札幌市議会 会議録検索システム(平成16年第1回定例会 2004-02-25 第1号)
2004-02-25/発言 29 件 / 原本(札幌市議会)
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武市憲一
○議長(武市憲一) ただいまから,平成16年第1回札幌市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。
武市憲一
○議長(武市憲一) 出席議員数は,66人であります。
武市憲一
○議長(武市憲一) 本日の会議録署名議員として伊与部敏雄議員,五十嵐徳美議員を指名します。
武市憲一
○議長(武市憲一) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。
岸稔
◎事務局長(岸稔) 報告いたします。 谷沢俊一議員及び堀川素人議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,それぞれ届け出がございました。 監査委員から,監査報告3件が提出されましたので,各議員控室に配付いたしました。 本日の議事日程及び請願・陳情受理付託一覧表は,お手元に配付いたしております。 以上でございます。 〔一覧表は巻末資料に掲載〕
武市憲一
○議長(武市憲一) 次に,去る12月9日の本会議において当選されました本市選挙管理委員を順次ご紹介いたします。 まず,越智委員。
越智健一
◎選挙管理委員(越智健一) ただいまご紹介をいただきました越智健一でございます。 昨年,第4回定例市議会におきまして,本市の選挙管理委員に選任をいただきました。 もとより微力ではありますけれども,誠心誠意,職務に務めてまいりたいと存じますので,皆様方のご指導,ご鞭撻を切にお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。 ありがとうございます。(拍手)
武市憲一
○議長(武市憲一) 次に,本舘委員。
本舘嘉三
◎選挙管理委員(本舘嘉三) 同じく,選任をいただきました本舘嘉三でございます。 前任者同様,誠心誠意,職務を遂行してまいりたいと存じております。皆様におかれましては,よろしくご指導,ご鞭撻をいただきますように心からお願いを申し上げまして,ごあいさつといたします。 ありがとうございます。(拍手)
武市憲一
○議長(武市憲一) 次に,赤田委員。
赤田司
◎選挙管理委員(赤田司) 同じく選任されました赤田 司でございます。 与えられた任務の重大さを考え,最善の努力を尽くしたいと存じますので,よろしくお願いいたします。(拍手)
武市憲一
○議長(武市憲一) 次に,常本委員。
常本省三
◎選挙管理委員(常本省三) 同じく,常本省三です。 一生懸命務めてまいりますので,皆様方にはよろしくご指導を賜りますようにお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
武市憲一
○議長(武市憲一) これより,議事に入ります。 日程第1,会期の件を議題といたします。 (三上洋右議員「議長」と呼び,発言の許可を求む)
武市憲一
○議長(武市憲一) 三上洋右議員。
三上洋右
◆三上洋右議員 会期設定の動議を提出いたします。 本定例会の会期を本日から3月30日までの35日間とすることを求める動議であります。 (「賛成」と呼ぶ者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) ただいまの三上議会運営委員長の動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。 動議のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,本定例会の会期は,本日から3月30日までの35日間と決定されました。
武市憲一
○議長(武市憲一) 次に,日程第2,議案第1号から第60号までの議案60件及び諮問第1号の以上61件を一括議題といたします。 いずれも,市長の提出によるものです。 提案説明を求めます。 上田市長。 (上田文雄市長登壇)
上田文雄
