札幌市議会 会議録検索システム(平成24年第3回定例会 2012-10-03 第5号)
2012-10-03/発言 38 件 / 原本(札幌市議会)
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三上洋右
○議長(三上洋右) ただいまから、本日の会議を開きます。 出席議員数は、66人です。
三上洋右
○議長(三上洋右) 本日の会議録署名議員として村山秀哉議員、涌井国夫議員を指名します。
三上洋右
○議長(三上洋右) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。
本間章弘
◎事務局長(本間章弘) 報告いたします。 本日の議事日程、陳情受理付託一覧表、議案審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。 以上でございます。 〔一覧表及び報告書は巻末資料に掲載〕
三上洋右
○議長(三上洋右) これより、議事に入ります。 日程第1、議案第8号から第30号まで、第34号の24件を一括議題とします。 委員長報告を求めます。 まず、総務委員長 宗形雅俊議員。 (宗形雅俊議員登壇)
宗形雅俊
◆宗形雅俊議員 総務委員会に付託されました議案5件につきまして、その審査結果をご報告いたします。 最初に、議案第8号 平成24年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中関係分についてですが、主な質疑として、節電について、冬期間は家庭での電力需要が高まることから、昨年の節電キャンペーンの取り組み結果等を踏まえ、市民に対して具体的な削減目標を示すべきと考えるが、どうか。手稲稲積公園について、テニスコートの改修に加え、地域から要望が寄せられている老朽施設の改修に早急に取り組むべきと考えるが、今後の整備計画についてどのように考えているのか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号、第27号、第28号及び第30号の4件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、財政市民委員長 しのだ江里子議員。 (しのだ江里子議員登壇)
しのだ江里子
◆しのだ江里子議員 財政市民委員会に付託されました議案3件につきまして、その審査結果をご報告いたします。 最初に、議案第8号 平成24年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中関係分についてですが、主な質疑として、丘珠空港を活用した旅行商品の造成に当たっては、単なる旅行の提案ではなく、空港全体をPRし、認知度を高めるものにすべきと考えるが、どうか。HACに対する支援は、税金を投入する以上、費用対効果が重要だが、レストランが撤退し、飛行機を見に来る市民も減少が予想される中で、機体への広告掲載にどれほどの効果があるのか。空港内に空きスペースが生じていることから、賃料を補助してテナントを誘致するなど、より効果的な予算の使い方を検討すべきではないのか。区役所修繕の発注に当たっては、本市の厳しい経済状況を踏まえ、できる限り地元企業が受注できるよう配慮すべきと考えるが、どうか。区役所照明のLED化は、節電などの面で効果が大きい一方、健康被害や重さによる落下も懸念されるが、設置に関する安全上の基準はあるのか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第10号及び議案第26号の2件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、文教委員長 福田浩太郎議員。 (福田浩太郎議員登壇)
福田浩太郎
◆福田浩太郎議員 文教委員会に付託されました議案第8号 平成24年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中関係分につきまして、その審査結果をご報告いたします。 主な質疑として、学校トイレの改修について、洋式へ切りかえを進めてきたことは評価できる一方、さらにスピード感を持って取り込むことが必要だが、どのように考えているのか。待機児童対策が求められる中、保育所整備を行うことにより、定員拡大を掲げる市長公約について、どのような進捗状況になるのか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、厚生委員長 小形香織議員。 (小形香織議員登壇)
小形香織
