備されており,これらテーマパークに対するニーズの高さを反映して,いずれの施設においても多くの利用者が訪れているようであります。一般に,これらの施設の利用者は,車で二,三時間圏内からの人が七,八割と言われており,このことから考えましても,利用者の多くは,当然のことながら札幌市民ではないかと考えられるのであります。 しかし,札幌市内を見ますと,いわゆる遊園地と呼ばれるような施設は見られるのでありますが,残念ながら,これらのようなアミューズメント施設は見当たらないのであります。私は,札幌においても,子供からお年寄りまで楽しむことができ,しかも,若者が集える,健全で夢がいっぱいあふれるアミューズメント施設の整備を早急に進めるべきではないかと考えるのであります。 しかし,現実に施設を整備するためには,予定される利用数が見込めるのかという事業リスクがまず問題になるのであります。私は,このために,まず一定の集客力のある既存の遊園地をアミューズメント施設につくりかえる手法を考えるのであります。 具体的には,中島公園に札幌振興公社が管理運営している子供の国と呼ばれる遊園地があります。この遊園地は,夏場6ヵ月だけの開園で,しかも,幼児・小学生向けの遊具施設が中心でありながら,1シーズンに48万人もの利用があると聞いております。利用者数だけを単に伺いますと,十分に活用されている印象を持つわけであります。しかし,都心の一等地にあることと施設内容を考えたとき,これを,たとえばもっと大きな全天候型の通年施設とし,若者も楽しめるような施設内容にグレードアップすると,現在の利用実態から考えて,少なくとも年間100万人以上の利用を見込める施設になることは間違いないと考えるのであります。 さらに,このような施設を地下鉄利用が可能な位置に移転して整備すると,現在,本市の大きな問題になっている地下鉄の需要喚起にも役立ち,まさに一石二鳥の効果を発揮できるのではないかと考えるのであります。 このような観点から,中島公園の子供の国を地下鉄に近い適地へ移転し,通年型のアミューズメント施設として再整備することについては,ぜひとも実現を図るべきと考えるのでありますがいかがでありましょうか,市長のご所見を伺いたいと思います。 質問の2点目は,子供の国の跡地の有効活用を含めた中島公園の再整備についてであります。 現在,中島公園内外には,国の重要文化財豊平館,そして八窓庵という文化的価値の高い施設のほかに,中島体育センター,子供の国,冬のスポーツ博物館など質の異なる施設がそれぞれ立地しているため,全体に調和のとれない,わかりにくいものになっているのであります。そのため中島公園は,都心の公園としての魅力を十分発揮しているとは言いがたいと思うのであります。 そこで私は,子供の国をさきに述べたような形で移転して,その跡地に,たとえば市長の公約である能楽堂やシンフォニーホールなどの文化施設を整備し,いわば札幌を代表する都心の文化ゾーンの公園としてつくりかえてはどうかと考えるのであります。このことによって,中島公園が歴史・文化の拠点として生まれ変われば,年間1,300万人以上と言われる観光客が訪れる,札幌の新しい観光名所として脚光を浴びる魅力ある空間になるのであります。このような形で施設の配置を見直し,既存施設の移転,再整備を含めた土地の有効活用は,最近,特に公共事業等の用地の確保が難しくなってきておりますことから,これからの事業展開に当たり,その方策の一つとして検討すべきと考えるのであります。そのような点からも中島公園の再整備を実現すべきと考えますがいかがでしょうか,市長のご所見を伺いたいのであります。 次に,雪対策についてお尋ねをいたします。 今日の市民生活において,除排雪の問題を解決することが170万人市民に対する市長からの最大の贈り物となることは,この議場におられるだれもが認めることであろうと思うのであります。 そうした意味で,10年来,雪問題が市政要望のトップであるという言葉が,いまや使い古されたと言えるほど,雪の問題は市政の中でまことに重要な課題と言わざるを得ないのであります。このような中で,市長は,就任するや6月には,いち早く雪さっぽろ21計画を策定し,市民の熱い期待に具体的にこたえるため,通学路の運搬排雪を事業化し,さらに坂道ヒーティングの大幅前倒しを行うなど,積極的に雪にかける意気込みを示されたのであります。 この雪さっぽろ21計画は,本市の雪対策の方向づけを明確にする羅針盤であり,今後10年間に達成されるべき施策と事業が示されているのであります。したがって,この雪対策の実行計画書とも言える雪さっぽろ21計画の着実な推進は,市民が目に見える形で雪対策の充実を知ることができ,この実施に大きな期待をいたしているところなのであります。 このように,いまや雪対策は党派を超え,行政のセクションを超えた市民総ぐるみの課題であり,21世紀までの残り10年間は,雪対策の一層の前進と冬の市民生活での快適性が具体的に実感できる時代となることが強く求められているのであります。そして,次の世代に雪対策における足がかりをしっかりと築いておくことが,私どもに課せられた大きな使命なのであります。 こうした観点から,私は,以下の2点につきまして市長に質問をいたしたいと思います。 質問の第1点目は,生活道路の排雪についてであります。 言うまでもなく,現状の雪対策において,市民の最大の願いは,何といっても生活道路の排雪の問題であります。このため,本市でも昨年から,市民協力を求める除雪パートナーシップ制度を試行し,この点における新たな施策の展開を図っているところでありますが,試行ということもあり,決して順調な滑り出しとは言えないのが実態ではないかと考えるのであります。 幹線道路から生活道路の果てまで,本市の道路からすべての雪を消し去ることが困難なことは承知をしてはいるのでありますが,地域や町内会を訪れるたびに,生活道路の排雪についての強い要望が出されますと,何らかの制度の改善が必要であると考えるのであります。 確かに,排雪量の増大に伴う雪捨て場と運搬ダンプの確保に加え,当然ながら行政経費の負担増を招くことになりますから,一朝一夕に解決できないことは承知いたしておりますが,この点に関しての市民の期待の高さを考えますと,一歩踏み出した対策が必要なのであります。 そこで,いま本格的な降雪の時期を目前に控えて,市民生活に一番密着した生活道路の排雪にどのような方策を持って臨もうとしているのか,また,今後どのように取り組もうとしているのか,市長のご所見を伺いたいのであります。 質問の第2点目は,雪処理における下水道施設の利用についてであります。 下水道は,環境面や衛生面,また浸水に対する安全性の確保といった意味で,市民生活に非常に大きな貢献をしてきているのであります。しかし,その下水道もいまや普及率は95%を超え,新しい事業の展開も積極的に図られており,その中で,私は雪処理における下水道施設の活用に注目をしているところなのであります。雪は形を変えた雨であり,雨処理を行う下水道が雪も処理するという発想は,まさしく毎年雪に悩む市民の立場に立った英断であり,その意欲的な姿勢に敬意を表するものであります。 さきの1定の特別委員会で,私の質問に対して,創成川処理区に設置を計画している合流式下水道の改善を目的とした雨水貯留管について,今後融雪槽として複合利用し,さらにこれを循環システムとして流雪溝ネットワークへ発展させていくとの答弁をいただいているのであります。 そこで,この創成川処理区に計画している雨水貯留管について,認可取得など実施に向けた作業の進捗状況並びに実施時期についてどのようになっているのか。