◎市長(上田文雄) ただいま上程をされました諸案件の説明に先立ちまして,このたび,私は,北方都市市長会会長といたしまして初めて第11回アンカレジ会議に参加いたしまして,昨夜遅く帰ってまいりましたので,一言だけご報告をさせていただきます。 11カ国27都市の市長が一堂に会しまして,冬の都市における街づくりについて,市長同士がひざを交えて話し合いを行い,その中で多くのことを学んでまいりました。冬の生活文化の中で市民がどう豊かに生きていくか,各都市が培ってきた多くの経験を生かした交流ができるよう,冬の都市のネットワークをさらに拡大するために,南半球の冬の都市とも連携していくことといたしまして,その名称を世界の冬の都市市長会に変更することといたしました。また,持続可能な社会を目指して,冬の都市が実感する地球環境保全問題などについて,国連との連携を深めていくことも決議されました。 詳細につきましては,後日,市民の皆様方にも報告をさせていただきますが,今後とも,札幌市民の冬の生活の向上を目指して,世界の冬の都市との交流を深めてまいりたいと,このように思っているところであります。 それでは,平成16年度予算を中心といたします諸案件のご説明をいたしますが,まず最初に,一言,所信を申し述べさせていただきたいと思います。 私が市長に就任いたしましてから8カ月が過ぎましたが,この間,市民の皆さん,そして,この市議会の皆様方のお力添えをいただきながら,大都市札幌の行政執行に関する最高責任者という大変な重責を担わせていただきましたことを,この場をおかりいたしまして,深く感謝を申し上げる次第でございます。 2年目となります新たな年度を間近に控え,なお一段と身の引き締まる思いで,本日,この壇上に臨んでいるところであります。 この8カ月の間,実にさまざまなことがありましたが,まずは,市民の皆さんにお約束をいたしました公約を早期に実現するために,これからの街づくりの方針をさっぽろ元気ビジョンとして策定いたしました。また,私自身が市民の皆さんと直接対話をするために,各地域でのタウントークを各区で開催するとともに,市民の意見を反映した政策づくりを推進するために各分野での市民会議を立ち上げるなど,市民自治が息づくまちづくりに向けて,その道筋というものをつけることができたものと考えております。 来る平成16年度は,本格的な実践を積み重ね,なお一層,市民の皆さんの目に見える形で成果を上げていかなければなりません。昨年の選挙を通じてお寄せいただきました市民の皆さんの熱い期待と,市長に就任してからお会いした多くの方々のご意見,そして,この議会の場で議論が交わされました多くの行政課題などに対しまして,さらに真剣に取り組んでまいりたいと考えておるところであります。 今,時代は大きく動いております。とりわけ全国で展開されております市町村合併の動きや,いわゆる三位一体の改革など,地方自治をめぐる改革の動きは,大きなうねりとなって加速しており,まさに地方自治のあり方と各自治体の力量が質・量ともに問われる時代の転換期を迎えております。 このような中で,札幌市の財政環境は,だれの目にも極めて厳しい状況が見込まれますが,私は,現在の,そして未来の札幌市民の皆さんに対しまして,責任ある方針と展望を示していかなければなりません。 その意味からも,私は,この厳しい状況を市民自治を進めていくための好機としてとらえていきたいと思っております。厳しいからこそ,力を合わせなければなりません。みんなの知恵と工夫を集結させなければなりません。そして,苦労が多い分だけ,分かち合う喜びもまた大きいものだと,このように思います。 市民一人一人が,自分たちで街づくりを担っていく,そして,本当にこの街が自分たちの街なのだと誇りに感じる,そういう市民自治を進めることが,今,この時代の転換期に求められているものであると思っております。 いつまでも初心を忘れずに,186万人のすべての市民が生き生きと暮らし,元気に活動できる札幌を築き上げるために,市民の皆さんと力を合わせて,全力で今後の市政運営に取り組んでまいりますことを,この場で,再度,お誓い申し上げますとともに,すべての札幌市民の皆様方に対し,この困難な時代にあって,誇りあふれる札幌市民として,一人一人が自治の担い手として何をなすべきかをともに考え,ともに行動することをご期待申し上げたいと,このように思います。 それでは,平成16年度の予算につきましてご説明いたしますが,この予算は,私にとりまして初めての本格的な予算であり,今申し上げましたさまざまな思いを込めて編成をしたものであります。そして,元気ビジョンの実現に向けて大きく踏み出すためのものでもあります。 まず,編成方針についてでありますけれども,平成16年度の我が国の経済見通しは,景気の回復が続く中で,企業の生産や設備投資の緩やかな増加が続き,雇用や所得環境については,厳しいながらも持ち直しに向かうことが期待されております。