◆小形香織議員 厚生委員会に付託されました議案11件について、その審査結果をご報告いたします。 最初に、第1次及び第2次一括法の制定に伴う議案第12号から第21号までの10件についてでありますが、主な質疑として、営業六法に関する条例の制定等について、市民の健康や安全を守る観点から市独自の規定を設けたことは評価するが、これにより営業者に新たな負担が生じることはないのか。市が新たに規定した健康被害発生時の報告制度を担保するには、制度の正しい理解が重要と考えるが、営業者に対し、今後どのように周知していくのか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、議案10件は、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第9号についてでありますが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、建設委員長 小須田悟士議員。 (小須田悟士議員登壇)
小須田悟士
◆小須田悟士議員 建設委員会に付託されました議案6件について、その審査結果をご報告いたします。 最初に、議案第8号 平成24年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが、主な質疑として、地域の経済対策を目的とするならば、工事の契約差金についても、不用額とせず、地域経済に資するために有効活用すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。 討論はなく、採決をいたしましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 札幌市水道布設工事監督者の配置基準及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例案についてでありますが、主な質疑として、工事監督者及び技術管理者の資格取得について、技能検定を行い、資格を与えるなど、職員の意欲向上の観点からも本市独自の内容にすべきと考えるがどうか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、議案第24号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第11号、第23号、第25号、第34号の4件についてでありますが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、経済委員長 長谷川 衛議員。 (長谷川 衛議員登壇)
長谷川衛
◆長谷川衛議員 経済委員会に付託されました議案2件について、その審査結果をご報告いたします。 最初に、議案第8号 平成24年度札幌市一般会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが、主な質疑として、芸術の森保護護岸崩落に伴う復旧工事について、根本的な問題の解決策としては疑問であり、速やかに新たな整備を実施すべきと考えるが、現場の状況を熟知した上で予算計上したものなのか。設計段階において専門家や技術職員を交えた事前協議を十分行うべきではなかったのか。今回の工事内容について、このまま実施することに問題はないと認識しているのか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第29号 札幌市産業振興センター条例の一部を改正する条例案についてでありますが、主な質疑として、産業振興センターにデジタル創造プラザの機能を移転するとのことだが、目指すべき方向性や移転後の具体的な取り組みについてどう考えているのか。また、知的財産権を創出させ、有効活用する仕組みを構築すべきと考えるが、どうか。IT企業の育成を重視するのであれば、入居を希望する経営規模の小さな企業やクリエーターを支援する観点から、施設使用料は値上げすべきではないと考えるがどうか等の質疑がありました。 討論はなく、採決を行いましたところ、議案第29号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
三上洋右
○議長(三上洋右) ただいまの各委員長報告に対し、質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
三上洋右
○議長(三上洋右) 質疑がなければ、討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 伊藤理智子議員。 (伊藤理智子議員登壇・拍手)
伊藤理智子