さらに,こうしだ流雪溝ネットワークを含めた雨水貯留管システムの全市への拡大について今後どう取り組まれていくのか,あわせて市長のご所見を伺いたいのであります。 最後に,東区の街づくりと地下鉄東豊線の利用増加策について伺います。 昭和47年に政令指定都市に移行して区制が施行されてから20年になろうとしておりますが,私たちの東区は,かつてだれもが予想し得なかった目覚ましいばかりの地域の発展が図られたのであります。しかし,同時に,多くの課題を抱えることになったことも事実であり,特に昭和63年に開通した地下鉄東豊線の赤字問題については,現在全市挙げてその対策に取り組んでいるところなのでありまして,微力ながら,私もその再建に積極的に協力していく決意なのであります。 そこで今回は,この地下鉄東豊線の活性化を中心にして,区民から寄せられている要望について,何点か率直に質問をしたいと考えるのであります。 初めに,地下鉄東豊線栄町駅周辺の整備についてであります。 この駅の周辺15ヘクタールは,都市再開発方針として,計画的再開発が必要な1号市街地と定められております。さらに,この栄町駅は,札幌圏北東部から札幌都心への玄関口として考えたとき,これに短絡するアクセスの必要性を強く感じる場所でもあります。そこで,たとえば道路事業の促進とあわせて,バスターミナルを設置し,通勤用自家用車の都心乗入れを防ぎ,地下鉄利用者を増加させるなどの施策が必要なのではないかと考えるのであります。 そこで,質問の1点目は,栄町駅周辺15ヘクタールにつきましては,本年3月に1号市街地区域に指定された地区でありますので,早急にパーク・アンド・ライド方式の導入を考慮した地域の開発基本構想を作成し,積極的な開発の促進を図るべきであると考えますが,いかがでありましょうか。 2点目は,幹線道路の整備であります。 ただいまも申し上げました地下鉄東豊線栄町駅北側1.5キロメートル先には,24ヘクタールの広大な園内に色とりどりの花が咲き誇り,世界の庭園やリリートレインともあわせ,市民に大変好評な百合が原公園があります。ところが,この地区の道路整備状況がいまひとつなのであります。 まず,東15丁目屯田通の北49条以北の整備であります。ここが本格的に整備されますと,屯田や石狩町花川方面とのアクセスが可能になります。また,東20丁目篠路通であります。北42条以北,百合が原公園東側からJR篠路駅東側を経由し,札沼線と立体交差して国道231号線へ至る区間が整備されますと,篠路拓北やあいの里,そして石狩町とのアクセスが可能になるのであります。 この二つの幹線の整備が促進されますことは,これまで石狩街道,そして地下鉄南北線麻生駅に集中していた都心部への人と車の流れが,地下鉄東豊線栄町方面へ分散される可能性を秘めているのであります。また,冒頭に申し上げた百合が原公園の利用者の増加はもちろんのこと,地下鉄東豊線の利用増にも結びつくものと考えるのであります。 そこで,このまことに重要な二つの幹線道路の今後の整備の見通しについて,市長のご所見を伺いたいのであります。 最後は,活性化策でもありますが,区民の声が特に強い施設要望についてであります。 実は,昨日,連合町内会長の皆さんと,それから東区の議員会の議員が懇談会を持ったわけでありますが,その中におきましても,東区の住民から自発発生的に,地下鉄東豊線を守る会というのが20日過ぎにスタートすることが決まりまして,地域でも大変,この問題については非常に大きな関心を持っているところであります。 そこで,施設要望であります。 一つ目は,地下鉄東豊線沿線に,冬季間でもスポーツ・教育・文化・芸能などに利用できる全市的な施設,たとえばミニドームのような施設の設置をご検討いただきたいのであります。 二つ目は,通年利用の温水プールであります。東区内には,6月から9月まで夏の間利用できる美香保体育館のプールしかありません。しかも,ことしはユニバーシアード冬季大会で,また一昨年,昭和63年にも補修工事等で休館となったことから,お年寄りからお子さんまで楽しめる通年利用の温水プールの設置要望が特に強く,ぜひとも地下鉄東豊線沿線に設置を検討していただきたいのであります。 最後は,市中独の老人福祉センターについてであります。 現在,区内には,特別養護老人ホーム大友恵愛園の中に老人生きがいセンターがありますが,併設ということで,いまひとつ制約があり,利用しづらい状況にもあります。したがって,独立した老人福祉センターの建設を地下鉄東豊線沿線に検討いただきたいのであります。 以上,3点の施設要望について,次期5ヵ年のできるだけ早い時期に実現していただきたいと考えるのでありますが,市長のご所見を伺いたいのであります。 以上をもちまして,私の質問は全部終了いたしました。長時間のご清聴,まことにありがとうございました。(拍手)
見延順章君
○議長(見延順章君) 答弁を求めます。桂市長。
桂信雄君
◎市長(桂信雄君) 私から,数点についてお答えを申し上げます。 まず,財政問題についてでございますが,商品切手発行税につきましては,ただいまご指摘のとおり種々議論があるところでございます。 したがいまして,現在,商品切手発行税の課税団体で構成しております協議会におきまして,そのあり方などを検討しているところでありますので,その審議状況などを十分見きわめながら対応してまいりたいと考えているところであります。 次は,都心のまちづくりについてでございますが,第1点目の人のための道路づくりについてであります。 都心部の道路は,快適で魅力ある都心を創造していく上で,本来の交通機能のほかにも,人々がゆとりと潤いを得られるようなアメニティ機能も兼ね備えることが必要であると考えております。 したがいまして,沿道の施設配置や自動車交通量,都市景観等を勘案しながら,建物のセットバック等も含めて,可能な限り歩行者空間の確保に努めていきたいと,このように考えております。 第2点目の,都心部の緑化についてであります。 まず,都心部の街路樹についてでございますが,街路樹の植栽間隔は,除排雪とも関連をいたしまして8メートルを標準にしているところであります。しかし,占用物件あるいは車両等の出入り口を避けて植栽をしておりますので,ご指摘の広い間隔となっているところもございます。街路樹は,都市緑化に大きな役割を果たしていると承知いたしておりますので,さらに市民のご理解とご協力をいただきながら,緑の増加に努めてまいりたいと考えております。 次に,大通公園についてでございますが,先人からの遺産である大通公園は,都心の緑のオアシスであり,より魅力的な都市空間として21世紀に引き継ぐために現在再整備を進めているところであります。来年度改修予定の西2丁目,西6丁目には,いま以上に樹木をふやす計画であります。 公園の連続化につきましては,景観や機能,また緑の増加等の面から望ましいものと考えております。都心交通対策など,さまざまな問題もございますが,可能な区画から,市民のご理解をいただきながら対処してまいりたいと考えております。 最後の札幌駅前広場の整備についてでございますが,札幌を訪れてくれる旅行者によい印象を強く感じてもらえるように,また市民の憩いの場となるように,緑をできるだけ多く取り入れ,全体の景観面にも配慮する必要があると考えております。 一方,札幌駅には,広域交通の結節点としての多様な機能も必要でありますことから,これらのバランスを図り,ご提案の点につきましても十分配慮してまいりたいと考えております。 3点目の創成川の再生についでございますが,創成川のせせらぎの復活につきましては,私も同様の認識を持っております。 