しかしながら,なお緩やかなデフレ傾向は続いており,経済の動向等には引き続き留意が必要であると認識せざるを得ません。 こうした中,国は,改革断行予算という基本路線を継続し,平成16年度予算については,実質的に平成15年度以下の水準に抑制するほか,歳出全体にわたる徹底した見直しを行い,構造改革を一層推進することとしております。 一方,地方を見ますと,国の経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003に基づいた三位一体の改革の初年度といたしまして,基幹税による税源移譲を実現する道筋が示されたものの,同時に,地方歳出の徹底した見直しにより,地方交付税総額の大幅な抑制が図られるなど,地方財政にとりましては極めて厳しい状況となっております。 そうした中,札幌市の財政状況につきましては,景気低迷の影響などにより,歳入の柱とも言える市税についてはほとんど伸びを見込めず,さらには,三位一体の改革により地方交付税などが大幅な減少となります。一方,歳出につきましては,不況などの影響によりまして,生活保護費を初めとする福祉に要する経費は著しい増加傾向にあり,依然として厳しい財政状況にあることは否めないところであります。 このように,非常に厳しい財政環境の中ではありますが,平成16年度予算につきましては,事務事業の総点検を行いながら,人員の削減や事業の効率化などによりまして約80億円の経費の節減を図る一方で,元気ビジョンに掲げます重点事業につきましては積極的に予算を計上するなど,限られた財源の効率的な配分を行うことにより,市民の力みなぎる,文化と誇りあふれる街,この実現に向けまして大きく踏み出すことができるものと考えております。 その結果,平成16年度の各会計当初予算の規模は,一般会計では8,128億円,公債会計を除いた特別会計,企業会計を合わせた合計で1兆5,427億6,550万円となります。平成15年度肉づけ後の予算と比較いたしまして,全体で0.2%の増となるものであります。 次に,議案第1号から第19号までの各会計予算につきまして,その主な施策の内容を,さっぽろ元気ビジョンに掲げます柱立てに沿いましてご説明を申し上げます。 1点目は,元気な経済が生まれ,安心して働ける街さっぽろの実現に向けた施策であります。 まずは,中小企業や創業に挑戦する市民へのきめ細かな支援についてでありますが,札幌市の経済及び雇用環境は,かつて経験したことのない極めて厳しい状況にありますことから,私は,中小企業や創業に挑戦する市民の皆さんに対しまして,経済活動の血液とも言うべき十分な資金が流れ,元気な経済への再生を期待して,札幌元気基金500億円の創設を重点公約として掲げてまいりました。 そこで,平成16年度は,資金繰りに苦しむ小規模事業者向けの短期の運転資金といたしまして180億円,経営革新に意欲的な中小企業向けの設備投資資金として30億円,また,企業再生を進める企業向けの短期の運転資金として10億円,さらには,NPOなどの市民活動団体向けの資金として2億円を札幌元気基金として創設し,総額で222億円規模の資金枠を確保いたします。 次に,安心して働ける環境づくりでありますが,ハローワークや民間企業と連携して,ワンストップ型のきめ細かな就業支援を行う就業サポートセンターを開設するとともに,特に女性や中高年層の失業中の方々を対象とした各種の就職支援事業を積極的に展開いたします。 また,協働による観光振興とコンベンション事業の推進につきましては,市民のおもてなしの心を札幌の新しい観光資源と位置づけ,札幌の絵はがきを全戸に配布した上,186万人市民みずから来札を呼びかけていただくシティPRキャンペーンを展開するほか,首都圏を中心にこれまで以上に札幌の魅力を発信するなど,来客2,000万人の実現に向けて,私みずからがセールスの先頭に立って,観光客やコンベンションの誘致を展開してまいります。 2点目は,健やかに暮らせる共生の街さっぽろの実現に向けた施策であります。 まず,魅力あふれる地域づくりの推進についてでありますが,既存の連絡所を地域住民による街づくりを支援するまちづくりセンターに改編し,市民自治実践の拠点といたします。 