◆伊藤理智子議員 私は、日本共産党を代表して、議案第29号に反対し、残余の議案23件に賛成する立場から、討論を行います。 議案第29号 産業振興センター条例の一部を改正する条例案に反対するのは、デジタル創造プラザが老朽化したため、取り壊し、産業振興センター内に入居スペースを移転するに当たり、料金値上げをしようとしているからです。現在は、1カ月で1平方メートル当たり電気、冷暖房費込みで1,360円ないし1,500円としていますが、新施設では、2,300円に値上げした上、電気料、冷暖房費を別に取ることになります。現在、50.4平方メートルで電気料、冷暖房費込みの賃料6万8,600円だったものが、産業振興センター内に移転すると12万1,900円プラス電気料、冷暖房費となります。現在は、入居スペースが32室あり、稼働率は、2010年度、2011年度は90%、今年度は81.3%と高い数字を維持していますが、移転すると、32室を約3分の1の12室に削減しようとしています。 札幌市内からすぐれたIT関連企業が生まれ、サッポロバレーという言葉もすっかり定着しました。初音ミクの大ヒットなど、札幌とIT産業は強く結びついてきました。それは、本市が、IT産業、特に小規模な事業者の育成を位置づけてきたことと無関係ではありません。ところが、使用料も上がった上に部屋も減らされたら、お金がない小さな企業やクリエーターは札幌で事業を展開していくことが難しくなってしまいます。 この事業は、コンテンツ産業の発展を担う若手クリエーター等の支援施設として開設してきた10年の実績があり、その中で、50以上の企業やクリエーターを輩出し、売り上げも20倍以上上げています。札幌でIT企業を育成し、支援していくということを今後も重視していくべきであり、IT企業への育成支援に逆行する使用料の値上げも、部屋数の削減も行うべきではありません。 よって、議案第29号には反対するということを述べて、私の討論を終わります。(拍手)
三上洋右
○議長(三上洋右) 以上で討論を終了し、採決に入ります。 この場合、分割して採決を行います。 まず、議案第29号を問題とします。 本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。 (賛成者起立)
三上洋右
○議長(三上洋右) 起立多数です。 したがって、本件は、可決されました。 次に、議案第8号から第28号まで、第30号、第34号の23件を一括問題とします。 議案23件を可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
三上洋右
○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。 したがって、議案23件は、可決されました。
三上洋右
○議長(三上洋右) 次に、日程第2、議案第35号、諮問第1号の2件を一括議題とします。 いずれも、市長の提出によるものです。 提案説明を求めます。 上田市長。 (上田文雄市長登壇)
上田文雄
◎市長(上田文雄) ただいま上程をされました議案1件及び諮問1件につきましてご説明申し上げます。 まず、議案第35号は、教育委員会委員任命に関する件であります。 札幌市教育委員会委員であります西村真理氏、山中善夫氏の両氏は、いずれも来る10月10日をもって任期満了となり、また、設楽雅代氏につきましては、同日をもって辞職をすることになりましたので、山中善夫氏につきましては引き続き任命することを適当と認め、また、西村真理氏の後任者といたしましては阿部夕子氏を、設楽雅代氏の後任者といたしまして池田官司氏をそれぞれ任命することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。 阿部夕子氏は、現在、株式会社マミープロ代表取締役及び札幌市中小企業振興審議会委員をされている保護者の方でございまして、人格、識見ともに高く、教育委員会委員として適任と考えるものであります。 池田官司氏は、精神科医であり、現在、北海道文教大学人間科学部教授をされている方で、人格、識見ともに高く、教育委員会委員として適任と考えるものであります。 山中善夫氏は、昭和44年に弁護士の登録をされ、日本弁護士連合会副会長等を歴任された後、平成16年10月から札幌市教育委員会委員に就任されている方で、人格、識見ともに高く、教育委員会委員として適任と考えるものであります。 次に、諮問第1号は、人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。 札幌市を職務区域といたします人権擁護委員であります上田勝啓氏、田中シヅヱ氏、福岡 薫氏、松辻宏二氏の4氏は、いずれも本年12月31日をもって任期満了となり、また、加納正樹氏につきましては、去る6月30日をもって辞任をされましたので、田中シヅヱ氏、福岡 薫氏につきましては引き続き推薦することを適当と認め、また、上田勝啓氏の後任者といたしまして大鹿祐太郎氏を、加納正樹氏の後任者といたしまして山田明子氏を、松辻宏二氏の後任者といたしまして井上歳郎氏をそれぞれ推薦することを適当と認め、議会の意見を求めるため、本案を提出したものであります。 井上歳郎氏は、現在、札幌市教職員組合執行委員長のほか、連合北海道石狩地域協議会会長等をされている方であります。 大鹿祐太郎氏は、平成14年に弁護士の登録をされ、現在、札幌弁護士会人権擁護委員会委員をされている方であります。 田中シヅヱ氏は、北海道女性国際交流連絡協議会事務局長等を歴任され、平成16年1月から人権擁護委員に就任されている方で、現在、札幌人権擁護委員協議会事務局次長をされております。 福岡 薫氏は、長く法務局に勤務され、平成22年1月から人権擁護委員に就任されている方で、現在、札幌人権擁護委員協議会監事をされております。 山田明子氏は、長く教職に携わり、札幌市立札幌中学校校長等を歴任された方であります。 以上で、ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが、何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