したがいまして,その再生整備につきましては,創成川の水辺空間と道路空間の調和を図りながら積極的に検討を行い,実現可能なところから段階的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に,創成川と大通公園が交差する地域の整備についてであります。 私も,札幌の歴史的原点とも言えるこの地域に,創成川の水辺空間や公園スペースを一体的につくり出しますことは,ゆとりと潤いのある街札幌を象徴するものとして,今後のまちづくりの上で大変意義のあるものと考えております。 このような認識のもとに国際ゾーン構想を策定し,現在この地域を含めた都心地区の再整備を計画しているところでありますが,今後ともご意見を踏まえて,地権者を初め関係者との調整を進め,その実現に向けて努力をしてまいりたいと,このように考えております。 第4点目の都心部の景観形成地区指定についてでございます。 都心部は主として,札幌駅前から大通にかけての業務地域,狸小路・四番街など線的な商業地域,さらに,薄野のような歓楽街ゾーン,また,道庁などの歴史的建造物周辺というように,機能的に異なった地域特性を持ち合わせておりますので,それぞれの地域に合った景観形成への配慮が必要であります。したがって,都心部全体を景観形成地区に指定することは多くの課題がございます。 しかしながら,都心部は札幌の顔として,また多くの人々が集まる場所として,良好な景観形成を推進することが,快適な都市環境を創出するためにもきわめて重要であると認識しているところでございます。 したがいまして,景観誘導の具体的な方策も含め,都市景観委員会などのご意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。 5点目のロマネット計画及び地域中心核の道路整備についてであります。 現在,都心ロマネット計画は大通,駅前通,景観の散歩道等でおおむね8キロメートルの整備を終えて,全体計画の25%の進捗状況となっております。市民からも大変好評をいただいているところであります。したがいまして,都心の顔づくりを1年でも早くつくり上げるために,積極的に事業を推進してまいりたいと考えております。 また,地域版ロマネット計画についてでございますが,景観に配慮した道路整備は,これまでも地下鉄真駒内駅や北24条駅周辺で整備を進めてきたところでございますが,今後とも区の個性あるまちづくり事業との調和を図りながら,地下鉄駅や区役所等の公共施設周辺から順次整備を進めてまいりたいと考えております。 次に,アミューズメント施設と中島公園の再整備についてでございます。 質問の第1点目と第2点目は,相互に関連をいたしておりますので,あわせてお答えをさせていただきます。 近年,各地で整備されておりますいわゆるテーマパークと呼ばれる施設の多くは,大変好評であると伺っております。 私は,市民の余暇活動に対するニーズが多様化しながら高まってきていることと,北国の都市であるということを考えますと,冬の寒さや天候に左右されないで楽しめるような通年型のアミューズメント施設が身近にあることが望ましいと思いますので,本市内においても,今後このような施設の整備を考えていく必要があると考えております。 また,中島公園を札幌を代表する文化ゾーン的な都市公園にしてはどうかということでございますが,中島公園は都心に近接し,地下鉄も整備されており,市民や観光客などが利用しやすい公園でありますので,私もかねてから,このような立地特性を生かして,歴史的,また文化的な性格を強めるような再整備が必要であると考えていたところであります。 したがいまして,アミューズメント施設の整備と中島公園の再整備につきましては,今後,ご質問のような展開も含めて検討させていただきたいと思います。 最後に,東区の活性化についてお答えをいたします。 第1点目の,地下鉄東豊線栄町駅周辺の整備についてでございます。 まず,地下鉄栄町駅周辺の開発基本構想の策定についてでございますが,栄町駅周辺は,地下鉄東豊線末端駅のある交通結節点として重要な地点であります。地下鉄の需要喚起を図る面からも,乗継機能の整備とともに,土地の高度利用により人口や商業業務機能の集積を図る必要のある地区であると認識をいたしております。 したがいまして,これらの観点から,パーク・アンド・ライド駐車場などの交通施設の検討も含めて,早期に土地利用構想の策定に取り組んでまいりたいと考えております。 次に,地下鉄東豊線にアクセスする幹線道路の整備見通しについてお答えをいたします。 東15丁目屯田通と篠路通につきましては,石狩町花川や札幌北東部から東豊線栄町駅にアクセスする重要な幹線道路であり,私もその整備を急がなければならないと考えております。 そこで,東15丁目屯田通につきましては,区画整理事業と街路事業を導入して積極的に取り組んでおり,今後はできるだけ早い時期に開通が図れるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えます。 また篠路通は,一部,暫定整備ではありますが,篠路小学校まで供用しておりますので,その先につきましては,篠路地区で計画しております住宅団地造成事業の進捗を勘案しながら,新5年計画の中で事業に着手できるよう努力してまいりたいと考えております。 次に,第2点目の施設要望についてでございますが,過日東区議員会の皆様方からご要望のありましたことにつきましては,貴重なご提言として受けとめさせていただいております。 また,最近,地元関係者が東豊線の積極的な活用方法について積極的に取り組む姿勢を示されたことにつきましては,私もご期待を申し上げております。特に,地下鉄東豊線の需要喚起にも資する各種公共施設の建設につきましては,地元関係者の方々の一層のご協力をいただきながら取り組んでまいりたいと,このように考えております。以上であります。
見延順章君
○議長(見延順章君) 木戸助役。
木戸喜一郎君
◎助役(木戸喜一郎君) 老人休養ホーム保養センター駒岡の周辺環境整備と新たな事業展開について,私からお答えいたします。 保養センター駒岡は,市街地に比較的近いことから,お話のように利用状況は日帰りの利用者を中心に年々上昇しております。なお,センターでは,陶芸,ペン習字,書道などの講座も開催されており,お年寄りから大変喜ばれておりますが,お話にありましたように,センターの周辺は緑も少なく,保健休養の場として周りの環境整備は必要なことと考えております。 したがいまして,この7月に発表いたしました高齢化対策指針の中で掲げておりますように,散策路を配した広場などの周辺の整備を行い,さらには高齢者の生きがい,社会活動の促進を図る施設の設置について,今後十分検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
見延順章君
○議長(見延順章君) 魚住助役。
魚住昌也君
◎助役(魚住昌也君) 雪対策につきまして,私からお答えいたします。 第1点目の生活道路の排雪についてでございますが,今冬につきましては,まずは,従来からの市民助成トラック制度や,昨年から試行しておりますパートナーシップ制度の利用を一層促進することで対応してまいる所存でございます。 さらに,これら市民協力による方策にあわせまして,生活道路の排雪を補うために,歩道ロータリー車の活用による車道拡幅を行うなど,現行作業の改善を図る中で,できる限り住民の皆様の期待にこたえてまいりたいと考えております。 また,今後における本市の取組みにつきましては,本年6月に策定しました雪さっぽろ21計画を軸といたしまして,雪対策の推進を図ってまいりますが,生活道路の排雪につきましては,市民協力をいただきながら拡充強化を図ってまいる所存でございます。 2点目の雪処理における下水道施設の利用についてでありますが,創成川雨水貯留管の事業実施のめどにつきましては,本年4月,国の認可を取得し,現在技術的検討を進めて,できるだけ早い時期に実施できるよう努めてまいりたいと考えております。 また,このような貯留管を利用した融雪槽並びに流雪溝ネットワークとしては,伏籠川,新川,豊平川処理区など,他の合流式の区域でも同様の手法が考えられますので,これを雪処理の一つの方式として今後検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