次に,少子化対策の推進につきましては,保育所における待機児童の解消に向け,前年度を上回る660人の定員増を確保するとともに,多様な保育ニーズに対応するため,延長保育や一時保育を拡充するほか,休日にも子育ての相談や支援を行う全市的な子育て支援の拠点施設として,都心部の資生館小学校に併設して子育て支援総合センターを開設いたします。 次に,地域における高齢の方や障がいのある方の自立支援の推進につきましては,最重度の全身性障がいのある方に対する居宅介護サービスの利用時間を,現行の1日14時間から17時間に拡充いたします。また,自立支援のための施設整備といたしましては,自閉症の方に総合的な支援サービスを提供する専門施設の建設に着手するほか,視聴覚に障がいのある方の活動拠点として視聴覚障害者情報文化センターを整備するとともに,地下鉄駅のエレベーター整備を初めとするバリアフリー化を推進いたします。 3点目は,世界に誇れる環境の街さっぽろの実現に向けた施策であります。 まず,水と緑の潤いと安らぎのある街の実現につきましては,重点公約として掲げました豊かな緑を30%ふやすための取り組みとして,公園整備などの関連事業を推進するほか,校庭の芝生をふやすなど,公共施設の緑化を積極的に推進するとともに,街路樹の剪定方法の見直しや高木と中低木の組み合わせによる復層化植栽の推進など,北国の風土にふさわしい道路景観の創出に取り組みます。 次に,地球環境問題への対応と循環型社会の構築についてであります。 同じく重点公約の一つであります,1990年と比べて10%のCO2 排出量の削減を実現するためには,市民の皆さんとの一体的な取り組みが何よりも大切であると私は考えます。そこで,市民の皆さんが中心となった運動を起こしていただくために,CO2 削減アクションプログラムを総合的に展開してまいります。 このほか,安全で安心な街づくりの推進につきましては,危機管理体制の強化を図るとともに,夜間急病センターの開設に合わせまして救急医療体制の大幅な見直しを行い,夜間と休日の診療体制などを強化いたします。 4点目は,芸術・文化,スポーツを発信する街さっぽろの実現に向けた施策であります。 まず,芸術・文化の薫る街の実現についてであります。 私は,かねてより,市民のだれもが気軽に芸術・文化に触れ,その楽しみを享受できる,そんな街づくりをぜひ進めていきたいと,このように考えておりました。そこで,次世代を担う子供たちに,札幌が世界に誇るコンサートホールKitaraでのオーケストラ演奏の鑑賞会をプレゼントすることで,質の高い芸術との触れ合いに喜びを感じてもらえることを願いまして,キタラファーストコンサートを開催いたします。この事業は,市内の小学6年生全員を招待するものであります。 次に,スポーツの振興につきましては,ワールドカップサッカーの剰余金を活用いたしまして,民間団体がサッカー場を整備するための用地を取得するほか,2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会の主催者といたしまして,その準備に要する経費を計上しております。 5点目は,ゆたかな心と創造性あふれる人を育む街さっぽろの実現に向けた施策であります。 まず,自立した市民に育てる教育の推進につきましては,児童生徒数の増加が著しい屯田北地区における教育環境の改善を図るために,小学校及び中学校をそれぞれ新設するとともに,老朽化の著しい手稲東小学校の改築を進めます。 また,特色ある市立高校の実現に向けまして,高等学校の教育改革を推進するとともに,障がいのある子供たちへの教育的な支援を充実させるほか,子供の権利条例の制定に向けて市民フォーラムを開催するなど,広く市民の皆さんと検討を行います。 次に,さっぽろを支え発信する人づくりについてでありますが,これまで市民議論を踏まえて検討を進めてまいりました札幌市立大学につきまして,平成18年春の開学を目指し,教育カリキュラムの策定や施設整備に向けた実施設計を行います。 続きまして,市役所改革とその他の行政課題への取り組みについてであります。 まず,市民自治基本条例の制定に向けまして,平成15年度に引き続き,市民会議での議論を深めるとともに,市民自治をテーマにしたフォーラムを開催いたします。 また,市役所改革につきましては,ことしの秋をめどに,市役所改革プランを策定するとともに,第三者評価を取り入れた新たな行政評価制度の運用を開始するほか,ITの活用により,三つのS,すなわち仕事のスリム化,スピードアップ,市民サービスの向上を図ってまいります。 