三上洋右
○議長(三上洋右) これより、質疑に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 木村彰男議員。 (木村彰男議員登壇)
木村彰男
◆木村彰男議員 私は、札幌市議会みんなの党を代表し、市長提出案件中、教育委員会委員の任命に関する件、とりわけ再任に関する件につき、何点かお聞きします。 山中善夫委員長は、新任の方とは異なり、平成16年から平成24年まで既に8年間、委員を務め、うち3年は委員長を務めています。議員や市長であれば、その業績の検証、すなわち選挙民の洗礼を受けなければなりません。 そこで、私は、上田市長に山中委員長の在任期間中の職務につき、お伺いいたします。 教育委員会制度は、戦後、アメリカによってもたらされたものです。その理由として、巷間、流布されている説が教育の中立性です。政権の恣意的な干渉によって教育がゆがめられるという説です。これは、国家による教育が敗戦をもたらしたことに起因する考え方です。しかし、納税者たる札幌市民が、みずからの子どもや孫が高い水準の教育を受けることを願い、学校や教職員の指導、教育内容に強く関心を抱くのは当然であって、その意味で、先ほどの中立性とは全く矛盾しないばかりか、教職員の不祥事等に対して一般職員以上の強い倫理性を求め、批判にさらすことは、教職員自身が一番よくわかっています。 以上の視点に立って、山中委員長時代の3年間を振り返ってみます。 私が山中委員長を最初に認知したのは、氏が弁護士として提起した在宅投票制度廃止違憲訴訟でした。山中氏は、主任代理人として、小樽市の下半身不随の障がい者の方の投票の道を開いた判決を得ました。私も強い印象を受けたのであります。憲法訴訟を起こして、さっそうとマスコミに登場したときの少壮の弁護士山中善夫氏が、その30年後、後輩の弁護士たる上田市長の三顧の礼によって教育委員になったのであります。 まず、市長にお伺いします。 教育行政をつかさどる全国政令指定都市の教育委員の中で、配偶者が国会議員、または国会議員であった例はありますでしょうか。 そのことを前提として、平成8年から平成12年、平成17年から平成21年まで、山中氏のご出身地千葉県から、2期、衆議院議員をされていた山中●子(やまなかあきこ、(●は「火」へんに「華」))氏は、山中委員長の令夫人であるという認識で間違いないのでありましょうか、お聞かせください。 教育委員の任用に二つの選択肢があった場合、あえて国会議員の夫を教育委員に任命することにつき、市長のご見解をお聞かせください。 第2に、同僚議員または私が本会議や委員会で何度かお伺いしていることに関し、市長にお伺いします。それは、教職員の天下り、とりわけ校長の問題です。 この間、北原教育長は、札幌市PTA協議会への補助金交付は認めても、同団体の共済会設立及び事務局への校長天下りに関して、何ら問題がないとの認識を繰り返し述べていらっしゃいます。また、ことしの予算特別委員会で、私は、当時の長岡部長に何度も答弁を求めたにもかかわらず、資料を持ち合わせていない、任意団体の活動につき、教育委員会とは全く無関係なる答弁を繰り返し、答弁の体をなしませんでした。私は、委員会で初めて質問を留保せざるを得なかったのであります。委員会審議を愚弄する最悪の官僚答弁を繰り返したのであります。 本来、教育長は、これらの答弁に対し注意を与えるか、助言すべきところ、それをしない。そうだとすれば、そのような官僚答弁に教育委員会として何らかの働きかけをなしたのか。それもなさない。教育の中立に身を置き、政治の追及の前に、委員会及び教育委員長は何の存在価値も見出せないのであります。 市長は、このような教育委員会のあり方、また、教育委員長のあり方を是認されるおつもりなのか、お聞かせください。 第3に、前任の丹羽委員長のときに全くなく、山中委員長の任期にあった、大変残念であり、お身内のお心を察するに余りある事柄がありました。それは、3人のお子さんが自殺され、うち、お2人はいじめをうかがわせる文書やお話を残していらっしゃったことであります。私は、心より亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、いじめ根絶に向けて誓いを新たにしました。ご遺族の心中をお察しし、もしそれが自分の子どもであったと考えたならば、どのように向かうべきか、皆様はいかがお考えになりますでしょうか。 お1人は、昨年8月30日、手稲区のマンション屋上にいるのを保護者及び教職員が発見し、声をかけたにもかかわらず、飛びおり、亡くなられました。