見延順章君
○議長(見延順章君) ここで,およそ30分間休憩をいたします。
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) これより,休憩前に引き続き会議を開きます。 代表質問の続行であります。原口伸一君。 (原口伸一君登壇・拍手)
(発言者未割当) 発言者未割当
◆原口伸一君 私は,自民クラブ議員会を代表しまして,今定例会に提案されました諸議案並びに当面する諸問題につきまして質問してまいりますが,質問の本論に入ります前に,一言述べさせていただきます。 本市は,戦後の混乱期において,都市計画の再編や産業振興に力を注いだ高田市長時代,続いて,高度成長期に近代的な都市基盤の整備に尽力された原田市長時代,そして,計画的なまちづくりで本市を世界の札幌に押し上げた板垣前市長時代と,卓抜した歴代市長のもと飛躍的な発展を遂げてまいりました。それにつれて,本市の人口もこの四半世紀の間に倍増し,いまや169万人を超えており,その急速な人口規模の拡大は全国にも例を見ないものであります。 このため,本市の行政の推進に当たっては,住民の多様なニーズにこたえるため,将来を見据えた都市基盤の整備を初め,福祉や教育の充実など,各分野において短期間に迅速な対応が要求されたわけであり,他の都市とは異なった行政課題も生じていると思うのであります。 いま問題となっております交通事業及び高速電車事業や,国民健康保険の赤字についても,このような状況の中で克服していかなければならない課題であり,できる限りの知恵と努力を注いでいかなければなりません。 さらに,間近には急速な高齢化社会が控えており,施設の充実に加えて,福祉マンパワーの育成などの住民参加型の幅広い施策の推進が求められるほか,北方圏の拠点都市として,冬の降雪に対する市民要求の高まりにどのように対応していくか。また,地価の高騰による用地取得の困難化や,税収の低下に見られる景気の減速傾向,あるいは国の歳出抑制策など,財政的にも厳しい時代に入りつつあると思うのであります。 歴代市長は,その時代時代の課題に的確に対応し,今日の札幌を築き上げてきたように,厳しい時代環境の中,長期的展望のもと市政を着実に進めていくに当たって,そのかじ取り役であります桂市長のご苦労はまことに大きいと思うのであります。21世紀にふさわしい躍動都市さっぽろを実現するために,わが自民クラブも一丸となって最大限のご協力をいたす所存でありますので,一層のご尽力を念願する次第であります。 以下,質問に入らせていただきます。 質問のまず最初に,地域福祉の充実・強化についてお伺いいたします。 最近,地域の中で,70代,80代の高齢者の方が数多く目につきます。その人たちは,何とか生活はしているものの,何かちょっとしたことでもあると,いろいろな面で援助が必要になります。日常的に自立した生活をしているだけに,近隣の方々が声をかけ合い,励まし合い,見守り合うなど,生活の幾分かを支えてあげることにより,地域で自立する高齢者がふえてくるのであります。 したがって,公的サービスに加えて,近隣住民のボランティア精神からなる細やかな行動,あるいは,意識的なボランティア活動として展開される民間地域福祉活動との協働がなければ,地域の特性に応じた真の地域福祉の実現はあり得ないと思いますし,それと同時に,住民の多様な福祉ニーズと参加意識を充足させることはできないと思うのであります。 今後の高齢化社会の進展,学校5日制の実施,子育て機能への励まし,ノーマライゼーション思想の具現化などを考えると,地域住民が社会福祉への関心と理解を深め,その体験化,感覚化を図り,ボランティア活動ができるような体制にする必要性がますます求められてきております。そして,このボランティア活動を初めとする民間地域福祉活動を束ねていくのは,社会福祉協議会の役割であり,住民の中で活動する民生児童委員や住民組織を通じて,住民の持つ多様なニーズを把握し,ボランティアなど住民の協力を得て,各種在宅福祉サービス活動を展開する新しい地域福祉の担い手として,社会福祉協議会には十分な可能性があると思うのであります。 そこで,いま地域福祉を推進するに当たっては,社会福祉協議会が行政の下請的存在としてではなく,そのパートナーとして,行政とより一層の協働関係を深めながらその役割を積極的に果たしていくことが,きわめて重要な課題であると私は思うのであります。 このような観点から,以下2点についてお伺いいたします。 第1点目は,地域福祉のマスタープランの策定についてであります。 21世紀初頭には,国民の4人に1人が高齢者という高齢社会の中で,だれもが老い,そして寝たきり老人になる可能性を排除し得ないということに思いをいたせば,すべての市民が,福祉サービスの潜在的利用者であるという考え方に立つ必要があると思うのであります。 今後,ますます普偏化,増加する福祉ニーズに対応し,総合的,計画的に適切なサービスを提供していくためには,福祉を必要とする人を発見するセンサーなり,行政メニューと結びつけるコネクターとなり,制度と制度とのはざまを埋める潤滑油ともなるべきコーディネーター役の社会福祉協議会と共同で地域福祉推進のためのマスタープランを策定すべきと考えますが,市長のお考えをお伺いいたします。 第2点目は,区社会福祉協議会の基盤強化についてであります。 私は,ノーマライゼーションの理念に立脚して,高齢者や障害者など福祉サービスを必要とする人々が,できるだけ住み慣れた地域や家庭で安心して暮らすことができ,また,これらの人々が社会を構成する一員として積極的に社会で活躍できる環境を推進するためには,これらの環境を単に与えるのではなく,社会参加できる環境にしていく基盤を整備することが不可欠であると思うのであります。 福祉の世界は,いま大きく変わろうとしております。企業は,社会の情勢や消費者のニーズに合わせて絶え間なくみずからを革新し,それによって消費者の心をつかみ,新しい姿に生まれ変わろうとします。本格的な高齢社会を迎えるに当たって,地域福祉の定着とそこで提供されるサービスの水準を,量的にも質的にも確保するためには,社会福祉協議会が新しい民間として生まれ変わるべきであると私は思うのであります。 したがって,区社会福祉協議会が地域福祉の担い手として,地域住民・町内会・各種団体などと連携しながら福祉ネットワークを形成することにより,地域の特性に応じた福祉の一村一品的なアイデア事業を展開し,多様なサービスの適正かつ公平な実現を目指すために,区社会福祉協議会を社会福祉法人として社会的責任を明らかにする必要があると思いますがいかがでありましょうか,お伺いいたします。 また,法人化に伴い,今後の区社会福祉協議会は,福祉ニーズに応じた相談,地域福祉のネットワークづくり,地域の特性に応じた住民参加型の各種事業などを展開するに当たって,医療,保健,その他の関連施策等との有機的な連携を図り,さらには,ボランティアの発掘,指導・育成へと,豊かな福祉社会の形成につなげるよう努めなければならないと思うのであります。 