次に,札幌駅前通公共地下歩道と創成川アンダーパスの整備につきましては,それぞれ予備設計及び実施設計に着手するとともに,地上部のあり方につきましては,引き続きワークショップなどを開催しながら市民意見を反映させてまいります。 また,市営バスの民営移行につきましては,当初,事業者に対する本市からの財政支援は行わない旨,議会の皆様にはご説明を申し上げてきたところではありますが,本年4月に予定しております新川及び東営業所の路線を移行するに際しまして,これらの路線の収支採算性が先行して移行いたしました他の路線とは大きく異なりますことから,現行路線を当面維持するために必要な支援を行うとともに,市民や民間事業者等との協議組織を立ち上げた上で,今後のバス路線のあり方等について検討を進めてまいります。 続きまして,歳入の主なものについてご説明を申し上げます。 まず,市税につきましては,景気の低迷によりまして,市民税は減少いたしますものの,固定資産税の家屋分の増加などによりまして,前年度に比べ0.3%増の2,588億円を見込んだところであります。 また,地方交付税と,これを補うために発行できることになっております臨時財政対策債が,三位一体の改革の影響によりまして,合わせまして前年度に比べ8.2%の大幅な減少となります。具体的に申し上げますと,地方交付税につきましては0.5%減の1,095億円,臨時財政対策債につきましては28.3%減の301億円を見込んだところであります。 なお,市債につきましては,ただいまご説明いたしました臨時財政対策債の減少などに伴いまして,前年度に比べて13.8%減の788億円を計上しております。 以上のほか,その他の歳入につきましても,可能な限り計上しているところであります。 次に,特別会計予算につきましては,民間保険の普及などによりまして,その役割を終えました交通災害共済事業を本年9月末で廃止いたします。 また,企業会計予算につきましては,従前の交通事業会計につきまして,バス事業の民間移行に伴い,路面電車のみの会計となりますことから,その名称を軌道事業会計に変更いたします。 以上で,平成16年度各会計予算の説明を終わります。 次に,各会計の予算,補正予算関係議案及び人事案件以外の一般議案についてご説明を申し上げます。 まず,議案第20号は,札幌市事務分掌条例の一部を改正する条例案であります。 さっぽろ元気ビジョンの実現に向けまして,平成16年度については,予算,定数,機構を一体的に編成しております。本案は,その機構部分に関する条例案でありまして,新設する局及び局から独立した室につきまして,その名称と事務分掌を定めるなどの改正を行うものであります。 その主な内容を申し上げますと,多様で大規模な災害,事件,事故等への対応に関しての体制を強化するため,局相当の組織として危機管理対策室を,子育て支援や少子化対策など子供に関する施策に対する体制を強化するため子ども未来局を,芸術文化施設を観光資源として活用するなど,観光と文化を一体として振興していく体制を強化するため,観光文化局をそれぞれ新設するものであります。 次に,議案第22号は,札幌市職員退職手当支給条例の全部を改正する条例案であります。 これは,札幌市職員の退職手当につきまして,国及び他の指定都市の状況等を勘案いたしまして,支給水準の見直しを行うとともに,現在の社会情勢を踏まえまして,制度全般について見直しを行おうとするものであります。 その具体的な内容でありますが,まず第1に,退職手当支給率につきましては,最高支給率を約5.5%引き下げ,現行の62.7月から59.28月とするなどの見直しを行い,札幌市職員の退職手当支給率を国と同一のものとするものであります。 第2に,定年前早期退職者に対する退職手当の特別措置につきまして,対象年齢を現行の53歳以上から50歳以上に引き下げるとともに,各年齢ごとに加算割合を引き下げるなどの見直しを行うものであります。 第3に,消防職員に対する退職手当の特別加算制度,遺族の総代者への支給制度,葬祭実施者への支給制度等につきましては,現在の社会情勢のもとではこれらの制度の趣旨が薄れたものと判断されるために,廃止するものであります。 なお,これらの改正については,本年7月から実施することとしておりますが,支給率の引き下げ,定年前早期退職者に対する特例措置の改正等につきましては,激変緩和のため,所要の経過措置を設けることとしております。 次に,議案第25号 札幌市児童福祉施設条例の一部を改正する条例案は,施設の老朽化が著しい東月寒乳児保育園を廃止するものであります。 