その日、30日午後、自殺予防の対策会議が渡部副市長のもとで開催されるという日のことでした。北原教育長は、その日の会議で原因究明を誓いました。 そして、その同じ自殺予防の対策会議がことしの9月5日午後に開催される予定でした。まさにその日の朝午前7時過ぎ、今度は白石区の中学1年生12歳が自宅マンションの屋上から飛びおり、亡くなられたのです。私は、この連絡をファクシミリで見たとき、言いようのない無力感に襲われるとともに、教育に携わる方のこの1年の取り組みをかんがみて、いじめに関するこの生徒さんの訴えは届いていなかったことを改めて痛感したのであります。白石区の中学生の自死は、まさに札幌の教育行政に対する彼自身の無言の訴えを行ったものとも感じられたのであります。 上田市長にお伺いします。 山中委員長は、いじめに関し、札幌市の教育者を、そして札幌市の教育行政を指導・監督し得たとお考えになりますでしょうか、お聞かせください。 古来より、「賢者は時に従わず」と申します。私は、山中委員長の輝かしい少壮弁護士時代を知る者として、これ以上再任を望まれるのではなく、潔く身を引かれることをお訴えし、市長に対するご質問を終わらせていただきます。
三上洋右
○議長(三上洋右) 答弁を求めます。 上田市長。
上田文雄
◎市長(上田文雄) ご質問の範囲がどこまでか、少し明らかでありませんので、私の理解でお答えいたします。 山中善夫教育委員の配偶者が山中●子(やまなかあきこ、(●は「火」へんに「華」))さんであり、山中●子(やまなかあきこ、(●は「火」へんに「華」))さんが衆議院議員であったことは事実でございます。 全国の教育委員の配偶者が議員であった例はあるかということでございますが、それはわかりません。基本的に、配偶者がどのような政治的な立場にあるかということと、ご本人がどのような政治的立場にあるかということについては、私は、関係ないと、個人主義者でございますので、そのように考えております。 それから、どういう業績があったかということに関しましては、教育委員会の会議の公開ということはもとより、教科書の採択に関する会議につきましても、山中委員長が委員長になられて公開をするというような、教育委員会の議論をオープン化するという非常に大きな仕事をされたというふうに私は理解をいたしておりますし、教育委員として、現場に足を運ばれる回数が非常に多かったというふうにお聞きいたしております。多くの教職員の皆さん方の教職現場における活動状況、学校の状況がどうなっているのかということをじかにみずから検証、視察をするという姿勢において、大変重要な教育委員の仕事を全うする心意気といいますか、姿勢として私は感ずるものがあるということを評価すべきである、このように考えております。 それから、この3年の間、お子さんが次々と自殺をされたということは、私も本当に残念に思っているところでありますが、自殺の原因がいじめであるかどうかについてはよくわからないというのが現状でございます。1年前の調査結果によりますと、これは何かわからないというふうな調査結果でございましたし、ことしの白石区の事件につきましても、これは、まさに、直ちに山中委員長が委員長であります教育委員会が第三者機関による調査を開始するという素早い対応をされたわけでありまして、子どもが自殺をするということについて真剣な取り組みといいますか、原因究明をしっかりやろうという姿勢は極めて顕著なものがあるというふうに思いますし、教育委員の皆さん方の姿勢、そういったものをしっかり表明される委員長としての役割というものを十分果たされてきている、こんなふうに私は考えているところでございます。 天下りのお話がございましたけれども、特に支障がある、そういうことを、直接、天下りのことが問題になるというふうに、私は、考えて、そのことについては特に問題がないというふうに私は考えております。
三上洋右
○議長(三上洋右) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 金子やすゆき議員。 (金子やすゆき議員登壇)
金子やすゆき
◆金子やすゆき議員 議案第35号 教育委員会委員の任命につきまして、会派の中で慎重に議論をいたしましたけれども、残念ながら、賛成はできないとの結論に至り、これから反対の立場で討論いたします。 反対の第1の理由は、先月起きた中学生の自殺に関する山中教育委員長の対応です。 亡くなった中学生は、手帳にいじめられて死にたいとの書き込みを残していたにもかかわらず、山中委員長は、記者会見で、男子生徒がいじめられていたと確認できるまでには至らなかったと述べ、再発防止策の策定を調査検討委員会にゆだねたということであります。 前途ある未来をみずから閉じた中学生の悲痛な叫びに耳をふさぎ、問題究明を人任せ、委員会任せにする姿勢には、今、学校で深刻な問題となっているいじめを教育委員みずからが本気で解決しようという意思が感じられません。9月6日の教育委員会会議で、山中委員長は、命を大事にする教育を進めてきたが、まだまだ努力が足りなかったと述べたそうですが、本市では、この3年間、毎年、中学生の自殺が繰り返されています。