このためには,現在の区社会福祉協議会のスペースではいかにも狭隘であり,これからの地域福祉活動の拠点にふさわしい機能を備えたスペースの確保も,法人化と同時に考えなければならないと思うのでありますが,市長のご所見をお伺いいたします。 次に,障害児教育に関し,私は日ごろから心身障害児の健やかな成長を願う立場から,豊明高等養護学校の改築についてお伺いいたします。 豊明高等養護学校は,昭和52年,それまで中島中学校に設置されておりました特殊学級卒業生の予後指導施設を発展させ,養護学校高等部の単独設置校として,豊平小学校の旧校舎を利用して開設したと聞いております。当時は,特殊学級卒業生の就職がきわめて困難であり,高等養護学校も広島町輪厚に道立の白樺高等養護学校が道内でただ1校設置されているだけの状況であったことから,父母や教育関係者は大きな期待を持って開校を迎えたとのことであります。第1回の入学者は2学級22名でありましたが,現在は10学級で100名の生徒が学び,卒業生も338名を数えております。 私は,以前,勤務の関係から本校の前を通りかかることが数多くありましたが,生徒のあいさつを見ておりましても,非常に礼儀正しく,素直な態度に感心していたものであります。学校では,生徒と先生が一緒になって紙箱を折ったり,ビール会社のパレットを製作したり,毎朝全員で校舎の周りを何回もランニングをしたり,そういうふうに作業学習や体力づくりに,あるいは校舎内外の清掃に全身汗まみれで取り組んでいるのであります。このように,何事にも努力を惜しまず,真剣に全力で学習に励んでいる姿に接し,私は生徒のひたむきさに心洗われる思いがすると同時に,強い感動を覚えるのであります。 また,卒業生の多くは,いろいろな企業に就職し,職場でもまじめで頑張り屋だと,そういう評価を受けていると聞いておりますし,中には,他の障害のある人のお役に立ちたいと,仕事が終わってから夜遅くまで,眠い目をこすりながら手話を習っている人もいると聞いております。これらのことは,心を育てることにも十分配慮しながら,社会自立を目指して努力している本校の教育が実を結び,着実に成果を上げているあかしであると私は高く評価をしているのであります。 しかしながら,本校の校舎は老朽化が著しく,また,学級編制基準の改善に伴い,教室が不足して狭隘になっていること,さらには入学を希望する生徒が増加していることなどから,豊明高等学校の間口増や校舎の改築を求める声が年々高まってきていることは周知のこととなっております。このような経緯から,平成3年度予算におきまして豊明高等学校改築調査費が計上されておりますことは,父母や関係者の大きな期待と注目を集めているのであります。 そこで,次の3点について質問いたします。 1点目でありますが,本校の改築につきまして,その後の調査の進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。 2点目といたしましては,本校の教育目標に,社会自立と社会参加を目指し,健全な心身の育成と社会生活能力の高揚がうたわれ,教育方針として,強健な身体を養い,豊かな情操を育てること,そして,社会生活や職業生活,家庭生活の基礎的な知識,技能,態度を養い,一人一人の可能性を見きわめ,能力,特性に応じた教育を行うとありますが,今後,改築に当たって,どのように教育内容の一層の充実を図っていかれるのか,教育委員会のお考えをお伺いいたします。 3点目は,教育内容の充実とあわせて,どのような特色を持たせた施設の整備を考えておられるのか,以上3点についてお伺いいたします。 次に,建築物における駐車施設の附置義務制度についてお伺いいたします。 国においては,昨年7月に,道路交通法及び自動車の保管場所の確保等に関する法律,いわゆる車庫法の2法の改正が行われ,自動車の放置行為や保管場所の確保にかかわる規定の整備が行われたところであります。 この駐車問題については,東京,大阪などの3大都市圏のみに限らず,本市においても例外ではなく,駐車場不足や,路上駐車等による道路交通障害や,特に冬季間における除排雪の障害の発生といった大きな問題を引き起こし,市民の日常生活に多大な影響を与えているのが実情であります。私は,積雪寒冷地である本市の気候,風土の特性を考えると,冬季生活の利便性及び快適性を図るためには,冬季間における円滑な道路交通の確保が重要な課題の一つであり,早急な対策を講ずる必要があるのではないかと考えるのであります。 一方,本市のまちづくりの推進については,前回の第3回定例市議会において,都心部及びその周辺や地下鉄沿線の高度利用の促進については,重要な課題の一つと位置づけ,今後は,用途別容積型地区計画や再開発地区計画等の制度を積極的に活用し,容積率の緩和を図りながら,それぞれの地区の特性に応じた都市計画手法を用い,健全な市街地の整備,促進を図りたいとの答弁がなされたところであります。 このまちづくりについては,私も,地下鉄経営の厳しい状況等を考えますと賛同いたすところでありますが,土地の高度利用が促進され,大規模建築物が建設されますと,当然ながら,それに伴い駐車需要はますます増大するものと思われますことから,その駐車需要の増大に伴った駐車施設の確保についての対策を,いまから検討しておくことが必要であると考えるのであります。 建築物に起因する駐車需要は,原則としてその建築物で確保するべきものであり,現在,建築物の建設等に対し,条例で義務づけられている駐車施設の附置義務のさらなる強化が必要ではないかと考えるのであります。この附置義務制度は,建物の新築や増築等にあわせ,一体的に駐車施設が整備される制度であり,現在供給されている駐車場の半数近くは,この附置義務による駐車場であるという実態からしても,その役割は非常に大きいものと思われますし,適切な設置基準の設定によって,都市規模に見合った駐車施設の整備の誘導が可能ではないかと思われるのであります。 しかしながら,本市における現行の駐車施設の附置義務条例は,昭和38年に国において制定された標準駐車場条例をもとにして昭和40年に制定されたものであり,その後,20数年経過した現在においては,都市規模の実情に見合った駐車施設の整備がなされる基準ではなくなっているのではないかと考えるのであります。 国においては,昨年6月,総合的な駐車場対策の一環として,設置基準の強化を内容とする標準駐車場条例の見直しを行なったところであり,また,他都市における附置義務条例の改正の状況を見ますと,大阪市,神戸市,京都市においては,設置基準を強化した内容ですでに改正作業が完了し施行され,横浜市,名古屋市にあっては,標準駐車場条例を基本にほぼ改正の内容がまとまったと聞いております。 本市における駐車場対策を勘案した場合,民間活力による駐車施設の整備の誘導を行うことが不可欠であり,そのためにも,附置義務条例の抜本的な改正を早急に行う必要があると思うのであります。 そこで,2点についてお尋ねいたします。 質問の第1点目は,本市においては,現行の附置義務条例の改正を行う考えがあるのかどうか。あるとすれば,改正に当たっての考え方と改正時期はいつごろになるのか,その見通しについてお伺いいたします。 第2点目は,附置義務条例の改正に当たって,どのような点に主眼を置いて検討しようとしているのか。また,高齢化社会に向かっての対応がなされているのか,あわせてお伺いをいたします。 次に,静脈産業の環境整備についてお伺いいたします。 物やサービスの生産から消費に向けた諸活動が社会の動脈であるのに対し,その過程から生じる廃棄物の処理の問題は社会の静脈活動に例えることができます。