なお,現在,この保育所に隣接しております社会福祉法人が設置,運営する保育所の増改築が行われておりまして,本年4月から新たに乳児保育を行い,廃止いたします施設の定員に相当する定員増を行う予定となっております。 次に,議案第27号 札幌市農業体験交流施設条例の一部を改正する条例案は,平成13年度から整備しておりましたサッポロさとらんど第2期エリアの供用を本年4月から開始するに当たり,さとらんど内に整備する多目的交流施設の使用料を定めるものであります。 次に,議案第28号は,札幌市都市公園条例の一部を改正する条例案であります。 これは,施設の老朽化や狭隘化などが指摘されていた芸術の森野外ステージを建てかえることに伴い,その使用料を新たな施設の規模や機能に応じた額に改めるなどの改正を行うものであります。 なお,この新しい野外ステージは,本年6月上旬に供用を開始する予定であります。 次に,議案第32号 札幌市立高等専門学校の授業料等に関する条例の一部を改正する条例案は,平成15年度以降に入学する者に係る国立高等専門学校の授業料が増額改定されたことから,市立高等専門学校の授業料についても,この国の措置との均衡等を考慮して,これと同額に改定するものであります。 次に,議案第33号 札幌市図書館条例の一部を改正する条例案は,市民参加による図書館運営のより一層の推進を図るため,図書館の運営に関する事項を審議する札幌市図書館協議会を設置するため,必要な条項を定めるものであります。 次に,議案第41号 包括外部監査契約締結の件でございますが,平成16年度において包括外部監査を実施するに当たり,公認会計士である山崎 駿氏と包括外部監査契約を締結するものであります。 山崎 駿氏は,昭和50年に公認会計士の登録をされ,日本公認会計士協会常務理事,同協会北海道会会長などを歴任されたほか,平成14年4月から札幌市の包括外部監査人をされている方でありまして,地方公共団体の財務管理,事業の経営管理,その他行政運営に関してすぐれた識見を有しており,包括外部監査人として適任と考えるものであります。 次に,議案第44号は,札幌市自転車等の放置の防止に関する条例の一部を改正する条例案であります。 これは,急増する放置自転車に対応するため,自転車等放置禁止区域外の道路,公園などの公共の場所におきましても,放置自転車等により生活環境や都市機能が著しく阻害されると認められるときには,移動するよう指導した上,なお放置されている自転車等の撤去等を行うことができるようにするものであります。 なお,以上にご説明いたしました議案以外の一般議案の内容につきましては,各会計の予算の説明,あるいは議案末尾に記載の理由により,いずれもご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。 また,報告第1号から第4号までは,訴えの提起,和解,調停及び工事請負契約金額変更に係る専決処分の報告であります。 次に,議案第50号から第54号までは,平成15年度予算の補正に関する議案であります。 初めに,議案第50号は,平成15年度札幌市一般会計補正予算であります。 まず,歳入歳出予算の補正でありますが,第1といたしまして,札幌市単独で地域経済対策を講ずるものであります。 個人消費や公共投資,民間投資の落ち込みにより,市内の景気は依然として低迷していることから,地元の中小企業の受注機会の確保に資するものといたしまして,市民利用施設の比較的小規模な改修やバリアフリー化など,緊急を要するものに係る経費を計上するものであります。 補正項目の第2は,年度内に新たな予算措置が必要となった経費及び不足を生じる見込みとなった経費を追加するものであります。 まず,小学校の校内LAN整備につきまして,国庫補助の追加採択の見通しを得たことから,未整備の全校分の経費を計上いたします。また,独立行政法人雇用・能力開発機構が所有する勤労者職業福祉センターの持ち分を購入する経費を計上するとともに,屯田北地区の生徒数の増加に対応するため新設する中学校の用地を取得する経費のほか,運用益の減少等により本来の目的を果たすことができなくなった基本基金の廃止に伴いまして,その現金を財政調整基金に造成するための経費を計上いたします。 なお,基本基金の廃止に関連して,議案第55号 札幌市基金条例等の一部を改正する条例案を提出するとともに,中学校用地の取得に関連して,議案第56号 財産の取得の件を提出しております。 また,不足が生じる見込みとなりました生活保護費や私立保育所運営費などにつきまして,所要の経費の追加もいたしております。 