山中委員長は、この厳しい現実をみずからの責任と受けとめられるべきです。 反対の第2の理由は、全国学力テストへ全校参加をしないと決めたことです。 札幌市を除く北海道の公立校は、全校でテストを実施し、テスト結果の分析をもとに、おのおのの学校が授業の改善と学力向上に取り組んでいます。本市でも、学力格差を解消する観点から、テストへの全校参加を望む保護者の声は大きく、実際に、昨年12月19日、私が傍聴した教育委員会会議では、複数の委員が会議の場で本市の抽出参加方式への疑問を唱えていました。しかし、山中委員長は、会議の中で、「とりあえず、来年度の全国学力・学習状況調査への対応は事務局からご説明があったとおりに」と議論を打ち切り、事実上、事務局のイエスマンとして会議を進行している現実があります。市民の多様な意見を受け入れ、委員会の総意として事務局をリードし、教育行政に反映させる教育委員長としての指導力に疑問を指摘せざるを得ません。 反対の第3の理由は、新任の委員選任の理由が説明不十分であることです。 教育委員は、市長が議会の同意を得て委員の任命を行うものであり、議会が同意を行うためには、その候補者が文教都市札幌の未来のかじ取りを行う教育委員としてふさわしい人物であるか、わかりやすい説明が必要だと思います。再任の山中さんにつきましては、これまで2期にわたり、教育委員としての実績から、その判断は容易に行えます。しかし、新任の委員についての情報は、人事案件資料に記された略歴しかありません。事務局へ説明を求めたところによると、阿部さんは保護者の枠である、それから、池田さんは精神科医の枠であるとのあいまいな説明しか得られませんでした。 昨今、問題となっている子どもの自殺、深刻ないじめ、学力低下、教職員のたび重なる不祥事など、本市の教育現場を取り巻く課題は山積しており、このような中で、教育行政の果たすべき役割は大きく、とりわけ教育委員の責務は重いのであって、議会は教育委員候補者の考えを一定程度理解した上で同意を行うべきであります。しかし、実際には、委員候補者の人となりや活動の記録はおろか、教育についてどのような見識をお持ちであるかといったごく基本的な事項の説明すらないため、これらの乏しい情報で私たちは責任を持って議案に賛成することはできません。 そもそも、教育とは、将来を担う有為な子どもたちを教え、そしてはぐくむ、極めて崇高で、かつ高い使命感を求められる仕事であり、その教育の方向性を導く教育委員が血の通わない名誉職であってよいはずがありません。これまで、本市では、教育委員の任命に当たっては、略歴書の書面しか判断材料がないという無機質な仕組みが続いてきたことに私は疑問を感じます。 教育委員会は、市長から独立した機関として設置されているにもかかわらず、その選任を市長が行うこと自体がそもそも矛盾であり、根本的には地教行法の改正が必要と考えますが、現行法においても、今後は、教育委員の選任に公募を取り入れるなど透明性を高め、より市民に開かれたわかりやすい形で学校教育の信頼回復に取り組むことが必要ではないでしょうか。 以上、3点の理由で3氏の任命に同意できないことを申し述べ、反対討論といたします。(拍手)
三上洋右
○議長(三上洋右) 以上で討論を終了し、採決に入ります。 この場合、分割して採決を行います。 まず、議案第35号を問題とします。 本件に同意することに賛成の方は、ご起立願います。 (賛成者起立)
三上洋右
○議長(三上洋右) 起立多数です。 したがって、本件は、同意されました。 次に、諮問第1号を問題とします。 本件については、推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
三上洋右
○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。 したがって、本件については、推薦することを適当と認めることに決定されました。
三上洋右
○議長(三上洋右) ここで、日程に追加して、決議案第1号 米国の新型の核性能実験に抗議する決議を議題とします。 本件は、全議員の提出によるものですので、直ちに採決に入ります。 本件を可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
三上洋右
○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。 したがって、本件は、可決されました。
三上洋右
○議長(三上洋右) お諮りします。 本日の会議はこれで終了し、明日10月4日から11月1日までは委員会審査等のため休会とし、11月2日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
三上洋右
○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。 したがって、そのように決定しました。
三上洋右
○議長(三上洋右) 本日は、これで散会します。