これまで忘れがちであったこの静脈の部分に光を当て,その円滑な流れを確保するシステムの整備を積極的に進めることが必要ではないかと思います。 こうしたリサイクル社会を形成するためのシステムの整備に向けて,国においては,通産省がリサイクル法を本年10月25日施行いたしました。また,厚生省では,廃棄物の排出を抑制するとともに,その再生の促進に努めることを内容とする廃棄物処理法の改正法を本年10月5日公布し,リサイクル社会の構築に向けた取組みを始めてきております。 一方,本市においても,環境に対する市民の関心が高まるとともに,環境保全のために,廃棄物の発生抑制や,再生資源の有効利用の促進に対し,市民も大きな関心を持っているところであります。 さて,このような状況の中で,事業活動に伴って発生する産業廃棄物の処理について見ますと,近年の経済発展,建築ラッシュ等により産業廃棄物が増加し,札幌市から近郊市町に流出した産業廃棄物が不適正処理され問題となったことから,本市から排出される産業廃棄物は,できる限り本市域内で再生利用や減量化を図ることが必要となってまいりました。しかし,大規模な産業廃棄物処理施設は,立地に合った各種法規制等により,立地あるいは移転が困難な状況となっております。このため,本市においてはこうした問題点を解決するため,全国に先駆け,市みずからが民間産業廃棄物の再生処理施設の建設用地を確保する方針を打ち出し,本年度予算でもその基本計画にかかわる経費が計上されており,その前向きな姿勢は大いに評価するものであります。 しかしながら,産業廃棄物処理施設とは別に,リサイクル社会を構築していく上で,都市に必要であり重要な機能を担っている産業はまだ数多くあります。この中でも,これまで郊外等に立地していた廃棄自動車の解体業,廃品回収業,古紙回収業等のいわゆる小規模なリサイクル関連事業所も,都市の重要な機能を担っている産業と言うことができます。 これらの事業所の中には,市街化の進展に伴い,都心部や住宅地に混在するようになってきたことから,騒音や悪臭といった公害問題等により,付近住民の住環境に悪影響を与える事例も出てきております。 市内のリサイクル関連事業所の状況を見てみますと,まず,廃自動車の解体業は市内に40数社あり,年間約7万5,000台程度の廃車の処理を行なっております。この中には,廃タイヤの野積み,廃油の垂れ流し等で問題となっている地域もあります。本年4月には,小規模廃車処理業者が,相互に協力して経営の安定化と近代化を図るため,数十社が集まり札幌地区自動車解体処理協同組合を組織しております。 同組合の状況を見ますと,同組合では市内発生の廃車の約半分を処理しており,月平均約3,000台程度をスクラップ化し,常時,数千台のスクラップ車両を在庫しておりますが,住宅地にある事業所の中には,付近住民から移転要望が出ているものがあります。 また,本市の古紙回収業等の再生資源回収業者については,全部で170程度の業者があります。取扱い物別で見ると,古紙及び瓶のみ回収するものは約3割,金属関係のみ回収するものは約4割,すべてを取り扱うもの3割となっており,立地地域別で見ると,余り問題とならない工業系地域等に約3割が存在しておりますが,付近住民の住環境に悪影響があると考えられる住居地域や商業系地域には約7割が存在しております。 このように,住宅地域等に立地している場合には,公害発生の防止を図ることは難しいため,適地への移転が求められているものがあります。 これらの産業,事業所は,先ほど申し述べてまいりましたとおり,都市におけるいわば静脈産業と言えるものであり,都市にとって必要不可欠なものであります。これらの業種は,従来の工業団地の立地の考え方から見ると,製造業に該当しないことから,工業団地の分譲対象とならないものとして取扱いがなされてきたものであります。しかしながら,これらの事業に適した用地の確保が,事業者みずからの努力のみではますます困難となってきている現状から,これらの業種に対しても,産業廃棄物対策同様に,市が立地環境の整備を行う時期に来ているのではないかと思うのであります。 このような状況に対応していくためには,地球環境の保全,住環境等の都市環境の保全という観点はもとより,産業として振興していくための観点から,工業団地の立地に対する対象業種の見直しを図るなど,市が積極的に関与していくことが必要ではないかと考えるのでありますが,本市として今後どのように取り組んでいくお考えか,市長のご所見をお伺いいたします。 次に,交通事業について質問いたします。 いま,札幌市における最大の課題は交通事業の再建であります。地下鉄新線の平成4年度着工が見送られて以来,その原因となった財政悪化を改善するため,市においては経営健全化対策委員会が設置され,また,交通局では大幅な合理化を労働組合に提示し,それぞれ協議が続けられております。さらに,これらに加えて,市営企業調査審議会におきましても,交通事業の健全な運営管理の方策について,有識者による検討が行われており,交通事業がこれほどまでにクローズアップされたことはありません。このことは,市営交通が市民生活に欠くことのできない重要な役割を担っているからであり,それだけに市民の関心も高く,それぞれの機関の動向を注目しているわけでありまして,近々出されるであろう健全化のための施策に大きな期待を寄せていると思うのであります。 交通事業の財政悪化の要因は,公営交通を取り巻く環境の変化に柔軟に対応し切れなかった結果によるものであり,これからは組織体制の見直しを含めて,一層の企業感覚を取り入れた経営方針を考えていかなければならないと思うのであります。 そこで,私は交通事業に関し,提言を含めまして,以下3点につきまして質問いたします。 第1点目は,バスの問題についてであります。 その一つは,地下鉄への短絡促進についてであります。 地下鉄の利用を促進するためには,自家用車からの転換を図るため,先ほども質問がありましたが,パーク・アンド・ライド駐車場の設置や,沿線への公共施設の配置など,多角的に進める必要がありますが,地下鉄を計画した原点に戻って,地下鉄への短絡バスを主体としたバス路線網の再検討を進めることが重要であると考えております。特に,民間バスの都心直行便は料金面の優位性は否めないものの,都心の交通混雑緩和の見地からも,可能な限り地下鉄への連絡を積極的に要請していくべきと思いますが,いかがお考えでしょうか。 その二つ目は,観光バス事業についてであります。 バスの観光部門は,収入は年々伸びているものの,人件費などの経費がこれを上回っているために,年間7,500万円の赤字を生むなど,非常に課題が多い事業と認識しております。そこで,収入増の努力と経費節減を行うなど,抜本的に見直すお考えはないかお尋ねをいたします。 その三つ目は,市関連事業での市バスの利用促進についてであります。 市内の小・中学校や高校等で行われる課外学習は,1年を通じ,しかも多岐にわたっており,特にこれからのウインターシーズンはスキー学習が活発になります。そうした折,必ずと言っていいほどバスが使用されることとなります。 そこで提言ですが,ただいまも申し上げましたような学校行事を初め,札幌市の各種行事等でバスを使用する際には,市営バスを利用するなど,積極的な交通事業に対する支援体制を全庁的に取り組むべきであり,また同時に,交通局としてもなお一層,全庁的に理解と協力を求めるべきであると考えますがいかがでありましょうか,お尋ねいたします。 バス問題の最後は,フリーバス方式の導入についてであります。 バスの利用客のサービス向上は,公営・民営を問わず,あの手この手の創意工夫が施されております。