以上によります一般会計歳入歳出予算の補正総額は85億4,150万円となり,この財源といたしましては,国庫支出金等の特定財源61億6,618万6,000円を充て,差し引き23億7,531万4,000円の一般財源につきましては,繰越金及び地方交付税をもって充てるものであります。 次に,繰越明許費の補正でありますが,これらは,先にご説明いたしました地域経済対策に係る事業のほか,関係機関等との協議に時間を要したことなどにより,年度内の執行が困難と予想される事業につきまして,事業費の全部または一部を翌年度に繰り越すものであります。 次に,債務負担行為の補正でありますが,これらは,工事の早期発注により中小企業等の受注機会の確保及び事業執行の平準化を図る観点から,道路新設改良事業などの公共事業に係るものにつきまして債務負担行為を設定するとともに,本年春から供用を開始する予定の施設に指定管理者制度を導入し,その管理運営業務に係る協定を本年度中に締結するために,債務負担行為を設定するものであります。 なお,この指定管理者制度の導入に関連いたしまして,しせいかん保育園,地域生活支援センターさっぽろ及び夜間急病センターの管理業務を代行する指定管理者をそれぞれ指定するため,議案第57号から第59号まで,公の施設の指定管理者の指定の件を提出しております。 次に,議案第51号 平成15年度札幌市土地区画整理会計補正予算は,補償物件の移転作業のおくれ等に伴い,年度内の執行が困難と予想される事業費の一部を翌年度に繰り越すほか,一般会計と同様の理由により,早期発注が可能な公共事業について債務負担行為を設定するものであります。 次に,議案第52号 平成15年度札幌市老人医療会計補正予算は,医療費の増により不足が生じる見込みとなった医療給付費を追加するものであります。 次に,議案第53号 平成15年度札幌市公債会計補正予算は,このたびの一般会計の補正に伴う市債を整理するものであります。 次に,議案第54号 平成15年度札幌市下水道事業会計補正予算は,固定資産の評価に係る錯誤等の修正のため,特別利益及び特別損失を計上するほか,一般会計と同様の理由により,早期発注が可能な公共事業について債務負担行為を設定するものであります。 最後に,議案第60号及び諮問第1号は,人事案件に関するものであります。 まず,議案第60号は,札幌市オンブズマン委嘱に関する件であります。 札幌市オンブズマンであります三谷鉄夫氏は,来る2月29日をもって任期満了となりますので,その後任者といたしまして,佐藤譲治氏に委嘱することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。 佐藤譲治氏は,株式会社北海道銀行において取締役副頭取等を歴任され,現在,株式会社レオックジャパン監査役等をされている方で,人格,識見ともに高く,札幌市オンブズマンとして適任と考えるものであります。 次に,諮問第1号は,人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。 札幌市を職務区域といたします人権擁護委員であります長井敬子氏,牧野陽子氏,村瀬 寛氏の3氏は,来る6月30日をもって任期満了となりますので,引き続き推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。 長井敬子氏は,現在,札幌地方裁判所及び札幌簡易裁判所の民事調停委員をされているほか,札幌市オンブズマン等をされており,平成7年5月から人権擁護委員に就任されている方であります。 牧野陽子氏は,長年,教職に携わり,札幌市立東橋幼稚園長等を歴任され,平成4年4月から人権擁護委員に就任されている方であります。 村瀬 寛氏は,長く法務局に勤務され,現在は司法書士をされており,平成4年4月から人権擁護委員に就任されている方であります。 以上で,ただいま上程されました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
武市憲一
○議長(武市憲一) お諮りします。 ただいま説明のありました議案等61件のうち,議案第1号から第59号までの59件につきましては,議事の都合上,その議事を延期することとし,議案第60号及び諮問第1号の2件につきましては,議事を続行したいと思いますが,ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,そのように決定いたしました。 これより,議案第60号及び諮問第1号に対する質疑に入りますが,通告がありませんので,質疑を終了し,討論に入ります。 通告がありますので,発言を許します。 松浦 忠議員。(傍聴席から発言する者あり) (松浦 忠議員登壇)