最近の事例として,定められている路線上であれば,どこでも乗りおりが自由のフリーバス方式を採用している都市もあり,きわめて好評を博していると聞いております。 そこで,本市においても,郊外の路線などでは可能と思いますが,市バスの利用客増を図る上からも,このサービスを取り入れる考えはないかお尋ねをいたします。 第2点目は,地下鉄事業の経費節減についてであります。 現在終日,南北線では8両,東西線では6両,東豊線では4両の固定編成で運行しておりますが,その1編成の車両数を減車することは,技術的にも,時間的にも非常に難しいと伺っております。そこで,今回,東豊線の延長部分を開業するに際しましては,新車両を20両購入すると聞いておりますが,オフラッシュの時間帯には,利用者の便を考えて,間引き運転などをしないように,4両の固定編成ではなく,2両を1編成にして運行することができるようにするなど,経費の節減をしてはいかがでしょうか,お伺いいたします。 また,地下鉄車両の点検周期についてでございますが,一般鉄道車両については重要部検査は3年,全般検査は6年で実施しており,札幌市の地下鉄はゴムタイヤということで特殊鉄道ということで,重要部検査が2年ごとに15日間の日数を要して実施し,全般検査は4年ごとに20日間の日数を要して実施しております。開業以来20年の実績を踏まえ,一般鉄道車両と同様な点検周期とすることにより経費節減ができないものかお伺いをいたします。 第3点目は,プリペイドカードの導入についてであります。 テレホンカードやオレンジカードが人気を呼んでいる昨今,本市交通事業においてもプリペイドカードの発行を前向きに考えるべきではないでしょうか。冠婚葬祭を初め,各種イベントなどでの利用価値もあり,さらに定期券購入や,また市税の納付にも利用できるようになれば,市民の利便と増収対策に貢献することになるわけであります。極力経費をかけないでプリペイドカードを導入することを考えるべきであると思いますがいかがか,お尋ねをいたします。 最後に,厚別区の諸問題についてお伺いいたします。 まず第1点目は,厚別中央地区の分割問題についてお伺いをいたします。 区においては,各地区の住民に対する行政の最先端の窓口として連絡所があり,その地区の住民組織の拠点として重要な役割を担っております。連絡所は,その地区の歴史的経緯や人口規模などの諸条件を考慮して設けられているところでありますが,現在,厚別区内では,分区時に設けられました五つの連絡所がその職務を果たしております。中でも,厚別中央連絡所は厚別中央と厚別東の二つの地区を所管しておりますが,特に,厚別東地区の人口の増加などにより,現在,区域内では3万4,000人ほどの人口を数えるほどになっております。また,この地区は厚別区を西から東へ横断する細長い地形となっており,これに対して連絡所の位置は厚別中央地区内の西側にあり,野幌川を境にした東側の住民にとりましては,利用に当たって非常に不便を感ずるような現状にあります。 そこで,私のお伺いしたいのは,この厚別中央連絡所の所管する区域を分割し,厚別東方面に新たに連絡所を設けるお考えはないのか。分割するお考えがあるとすれば,いつごろの時期を予定しておられるのかをお聞きしたいのであります。 次に,第2点目といたしまして,厚別区内の小・中学校の新設についてお伺いをいたします。 厚別区の小・中学校は,昭和61年度当初には小学校11校,中学校5校,合計16校であったものが,5年後の本年度当初には小学校15校,中学校7校,合計22校に増加し,過去5年間に小学校は4校,中学校は2校,合計6校が厚別区内で開校し,さらに来年度の開校に向けて上野幌東小学校の建設工事が進められております。本市が過大規模校の解消という具体的な目標のもとに,積極的な分離新設事業を展開し,5年間に厚別区内だけでも合計6校にも及ぶ小・中学校を開校させ,さらに本年度も小学校1校の建設を進めているご努力につきましては,この場をおかりしまして敬意を表する次第であります。 さて,現在進んでおります上野幌東小学校の開校によりまして,本年度当初厚別区で唯一の過大規模校でありました上野幌小学校の問題は解決の見通しが立ちましたが,区内には,過大規模校には至らないものの,まだ学級数が大きく,また,その通学区域も非常に広く,交通事故の心配を抱きながら,児童生徒が遠い距離を通学せざるを得ない小・中学校が二,三ございますので,これらの小・中学校について具体的に問題点を申し述べさせていただきます。 まず一つは,小野幌小学校についてでありますが,この小学校は昭和61年度には過大規模校でしたが,翌年の厚別北小学校の分離によりましてこれを解消いたしました。しかし,その後も,過大規模校には至らないものの,学級数が非常に大きいまま現在に至っており,また,通学区域内では住宅建設が活発に続いておりますので,いつ過大規模校になってもおかしくない状況が続いております。また,通学区域のうち,江別市との境界に近い部分も宅地化が進み,多くの子供たちが住んでおりますが,小野幌小学校までは非常に遠いのであります。このことでは,地域では一日も早く新設校が建設され,遠距離通学も解消されて,適正な学級規模のもとで快適に学習ができるよう強く望んでいるところであります。 次に,厚別中学校と信濃中学校についてでありますが,両校の通学区域にも大規模な宅地開発区域があり,生徒数も年々増加の一途をたどっており,今後もさらに学級数の増加が続くものと思われます。また,両校の通学区域は,遠く函館本線の北側までも及んでおり,できるだけ早い時期に函館本線の北側の厚別西連合町内会区域内に中学校を建設し,遠距離通学を解消していただきたいと考えるものであります。 以上,厚別区における今後の小・中学校の新設の必要性を私なりに述べさせていただきましたが,このことを踏まえて,次の2点について質問いたしたいと思います。 まず第1点目は,小野幌小学校の今後の学級数の推移と分離新設の時期についてお伺いをいたします。 次に,第2点目として,厚別中学校と信濃中学校の分離新設の見通しについてお伺いいたします。 以上,市政の当面する諸問題につき質問させていただきました。具体的なご答弁を期待し,私のすべての質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) 答弁を求めます。桂市長。
桂信雄君
◎市長(桂信雄君) 私から,4点についてお答えを申し上げます。 まず最初の,地域福祉の充実・強化についてでございます。 まず第1点目の,地域福祉のマスタープランの策定についてでございますけれども,市民の社会参加と連帯に支えられた地域福祉を推進し,市民すべてが生涯にわたって住み慣れた地域で安心して暮らせるような条件整備を進めることは,第3次長期総合計画の基本方針となっております。この理念に基づきまして,本年の7月に策定をいたしました高齢化対策指針においては,社会福祉協議会を地域福祉推進の中核的存在と位置づけて,支援の充実に努めているところでございます。したがいまして,地域福祉のマスタープランの策定につきましては,地域住民,民生児童委員,社会福祉施設や団体,民間企業などの意見も十分に取り入れ,社会福祉協議会と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 第2点目の,区の社会福祉協議会の基盤強化についてでございます。 区社会福祉協議会は,住民により密着した地域福祉を推進するために,その機能,役割を一層強化することが求められております。 国では,区社会福祉協議会を地域における社会福祉事業の実施主体として公的側面から位置づけるために,昨年の6月に社会福祉事業法の改正を行なったところであります。