松浦忠
◆松浦忠議員 私は,市政改革クラブを代表いたしまして,ただいま上程されております議案第60号並びに諮問第1号について,討論を行います。 今回の人事案件2件につきましては,私どもの会派で,るる検討いたしました。で,賛成するということについては,大変ちゅうちょをいたしました。 その理由は,まず,オンブズマンの佐藤譲治さんでありますが,経歴については申し分ないかと思いますが,人格,識見については,私どもは知りません。それと同時に,知る知らぬの問題よりも,年齢が70歳になっている。そして,この経歴からすると,一般的に言う市民生活を余り実際にされていない企業人ではないだろうかと。こういうことからすればですね,やはり,60代の人で,もっと市民生活になじみの深い人,こういう経歴の人の方がよろしかったのではないか。こういうことから,私どもは,ちゅうちょしながら,どっちかといえば,仕方ないから賛成しようかと,こういう立場に至ったということを申し上げます。 したがって,今後については,まず,この年齢というものを,60歳代に,70歳に到達していない方に引き下げていただきたいということであります。 続いて,諮問第1号であります。 牧野陽子さん,73歳,村瀬 寛さん,71歳,いずれも再任であります。で,私どもは,所管の部局にこのことを尋ねました。どうして再任なのか。それに対して,例えば村瀬さんについては,法務局の方から強い要請があったというふうに言われました。私は,法務省の人権擁護局の総務課長に電話をして,なぜ70歳以上に固執するのかというようなことをるる尋ねましたら,決して固執するものではありませんと,こういうことであります。 したがってですね,私はここで市長に申し上げたいのは,ぜひ,70歳を超えない方――人権感覚というのは,それぞれ自分の経験してきた,その経験によって,人生経験によって人権感覚というものは一定限養われていく,培われていくというふうに思います。 そんなことからすればですね,時代も今は変わっておりますし,当然,札幌市が推薦する人権擁護委員についてですね,例えば年代的に,50代,60代,70代という,そういった年齢の配置をしていくという,こういうことも当然やっぱり私は考えなければならぬことだろうというふうに思います。これは,我が会派での意見も一致いたしました。 そんなことから,今回は,これもどっちかといえばしようがないなということで賛成にしたのですが,したがって,今後については,市長におかれては,今指摘したようなことを十分考えた上で,ひとつ人選をしていただくことを要請して,討論を終わります。(傍聴席から発言する者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) 傍聴人には……(傍聴席から発言する者あり)傍聴人,静粛に願います。(傍聴席から発言する者あり) 議長の命令に従わない場合は,退場を命じますので,念のため申し上げます。(傍聴席から発言する者あり) 退場を命じます。 以上で討論を終了し,採決に入ります。 議案第60号については同意することに,諮問第1号については推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,議案第60号については同意することと,諮問第1号については推薦することを適当と認めることに決定されました。
武市憲一
○議長(武市憲一) ここで,報告いたします。 本日,宮川 潤議員及び松浦 忠議員から,会議規則第62条第1項の規定により,文書質問が提出されました。 理事者におかれましては,3月1日までに答弁書を提出するよう求めます。 〔質問趣意書は巻末資料に掲載〕
武市憲一
○議長(武市憲一) お諮りします。 本日の会議はこれで終了し,明日2月26日から29日までは議案調査等のため休会とし,3月1日午後1時に再開したいと思いますが,ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
武市憲一
○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,そのように決定いたしました。
武市憲一
○議長(武市憲一) 本日は,これで散会いたします。