これを受けて,現在,社会福祉協議会では,区社会福祉協議会法人化促進委員会を設置し,法人化に関する諸問題,事業活動計画,あるいはその見通しなど,事務室の問題も含めて,その活動の全般にわたり,総合的な調査・研究を進めているところでありますので,その委員会の結論を得た上で検討してまいりたいと考えております。 次は,静脈産業の環境整備についてであります。 ご指摘のとおり,これらの事業所が,市街地において付近の住環境に悪影響を及ぼしているという事例があることは承知をいたしております。しかしながら,これらの業種は廃棄物の再資源化,減量化のために重要な役割を果たしており,ご質問にありましたように,都市における静脈産業として必要なものと認識をいたしております。 そこで,本市といたしましては,これらの業種が抱える問題が複雑多岐にわたっていることから,業種の実態の把握,業界の意向,用地需要量等について調査するとともに,立地環境の整備,さらには産業として振興していくためにも,たとえばリサイクル団地への立地の可能性や,工業団地の分譲対象の見直しなど,必要な検討を進めてまいる所存であります。 次に,交通事業について私からお答えをいたします。 第1点目の,バスの問題についてでございますが,ご指摘のございました地下鉄への短絡を主体としたバス路線網の整備につきましては,地下鉄を主軸とする総合交通体系を基盤に都市機能を高めていくため,きわめて重要な施策でありますので,民間バス事業者に対し,今後とも,より一層の協力を要請してまいりたいと考えております。 次に,観光バス事業につきましては,これまでも経営安定化に向けて,可能な限りの努力を傾注してまいったところでありますが,さらに管理部門の路線営業所への統合,事業内容の見直しなどを進め,収支均衡を目指した経営努力をする考えであります。 次に,札幌市内の学校行事及び札幌市が主催する各種行事等の市営バス利用につきましては,ご指摘の点を含めまして,今後なお一層利用率を高めるように配慮したいと考えております。 次に,自由乗降方式の導入につきましては,これまで検討を重ねてまいりましたが,路線状況を勘案しながら,実施に向けて検討してまいりたいと考えております。 第2点目の,地下鉄事業の経費節減についてでございますが,東豊線で新たに購入する車両の編成のあり方につきましては,今後,さらに技術的に研究してまいりたいと,このように考えます。 次に,車両の点検周期についてでございますが,これまでもご指摘のような趣旨で関係省庁に働きかけてまいっております。引き続き,周期延長の制度改正へ向けて努力をしたいと考えております。 第3点目の,プリペイドカードの導入につきましては,利用者サービスの向上及び広く市営交通の利用促進を図る有効な手段であると考えております。したがいまして,できるだけ経費をかけないで,また,できるだけ早期の導入に向けて,機器整備等について検討を進めてまいりたいと思います。 私からの最後は,厚別区の諸問題のうち,第1点目の厚別中央地区の分割についてであります。 連絡所につきましては,従来からその適正な配置に努めてきたところでありますが,厚別中央地区につきましては,ご指摘のとおり人口が増加をしている地域であります。また,東西に細長い地形となっておりますことは認識しておりますので,今後の人口の動向などを十分見きわめながら,次の5年計画の中で検討してまいりたいと,このように考えております。以上でございます。
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) 魚住助役。
魚住昌也君
◎助役(魚住昌也君) 建築物における駐車施設の附置義務制度につきまして,私からお答えいたします。 まず,第1点目の附置義務条例の改正についてでございますが,改正に当たりましては,基本的には標準駐車場条例をもとに行いたいと考えておりますが,過度の負担にならないよう,改正後の効果,影響等について検討を加えながら行いたいと考えております。 また,改正の時期についてでございますが,現在,すでに他都市の状況等についての必要な調査を終えたところでございまして,今後,本市における実態調査等を行いまして,平成4年度中には条例の制定を行い,実施につきましては周知期間を置きまして,なるべく早い時期に施行したいと考えております。 第2点目の,改正の内容についてでございますが,ご指摘のとおり,近年,都心部の周辺及び地下鉄沿線部での土地の高度利用の進展が顕著でありますので,附置義務の対象区域を広げる方向で検討したいと考えております。 また,本市の地域特性にふさわしい内容にするとともに,高齢者の方や体の不自由な方々のための駐車スペース確保につきましても,あわせて検討していきたいと考えております。以上でございます。
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) 荒井教育長。
荒井徹君
◎教育長(荒井徹君) 教育の問題につきまして,私からお答えいたします。 初めに,豊明高等養護学校について,1点目の調査の進捗状況についてであります。 本校は,校舎の老朽化が著しく,狭隘となっていることから,早期に改築することが必要であると認識しております。ご承知のように,現在の校舎は豊平小学校の旧校舎の一部を使用していることから,この場所での建てかえは,広さの面で不可能と判断をしております。加えて,高等養護学校での教育を希望する生徒が年々増加しておりまして,間口増を図ることも重要な課題でございます。 したがいまして,改築に当たりましては,教育環境や通学の便など,種々の条件を考慮しながら,移転することを前提に候補地を調査・検討しているところでございます。 2点目の,教育内容につきまして,本校の大きな特色であります職業教育と体力づくりについて,従来から行なっている木工や印刷など,作業学習を充実させるとともに,新しい作業種も取り入れて教科の学習やクラブ活動を充実するなど,生徒の特性や地域性を生かした教育課程を編成・実施してまいりたいと考えております。 3点目の,施設整備の計画についてでありますが,教育内容を充実させていくことに伴い,教育効果がより高まるような施設整備が必要であると考えております。中でも,作業実習室を充実させるとともに,地域に開かれた養護学校となるような施設等についても検討しているところでございます。 次に,厚別区の諸問題のうち,残りました2点目の小・中学校の新設の見通しについてでございます。 まず,小野幌小学校の分離新設の見通しについてでありますが,昭和62年度の厚別北小学校分離後も過大規模校に近い学級規模で経過してきておりまして,今後,さらに学級数が増加していくものと予想されます。このことから,分離新設につきましては優先して検討すべきものと考えておりまして,今後の学校建築に備えて,現在,予定地の造成工事を一部始めているところでございます。 また,厚別中学校と信濃中学校の分離新設の見通しについてでありますが,地域の発展に伴いまして両校ともに学級数が増加していくものと予想しておりまして,函館本線の北側に新設校を建設することにより,遠距離通学を解消する計画であります。 なお,具体的な建設の時期につきましては,両校の今後の学級数の推移に十分注意を払いながら検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) お諮りします。 本日の会議はこれをもって終了し,明12月6日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。
湊谷隆君
○副議長(湊谷隆君) 本日は,これで散会いたします。